エキサイトホールディングス(5571)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月15日)もまたIPO新規上場承認発表が1社あり、これで4月は7社目となりました。かねてより再上場の観測のあった企業です。

IPO新規上場承認発表1社2023.3.15

エキサイトホールディングス(5571)の上場日は2023年4月19日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券大和証券2社共同主幹事となっております。

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エキサイトホールディングス(5571)のIPO(新規上場)情報

設立:2018年7月18日
業種:情報・通信業
事業の内容:プラットフォーム事業、ブロードバンド事業、SaaS・DX事業等を営むグループ会社の経営管理およびそれに附帯または関連する業務

エキサイトホールディングス(5571)IPO上場承認

上場市場東証スタンダード
コード5571
名称エキサイトホールディングス
公募株数900,000株
売出し株数0株
オーバーアロットメント135,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
大和証券
IPO引受幹事証券SBI証券
楽天証券100%完全抽選
SMBC日興証券
松井証券前受け金不要
大和コネクト証券委託幹事決定
IPO発表日3月15日(水)
上場日4月19日(水)
仮条件決定日3月30日(木)
ブック・ビルディング期間4月3日(月)~4月7日(金)
公開価格決定日4月10日(月)
IPO申し込み期間4月11日(火)~4月14日(金)
上場時発行済株式総数4,796,540株
時価総額64.2億円
吸収金額13.8億円
想定価格1,340円(134,000円必要)

そしてこのエキサイトホールディングス(5571)の2社共同主幹事の1社は大和証券となっていることから、グループ会社となる大和コネクト証券IPO委託幹事(裏幹事)に入ることがほぼ確定となります。主幹事からの委託となるため、割り当て数も多めになると思われます。

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エキサイトホールディングス(5571)のIPO(新規上場)事業内容等

エキサイトホールディングス(5571)はグループ会社で、エキサイトホールディングス株式会社及び連結子会社2社(エキサイト株式会社及びiXIT株式会社)によって構成されており、既存事業として「プラットフォーム事業」及び「ブロードバンド事業」、新規事業として「SaaS・DX事業」に取り組んでいます。

エキサイトホールディングス(5571)IPO事業概要

プラットフォーム事業

プラットフォーム事業においては「エキサイト電話占い」「エキサイトお悩み相談室」等のカウンセリングサービスや「ウーマンエキサイト」等のメディアサービスに加え、長年にわたるサービス運営により培った女性ユーザー基盤を活かした「セノバス+」等のD2Cサービスを展開しています。
エキサイトホールディングス(5571)IPOプラットフォーム事業

ブロードバンド事業

ブロードバンド事業においては、最低利用期間を設けないシンプルでわかりやすい料金体系の展開や、多種多様なユーザーニーズに対応するプラン設計を行い、業界最安基準でのサービスを提供しており、安定した成長を遂げております。
エキサイトホールディングス(5571)IPOブロードバンド事業

SaaS・DX事業

SaaS・DX事業は、TOB後に参入した新規事業であり、クラウド経営管理ソフト「KUROTEN.」やウェビナーPDCAクラウド「FanGrowth」等のSaaSサービスの提供、システム開発・運用等のDX事業を展開しております。

【手取金の使途】
手取概算額1,092,520千円に第三者割当増資の手取概算額上限166,428千円を合わせた手取概算額合計上限1,258,948千円については、①広告宣伝費として1,064,998千円(2024年3月期に552,322千円、2025年3月期に512,676千円)及び②システム開発費として193,950千円(2024年3月期に全額)にそれぞれ充当する予定であります。
なお、上記調達金額は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(エキサイトホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)

エキサイトホールディングス(5571)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

エキサイトホールディングス(5571)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,340円としてオーバーアロットメント含め13.8億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては小型サイズから中型サイズの範囲となりますが、荷もたれ感のある水準ではありません。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで9,000枚と多くもありませんが、少なくもありません。

上述の通りエキサイトホールディングス(5571)の事業内容はプラットフォーム事業、ブロードバンド事業、SaaS・DX事業等を営むグループ会社の経営管理およびそれに附帯または関連する業務ということで、グループ戦略の策定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社への専門サービスの提供を行う持株会社となります。

エキサイトは設立当初よりインターネット広告市場の成長やブロードバンド利用者数の増加を背景にインターネット関連事業を創出し続けており、TOB後はコスト構造の転換等を行い、既存事業の深化及び新規事業の探索を進め、事業領域を拡大しています。

エキサイトホールディングス(5571)IPO歴史と成長

エキサイトホールディングス(5571)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が3社344,820株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。90日間のロックアップが掛かっていますが、初値形成後であれば公開価格の1.5倍で解除され売却可能となります。

元々はエキサイト株式会社として東証JASDAQスタンダード市場に上場していましたが、エキサイトの株式取得を目的とした特定目的会社(SPC)として設立されたXTech HP株式会社エキサイトを子会社化し、TOB(株式公開買い付け)が実施され、2018年11月に上場廃止となっているため、事実上の再上場案件となります。ちなみに当時の公開買い付け価格は875円でしたので、今回のIPO想定価格(1,340円)はおよそ1.5倍となります。

エキサイト時代の既存事業(プラットフォーム事業・ブロードバンド事業)はそれなりに業界では先頭集団に入っていたのに、いつからか急激に失速したというイメージがあります。ただ一旦失速したもののTOB(株式公開買い付け)以降は新事業(SaaS・DX事業)にも注力し、また急激に成長しており、売上は横ばいで収益は低いながらもしっかり黒字化しています。

知名度もあり、事業内容はIPO市場では人気化しやすいIT関連で、セクターも人気の情報・通信業、募集株は売り出し株無しの公募株のみで、公開規模もIPO想定価格(1,340円)ベースで13.8億円と荷もたれはありません。やや人気の劣る東証スタンダード市場への上場ということや投資家から毛嫌いされやすい再上場案件という点を除けばそれほど悪い内容では無いように思えます。初値評価はC級評価といったところでしょうか。

よって現時点の管理人の個人的なこのエキサイトホールディングス(5571)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で考えています。ただ先週末の米銀シリコンバレーバンクの経営破綻に端を発した金融システムへの影響懸念が長引くようであれば、IPO参加スタンスの再考もあり得ます。ひとまず今後の市況は要注意となりそうですね。

エキサイトホールディングス(5571)のIPO(新規上場)業績等

エキサイトホールディングス(5571)のIPO経営指標
エキサイトホールディングス(5571)IPO経営指標

エキサイトホールディングス(5571)のIPO売上高及び経常損益
エキサイトホールディングス(5571)IPO売上高及び経常損益

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