GMOフィナンシャルゲート(4051)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。

本日は2社のIPO新規上場承認発表があり、偶然にも2社ともに4月上場予定だった上場中止(延期)組です。もう1社のアイキューブドシステムズ(4495)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

IPO新規上場承認発表2社2020.6.11

このGMOフィナンシャルゲート(4051)は本来なら4月30日にIPO新規上場)する予定でしたが、コロナショックからの回復時ではあったものの先行き不透明な状態だったことから4月10日に上場中止延期)を発表した企業となります。

過去GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO上場承認発表時にも考察記事を書いていることから当記事は過去記事に今の市況などを踏まえ再考察し、一部加筆修正を加えた記事となっております。

GMOフィナンシャルゲート(4051)の今回の上場日は7月15日(水)でアイキューブドシステムズ(4495)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は大和証券となっております。証券コードもIPO主幹事も変更はありません。

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GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO(新規上場)情報

設立:1999年9月7日
業種:情報・通信業
事業の内容: クレジットカード、デビットカード、電子マネー、ポイント等による対面型決済を行う決済端末の提供及び決済処理サービス

GMOフィナンシャルゲート(4051)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4051
名称GMOフィナンシャルゲート
公募株数240,000株
売出し株数208,800株
オーバーアロットメント67,300株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
みずほ証券
いちよし証券
丸三証券
GMOクリック証券委託幹事
IPO発表日6月11日(木)
上場日7月15日(水)
仮条件決定日6月26日(金)
ブック・ビルディング期間6月30日(火)~7月6日(月)
公開価格決定日7月7日(火)
IPO申し込み期間7月8日(水)~7月13日(月)
吸収金額12.4億円
想定価格2,420円(242,000円必要)

4月の上場中止(延期)組ですが、IPO幹事団(シンジケート)の変更も無く、今回は想定価格の変更も無く、IPO株数も売り出し株1,000株の削減とオーバーアロットメント分100株の削減と微々たる減少で規模の縮小もほぼありません。

GMOフィナンシャルゲート(4051)はGMOグループということから、これまでの流れ上、GMOクリック証券IPO裏幹事委託幹事)入りが期待できます。個人的にはかなり相性の良い証券会社なので、IPO裏幹事委託幹事)入りとなれば、毎回IPO裏幹事(委託幹事)のわりにはIPO株割り当て数も多いため、必然的に期待度が上がってしまいます^^

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GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO(新規上場)事業内容等

GMOフィナンシャルゲート(4051)はグループ会社で、GMOフィナンシャルゲート株式会社及び連結子会社のグローバルカードシステム株式会社並びにGMOデータ株式会社の3社からなり、電子商取引(EC)事業者を対象とする非対面決済サービス事業を展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社の連結子会社として、キャッシュレス決済市場において対面決済サービス事業を展開しております。

GMOフィナンシャルゲート(4051)IPO事業領域

対面決済サービス事業の単一セグメントで、キャッシュレスプラットフォームの提供により、あらゆる事業者のサービスに「決済という行為」を融合させ、消費者への安心、便利で簡単なサービス提供を支援しております。

GMOフィナンシャルゲート(4051)IPOキャッシュレスサービス

対面決済事業21年間の信頼と実績、あらゆる業種・業態のキャッシュレス化をご支援するキャッシュレスプラットフォーマーとして、消費者と事業者にとって安心・安全で経済合理性が高い決済サービス。決済デバイス、決済センター、入金業務までをワンストップで提供可能なため、事業者の環境に合わせた最適な決済ソリューションの提供を行っております。

GMOフィナンシャルゲート(4051)IPOキャッシュレスプラットフォーム

【手取金の使途】
手取概算額570百万円及び第三者割当増資の手取概算額上限162百万円については、事業拡大に向けてシステム及びサービスの開発資金の一部として充当する予定であり、具体的な内容及び充当時期は、1.決済システムの能力増強等に対応するためのシステム投資として592百万円(2020年9月期:100百万円、2021年9月期:400百万円、2022年9月期:92百万円)、2.新規サービスの開発投資資金として40百万円(2021年9月期:40百万円)、3.業務系システムの処理能力を増強するため等のシステム投資として100百万円(2021年9月期:100百万円)となります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(GMOフィナンシャルゲートのIPO目論見書より一部抜粋)

GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

GMOフィナンシャルゲート(4051)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,420円としてオーバーアロットメント含め12.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはまだ小型サイズと言える範囲となります。

主な事業内容は決済サービスの提供ということで政府が推進する「キャッシュレス決済」が完全に追い風となったこともあって、コロナ禍の中ではありましたが、巣ごもり消費も手伝ってか、すでに開示されている第2四半期の業績を見ると売上は若干落ちているものの、利益はしっかりとなっています。

GMOフィナンシャルゲート(4051)は東証一部に上場しているGMOペイメントゲートウェイ(3769)が親会社となるため、親子上場ということになりますが、さらにその上にも同じく東証一部に上場しているGMOインターネットグループ(9449)という親会社が存在するため、実質的には親子上場を上回る三世代上場となります。

GMOフィナンシャルゲート(4051)IPOグループ

以下の通り、GMOインターネットグループ(9449)もこのGMOフィナンシャルゲート(4051)を孫会社と位置付けているようです。なんとなく面白いですね。

GMOフィナンシャルゲート(4051)IPO孫会社

ベンチャーキャピタルの保有株が5社652,410株と比較的多くあり、今回のIPO新規上場)による売り出しで173,300株放出するものの、まだ479,110株が残ることになります。今回の公開株数とほぼ同数です。

これらベンチャーキャピタルの保有株には90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。その他60%以上の株式を保有する筆頭株主GMOペイメントゲートウェイ(3769)を含む既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。

GMOフィナンシャルゲート(4051)の上場日は7月15日(水)アイキューブドシステムズ(4495)と2社同日上場による資金分散、投資家からは敬遠されやすい親子上場を上回る三世代上場というネガティブ材料はあるものの、政策が後押しとなる時流に乗った業態はもちろん、規模が小さいことから需給面だけでも初値は大幅に高騰することが予想されます。もちろん評価は文句なしのA級評価です。

よって管理人の個人的なこのGMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。またもやIPO主幹事は大和証券ということになるため、IPO株数は公募株及び売り出し株含めて4,488枚と少ないものの、通常当選も含め、残り期限の少ないチャンス抽選によるチャンス当選にも期待したいところです。

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<追記>
やはりGMOクリック証券がこのGMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO取り扱い決定GMOクリック証券
GMOフィナンシャルゲート(4051)IPOGMOクリック証券

GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO(新規上場)業績等

GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO経営指標
GMOフィナンシャルゲート(4051)IPO経営指標2

GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO売上高及び経常利益
GMOフィナンシャルゲート(4051)IPO売上高及び経常利益2

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