INFORICH(9338)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月16日)はIPO新規上場承認発表が1社のみありました。ペースが落ちるとその分週末あたりにしわ寄せがありそうです。
INFORICH(9338)の上場日は2022年12月20日(火)で、monoAI technology(5240)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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INFORICH(9338)のIPO(新規上場)情報
設立:2015年9月2日
業種:サービス業
事業の内容:モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」の運営、「ChargeSPOT」に付随するサイネージ広告の販売及び運営
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9338 |
名称 | INFORICH |
公募株数 | 56,100株 |
売出し株数 | 0株 |
オーバーアロットメント | 8,400株 |
IPO主幹事証券 | 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) 岡三証券 丸三証券 ちばぎん証券 ひろぎん証券 大和コネクト証券(委託幹事) 岡三オンライン(委託幹事) |
IPO発表日 | 11月16日(水) |
上場日 | 12月20日(火) |
仮条件決定日 | 12月2日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 12月5日(月)~12月9日(金) |
公開価格決定日 | 12月12日(月) |
IPO申し込み期間 | 12月13日(火)~12月16日(金) |
上場時発行済株式総数 | 1,846,620株 |
時価総額 | 81.2億円 |
吸収金額 | 2.8億円 |
想定価格 | 4,400円(440,000円必要) |
公募株式56,100株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日12月12日(月)に決定されます。
そしてこのINFORICH(9338)のIPO主幹事は大和証券となっていることから、グループ会社となる大和コネクト証券、平幹事の中には岡三証券が入っていることから、グループ会社となる岡三オンラインがそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。
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INFORICH(9338)のIPO(新規上場)事業内容等
INFORICH(9338)はグループ会社で、株式会社INFORICH及び連結子会社5社により構成されており、事業はChargeSPOT事業の単一セグメントで、サービスは日本初の持ち運び可能なスマホ充電器のシェアリングサービスである「モバイルバッテリーシェアリングサービス」と当該モバイルバッテリーのバッテリースタンドそのものをシェアリング媒体として広告サービスを提供する「サイネージサービス」の2つで構成されています。
モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」は、「どこでも借りられて、どこでも返せる」をコンセプトに2018年4月から開始した、主にスマートフォン向けの充電器の貸出サービスであります。
各バッテリースタンドのサイネージ画面を広告枠として、広告主や設置先等に提供しており、配信内容は全国規模のPRから近隣地区への告知まで、エリア、業種業態、ブランドやターゲットに合わせた自由なカスタマイズが可能となっており、設置施設毎に独自のサイネージ配信を行っております。
「ChargeSPOT」の利用料金は最初の30分未満で165円、6時間未満330円、24時間未満480円、48時間未満660円、その後は24時間につき330円の追加と設定し、利用可能時間は120時間を上限としており、レンタル開始後120時間を超えた場合はそれまでの利用料金と違約金1,650円を含む合計3,300円を徴収することとしております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額227,840千円及び第三者割当増資の手取概算額上限35,960千円については、設備資金(モバイルバッテリー及びバッテリースタンドの取得)として2023年9月までに充当する予定であります。
(INFORICHのIPO目論見書より一部抜粋)
INFORICH(9338)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
INFORICH(9338)の市場からの吸収金額はIPO想定価格4,400円としてオーバーアロットメント含め2.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで561枚とかなり少ない上に海外投資家への販売もあります。
上述の通りINFORICH(9338)の事業内容はモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」の運営、「ChargeSPOT」に付随するサイネージ広告の販売及び運営ということで、どこでも借りられて、どこでも返せるスマホ充電レンタル「ChargeSPOT(チャージスポット)」を展開しています。
この「ChargeSPOT」はコンビニや駅、携帯ショップなど全国30,000カ所以上に設置され、3タイプのケーブル(USB-C・iOS・Micro USB)を内蔵し、 ほぼ全てのスマホ充電に対応しています。ChargeSPOTアプリのほか、PayPayアプリ、d払いアプリなどのスマホ決済アプリからモバイルバッテリーをスマホ一つで簡単にレンタルすることが可能で、バッテリースタンドは設置施設の要望に柔軟に対応できるようにサイズ別に5つのモデルを展開しています。
INFORICH(9338)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株(多数のため件数未確認)がありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しには応じておりません。ほぼすべて既存株主とともに90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、珍しいのは公開価格の2.0倍か11,466円のいずれか高い方で解除され売却可能という、あまり見慣れないタイプのロックアップとなっていることです。
今や老若男女問わず生活の必需品となっているスマートフォン。中でも特に必須と言えるスマホ充電で、そのシステムが持ち運び可能となるとニーズは多そうです。ただそれより何よりIPO目線で見ると公開規模がIPO想定価格(4,400円)ベースで2.8億円と超ミニマム級となり、IPO株数は売り出し株無しで公募株のみでわずか561枚しかありません。ここまでIPO株が少ないのはこれまで管理人の記憶にはありません。しかもこの少なさで更に海外投資家への販売もあるのですから、もう意味がわからないレベルです^^;
業績は売上は右肩上がりで収益は赤字続きと典型的な赤字のグロース株ですが、このINFORICH(9338)の規模と内容であれば12月IPOラッシュの真っ只中でも需給ひっ迫は必然となりそうです。初値は需給のみでも11,466円は超えて来ることが予想されるため、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株などが無ければS級評価でも良さそうでしたが、さすがに公開価格の2.0倍~11,466円あたりでいくつかベンチャーキャピタル(投資ファンド)が動いてくると想定するとA級評価が精一杯といったところになりそうです。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのINFORICH(9338)のIPO参加スタンスは参加の積極方向で行く方向で考えます。IPO主幹事は大和証券となりますが、平幹事の中にはSBI証券の名前もあるため、値ガサでもあることからIPOチャレンジポイント保有上位の方は使用を考えている可能性もありそうです。管理人程度の保有数では箸にも棒にもかからないでしょうね。
INFORICH(9338)のIPO(新規上場)業績等
INFORICH(9338)のIPO経営指標
INFORICH(9338)のIPO売上高及び経常損益
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