HPCシステムズ(6597)がIPO(新規上場)承認発表されました。
続々と順調に9月のIPO(新規上場)が発表されてきますね。現時点でこのHPCシステムズ(6597)を含めて6社となっておりますが、例年の9月のIPO件数を見るとまだ数社発表があるかもしれません。9月後半はそれなりにタイトとなりそうです。
すでに8月に入ってしまったのでもう8月のIPO(新規上場)ステムリム (4599)1社のみと考えて良いかと思います。残念ですが仕方ないです。 その分9月のIPO(新規上場)件数が増えると良いですね。 ということでIPO閑 …
HPCシステムズ(6597)の上場日は9月26日(木)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は今年(2019年)2月からIPOステージ抽選制度が導入され注目度が高まっているSMBC日興証券となっております。
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HPCシステムズ(6597)のIPO(新規上場)情報
設立:2006年3月3日
業種:電気機器
事業の内容:科学・工学向け高性能コンピュータのソリューション提供
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 6597 |
名称 | HPCシステムズ |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 2,731,400株 |
オーバーアロットメント | 417,100株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 みずほ証券 東海東京証券 むさし証券(前受け金不要) 岩井コスモ証券 |
上場日 | 9月26日 |
仮条件決定日 | 9月6日 |
ブック・ビルディング期間 | 9月9日~9月13日 |
公開価格決定日 | 9月17日 |
IPO申し込み期間 | 9月18日~9月24日 |
想定価格 | 1,930円(193,000円) |
HPCシステムズ(6597)の売り出し株2,731,400株の一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場の海外投資家に対しても販売される予定となっています。現時点での販売数量は未定(半数未満)で最終的な内訳は公開価格決定日となる9月17日(火)に決定する予定となっております。
HPCシステムズ(6597)のIPO(新規上場)事業内容等
HPCシステムズ(6597)は専門的な知見を求められる科学技術計算用コンピュータ事業のHPC事業と安定的で信頼性の高い製品供給を求められる産業用コンピュータ事業のCTO事業の主に2つの事業を展開しております。
HPCシステムズ(6597)の事業系統図
HPC事業はハイパフォーマンスコンピューティング分野の科学技術計算に関連するソリューションの提供を行っております。学技術計算用高性能コンピュータは科学技術における問題を計算によって解決する計算科学という分野に加えて、ヒト・モノ・コトをつなぐIoT時代の社会インフラへと拡大しております。
科学技術計算用高性能コンピュータとシミュレーションソフトウェアの販売から、科学技術計算やディープラーニング(深層学習)環境を構築するシステムインテグレーションサービス、シミュレーションソフトウェアプログラムの高速化サービス、計算化学のソフトウェアプログラムの開発・販売、受託計算・科学技術研究開発支援及び導入後のサポートまでをワンストップでトータルに行う体制を構築しております。
HPCシステムズ(6597)のHPC事業
CTO事業は、顧客企業の注文仕様に応じた産業用コンピュータの開発、製造及び販売を行っております。組込コンピュータ(エンベデッド・コンピュータ)として、各種製造装置や工作機械、計測装置や検査装置の他、インフラシステムにおける監視制御、医療機器、デジタルサイネージなどに搭載され、さまざまな産業分野において活用されております。
HPCシステムズ(6597)のCTO事業
【手取金の使途】
上記の差引手取概算額76,780千円に本第三者割当増資の手取概算額上限173,399千円を合わせた手取概算額合計上限250,179千円については、135,000千円をクラウドサービス向上のためのソフトウェア開発費及びクラウド用サーバ増設費、90,000千円を検証用サーバ取得費、15,000千円を産業用コンピュータ事業の業容拡大のための工場設備投資、残額を人件費に充当する予定です。
(HPCシステムズのIPO目論見書より抜粋)
HPCシステムズ(6597)のIPO個人的主観及びIPO参加スタンス
HPCシステムズ(6597)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,930円としてオーバーアロットメント含め61.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはやや大型サイズとなり荷もたれ感を感じるサイズとなります。9月IPOはやや大型株が多い印象です。
公募株50,000株に対して売り出し株2,731,400株とおよそ55倍ほどあり、売り出し人はHPCシステムズ(6597)の筆頭株主で総株数の70%以上を保有するTKTH投資事業有限責任組合(ベンチャーキャピタル)であることから、ベンチャーキャピタルの出口(イグジット)案件感が否めません。
ただHPCシステムズ(6597)の事業内容は上述の通りとなりますが、特に以下の通りIPO市場では人気の高まりやすいビッグデータ解析に伴うクラウドサービスや人工知能(AI)などの研究開発を行っているということから業績は好調で右肩上がりで堅調に推移しています。IPO人気ワードがしっかり盛り込まれた形ですね。取引先や導入先も名だたる大手企業や官公庁がズラリとあります。
株主構成としては上記ベンチャーキャピタル(TKTH投資事業有限責任組合)が1社3,050,500株保有していますが、今回のIPO(新規上場)で2,731,400株を放出することになるため319,100株残ることになります。
しかしながらこのベンチャーキャピタルの保有株やその他上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップがしっかり掛かっているため、大きな売り圧力はありません。この点での需給不安は少ないかと思います。
事業内容にはテーマ性や将来性もあり面白そうなIPOではありますが、公開規模が大きいこと、イグジット感が強いこと、そして9月IPOの後半戦となることから多少の買い疲れが出てくることなどが現時点での懸念材料でしょうか。
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのHPCシステムズ(6597)のIPO参加スタンスは中立でまずは大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てからと言いたいところですが、内容的にはものすごく興味魅かれるため、もちろん地合い次第になると思いますが、今の気持ち的には全力申し込みスタンスで行く可能性も個人的には十分あり得ます。公募割れは無さそうな感じはするのですけどね。
上述の通り、IPO主幹事はIPOステージ抽選制度が導入されたSMBC日興証券で、管理人もコツコツと微力ではありますが、ステージを上げています。もし全力申し込みとなった場合はステージ抽選の恩恵をあやかりたいところです。
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HPCシステムズ(6597)のIPO(新規上場)業績等
HPCシステムズ(6597)のIPO経営指標
HPCシステムズ(6597)のIPO売上高及び経常損益
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