エブレン(6599)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。上場中止(延期)組ではなく完全新規のIPOです。
昨日IPO新規上場承認発表のあった2社のうちの1社で、もう1社のコパ・コーポレーション(7689)についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いております。
コパ・コーポレーション(7689)がIPO(新規上場)再承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。 本日またもや2社のIPO新規上場承認発表がありました。もう1社のエブレ …
エブレン(6599)の上場日は6月29日(月)で今のところは単独上場、上場市場は東証JASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はまたもや野村證券となっております。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 野村證券公式サイト
エブレン(6599)のIPO(新規上場)情報
設立:1973年10月22日
業種:電気機器
事業の内容:産業用電子機器・工業用コンピュータの設計・製造・販売
上場市場 | JASDAQスタンダード |
コード | 6599 |
名称 | エブレン |
公募株数 | 142,900株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 127,000株 |
オーバーアロットメント | 40,400株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券(前受け金不要) |
IPO引受幹事証券 | いちよし証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 楽天証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 5月25日(月) |
上場日 | 6月29日(月) |
仮条件決定日 | 6月9日(火) |
ブック・ビルディング期間 | 6月11日(木)~6月17日(水) |
公開価格決定日 | 6月18日(木) |
IPO申し込み期間 | 6月19日(金)~6月24日(水) |
吸収金額 | 3.2億円 |
想定価格 | 1,050円(105,000円必要) |
IPO幹事団(シンジケート)が3社しかないというのは申し込み作業が減るのでありがたいですね。
エブレン(6599)のIPO(新規上場)事業内容等
エブレン(6599)はグループ会社でエブレン株式会社及び連結子会社となる蘇州惠普聯電子有限公司(蘇州エブレン)の2社で構成されており、インフラシステムに使用される組込型コンピュータ(産業用コンピュータ)及びその周辺製品を事業の対象領域として捉え、保有する技術力と生産力を全分野横断的に提供することを営業の基本として、大手システムメーカー(産業用電子機器メーカーや機器装置メーカー等)に販売しております。
エブレングループが設計・製造する製品は従来からの通信・医療・交通・半導体製造装置・FA機器・計測装置・セキュリティ等のシステムに組み込まれるコンピュータに加え、最近ではIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、HPC(スーパーコンピュータ)及びエッジコンピューティング分野のコンピュータハードウェアの開発案件も増加しています。
【手取金の使途】
手取概算額131,041千円については、半導体製造装置関連の新規事業向けとして、1.半導体製造装置に実装する試作品の性能評価、及び段階的に予定している量産体制を整えるための設備資金(自動ディスペンサーやダイボンダーなど)として107,000千円、2.新規事業における運転資金として24,041千円を充当する予定であり、具体的には以下のとおりであります。
1.設備資金の内訳としては、試作を実施している新規事業の製品に関連した評価・量産用の設備投資として、2021年3月期に21,000千円、2023年3月期に86,000千円を予定しております。
2.運転資金としては、量産時の仕入増加による在庫支出として、2023年3月期に24,041千円を充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定です。
(エブレンのIPO目論見書より一部抜粋)
エブレン(6599)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
エブレン(6599)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,050円としてオーバーアロットメント含め3.2億円と規模的に東証JASDAQスタンダード市場への上場としては超小型サイズとなります。
IPO目論見書内にはコンピュータ、セキュリティ、ソリューション、さらにはIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、HPC(スーパーコンピュータ)、5G、クラウド、ビッグデータなどの人気ワードが散見され、ネット関連銘柄かと錯覚させられてしまいますが、公式サイトを見るとボードコンピュータ(プリント基板)の写真が多いことから産業用ボードコンピュータ(プリント基板)の製造販売会社であることが伺えます。
セクターも「情報・通信業」ではなく「電気機器」となっており、業態人気は薄いイメージがあり、なんとなくJASDAQスタンダードっぽい銘柄かと思います。下記画像はどこかしら昭和の匂いを感じ、設立の古さが伺えますね。
エブレン(6599)の株主にベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の上位株主やエブレン社員持株会には解除価格なしで90日間及び180日間のロックアップが掛かっております。
設立は1973年とそこそこの老舗企業。関係ありませんが管理人と同じ歳です。業績はおおむね横ばいで可もなく不可もなくといった感じで、やや地味な業態となりますが、公開規模がIPO想定価格(1,050円)ベースで3.2億円と超小型案件となることから需給不安はありません。
これまで発表されているIPO(新規上場)銘柄はなるべく小型に抑えているような印象を受けます。IPO再開はまだ不透明な要素があるため、賢明な判断かもしれませんね。
いずれにしてもさすがにこの規模で公募割れは無いかと思われるため、管理人の現時点での個人的なこのエブレン(6599)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。初値予想評価としてはA級評価といったところでしょうか。
ただしこれまたIPO株数は公募株及び売り出し合わせて2,700枚ほどしかないため、IPO主幹事がマンモス野村ということからIPO当選は容易ではないでしょうね。
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