ENECHANGE(4169)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月18日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの最後の1社です。これで12月は18社目となります。
残りの2社についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。
ウェルスナビ(7342)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。このウェルスナビ(7342)はかねてからウワサのあったIPO銘柄です。満を持しての登 …
Kaizen Platform(4170)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月18日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの1社 …
ENECHANGE(4169)の上場日は12月23日(水)で今のことろは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。まだ集計していませんが、感覚的に今年(2020年)はみずほ証券の主幹事件数が一番多そうな感じがします。このあたりについてはまた年末にでも総括記事で触れたいと思います。
11月19日(木)に交換できるくん(7695)が12月23日(水)上場で追加発表されたので上場日は2社同日上場となります。
ENECHANGE(4169)のIPO(新規上場)情報
設立:2015年4月27日
業種:情報・通信業
事業の内容:消費者向けの電力・ガス切り替えプラットフォーム「エネチェンジ 」等の運営を行うエネルギープラットフォーム事業、エネルギー会社等向けのクラウド型DXサービス「EMAP(デジタルマーケティング支援SaaS)」及び「SMAP(スマートメーター活用SaaS)」等の提供を行うエネルギーデータ事業
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4169 |
名称 | ENECHANGE |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 330,000株 |
オーバーアロットメント | 57,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 野村證券(前受け金不要) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 いちよし証券 SBI証券 マネックス証券(100%完全抽選) 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) auカブコム証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 11月18日(水) |
上場日 | 12月23日(水) |
仮条件決定日 | 12月3日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 12月7日(月)~12月11日(金) |
公開価格決定日 | 12月14日(月) |
IPO申し込み期間 | 12月15日(火)~12月18日(金) |
時価総額 | 29.9億円 |
吸収金額 | 2.2億円 |
想定価格 | 520円(52,000円必要) |
そして上記をご覧の通りこのENECHANGE(4169)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
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ENECHANGE(4169)のIPO(新規上場)事業内容等
ENECHANGE(4169)は消費者向けの電力・ガス切替サービス「エネルギープラットフォーム事業」と、電力・ガス会社向けのクラウド型DXサービス「エネルギーデータ事業」を提供しています。
エネルギー革命の軸となる「エネルギーの4D」、すなわち自由化(Deregulation)、デジタル化(Digitalization)、脱炭素化(Decarbonization)、分散化(Decentralization)に資する分野を主な事業領域としております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
電力・ガス切替プラットフォーム
月間ユニークユーザー数220万人、提携電力・ガス会社数52社によるプラットフォーム運営を通じて、電気ガスの比較から切替処理まで一気通貫で行うことができるプラットフォームです。自社メディアを経由したオンラインでの集客を基本とし、家庭から法人ユーザーまで幅広く集客を実施しております。
電力・ガス会社向けクラウド型DXサービス
電力・ガス自由化、スマートメーターのデータ解析、再生可能エネルギー発電所の運営管理など、「エネルギーの4D」の進行に伴い必要となる新たなITシステムを、エネルギー事業者向けにクラウド型で提供しています。現在は、3サービス(EMAP、SMAP、JEF)を展開しております。
【手取金の使途】
手取概算額13,920千円については第三者割当増資の手取概算額上限27,268千円と合わせた、手取概算額合計上限41,188千円について、運転資金として充当する予定であります。具体的には、当社グループが展開する2つの事業、①エネルギーの自由化領域において消費者向けに電力・ガス等の最適な選択をサポートする「エネルギープラットフォーム事業」と、②エネルギーのデジタル化領域において電力・ガス会社向けにクラウド型DXサービスを提供する「エネルギーデータ事業」の事業規模の拡大のため、エンジニア人員や営業人員等の人材採用費、人件費及び人材育成費の一部として、2021年12月期に30,000千円を充当し、残額を2022年12月期に充当する予定です。 なお、上記調達資金につきましては、具体的な支出が発生するまでは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ENECHANGEのIPO目論見書より一部抜粋)
ENECHANGE(4169)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ENECHANGE(4169)の市場からの吸収金額はIPO想定価格520円としてオーバーアロットメント含め2.2億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,800枚と少なく希少性があります。
上述の通りENECHANGE(4169)の事業内容はエネルギープラットフォーム事業及びエネルギーデータ事業ということで消費者向けには電気及びガスの切り替えサービス、エネルギー会社向けにはクラウド型DXサービスと個人及び法人向けにそれぞれのサービスを展開しております。
このENECHANGE(4169)のIPO目論見書にはこれでもかと言うほどにDX、SaaS(クラウド)、ビッグデータ、AI(人工知能)などのIPO人気ワードが盛り込まれており、あまり聞き慣れない「エネルギーテック」と言う言葉も散見されました。IPO人気ワード埋め込みは少々やる過ぎ感はありますが、流行りの「テック」を付けるとイメージが変わるため、それらを含めて一応はIPO戦略と言えるのかもしれませんね。
ENECHANGE(4169)の株主の中にはベンチャーキャピタル8社の保有株が計147万株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで1社が12万株を放出するもののまだ135万株残ります。すべてのベンチャーキャピタルの保有株には90日間のロックアップが掛かっているものの公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。今回はみずほ証券お得意の初値形成後という条件は無いため、上場時の売り圧力となる可能性があります。
事業内容に特別魅力を感じるところはありませんが、何よりも目を引くのがやはり公開規模がIPO想定価格(520円)ベースで2.2億円という極少サイズという点ですね。上場日は大型2社含め3社同日上場となり、IPOラッシュ終盤戦となることから買い疲れも出ているかと思いますが、これだけ軽量であれば需給だけでも初値は高騰することが予想されます。もちろん評価はA級評価です。
よって管理人の個人的なこのENECHANGE(4169)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行きますが、IPO株数的にも当選は困難でしょうね。単価が1,000円未満となるため200株1セット配分になるかと思われましたが、どうやらホットイシュー扱いとなるのでしょうか。今のことろ公式サイトでは100株表記となっています。
<追記>
やはりauカブコム証券がこのENECHANGE(4169)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
ENECHANGE(4169)のIPO取り扱い決定(auカブコム証券)
ENECHANGE(4169)のIPO(新規上場)業績等
ENECHANGE(4169)のIPO経営指標
ENECHANGE(4169)のIPO売上高及び経常損益
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