jig.jp(5244)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。「jig.jp」と書いて「ジグジェイピー」と読みます。

昨日(11月17日)IPO新規上場承認発表があった5社のうちの最後の5社目となります。やっと終わったと思えばまた本日(11月18日)も3社のIPO新規上場承認発表がありました。しかも東京証券取引所で2社と名古屋証券取引所で1社の変化球です。

IPO新規上場承認発表5社2022.11.17

当記事はjig.jp(5244)のIPO詳細記事となりますが、残り4社のアイズ(5242)とnote(5243)とサンクゼール(2937)とコーチ・エィ(9339)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

jig.jp(5244)の上場日は2022年12月22日(木)で、コーチ・エィ(9339)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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jig.jp(5244)のIPO(新規上場)情報

設立:2003年5月28日
業種:情報・通信業
事業の内容:ライブ配信事業「ふわっち」を中心とした一般消費者向け関連事業及び自治体向け・企業向け関連事業

jig.jp(5244)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード5244
名称jig.jp
公募株数57,000株
売出し株数3,238,400株
オーバーアロットメント494,300株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
IPO引受幹事証券野村證券(前受け金不要
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
岩井コスモ証券
極東証券
東海東京証券
マネックス証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
IPO発表日11月17日(木)
上場日12月22日(木)
仮条件決定日12月6日(火)
ブック・ビルディング期間12月7日(水)~12月13日(火)
公開価格決定日12月14日(水)
IPO申し込み期間12月15日(木)~12月20日(火)
上場時発行済株式総数42,054,000株
時価総額130.3億円
吸収金額11.7億円
想定価格310円(31,000円必要)

売出株式3,238,400株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日12月14日(水)に決定されます。

このIPO幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無さそうです。

jig.jp(5244)のIPO(新規上場)事業内容等

jig.jp(5244)はグループ会社で、株式会社jig.jp及び連結子会社2社(株式会社A Inc.及び株式会社B Inc.)の計3社で構成されており、一般消費者向け関連事業として「ライブ配信事業」「ブラウザ事業」「その他事業」、自治体向け・企業向け関連事業として「こどもパソコン事業」「オープンデータプラットフォーム事業」などを主な事業としています。

jig.jp(5244)IPO事業内容

ライブ配信事業

ライブ配信サービス「ふわっち」を提供しております。「ふわっち」ではスマートフォンやPCを用いて誰でも簡単にライブの視聴、配信を行うことができます。ユーザーは、スマートフォンに搭載されたカメラ等を通じてライブ配信を行う配信ユーザーと、そのライブ配信をスマートフォンやPCを通じてリアルタイムで視聴する視聴ユーザーに大別されます。ユーザーはライブ配信及びライブ配信の視聴を原則として無料で行うことができ、配信ユーザーによるライブ配信は「ふわっち」内で全てのユーザーが自由に視聴することができます。

ブラウザ事業

フィーチャーフォン向けフルブラウザアプリ「jigブラウザ」を提供しております。「jigブラウザ」は、フィーチャーフォンからのPCサイト閲覧を実現するフルブラウザアプリです。現在では、ほとんどのwebサイトがPC向け又はスマートフォン向けで提供されておりますが、フィーチャーフォンからでも、それらのPC向け又はスマートフォン向けwebサイトを閲覧できるサービスとなります。

その他事業

その他事業として、Twitterクライアント事業のサービスを提供しております。また、アドネットワーク各社から「jigtwi」への広告掲載による報酬を受領しております。

こどもパソコン事業

当社所有の商標権「IchigoJam」を使用したプログラミング専用こどもパソコンを委託先が生産・販売することにより、その販売台数に応じた一定のライセンス料を委託先より受領し、収益を獲得するものであります。プログラミングや電子工作について学ぶ場を提供している企業や学校等でプログラミング教材として活用されております。

オープンデータプラットフォーム事業

当サービスは、契約先の自治体に対して自治体から公開されているファイル形式(EXCEL、PDF、CSV、XMLなど)を、全国で統一されている形式(LinkedRDF)へ簡単に変換し、公開できるプラットフォームを提供し、その利用料として各委託先自治体よりプラットフォーム利用料を受領し、収益を獲得するものであります。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額11,256千円については、主要事業であるライブ配信サービスの更なる拡大、収益の多様化のための採用費及び人件費として2024年3月期に全額を充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(jig.jpのIPO目論見書より一部抜粋)

jig.jp(5244)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

jig.jp(5244)の市場からの吸収金額はIPO想定価格310円としてオーバーアロットメント含め11.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどの水準ではありません。IPO株数は低位株となることから公募株及び売り出し株合わせて32,954枚と多めにありますが、海外投資家への販売や親引け(売付け)もあります。

上述の通りjig.jp(5244)の事業内容はライブ配信事業「ふわっち」を中心とした一般消費者向け関連事業及び自治体向け・企業向け関連事業ということで、誰でもライブ配信と視聴ができる、みんなのライブ配信「ふわっち」を中心に、B2C及びC2Cのソフトウェア・アプリのサービス開発を行っています。

jig.jp(5244)のライブ配信サービス「ふわっち」は30~40代をメインユーザー層としており、アマチュアの配信ユーザー層が多数を占めることで他社との差別化を図っています。具体的には以下3点がライブ配信サービス「ふわっち」の強みとなっています。

jig.jp(5244)IPOライブ配信事業の強み

jig.jp(5244)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が5社17,886,000株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで2,100,000株放出しますが、15,786,000株残ります。90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

公開規模はIPO想定価格(310円)ベースで11.7億円と荷もたれ感が無い上に、売出株式3,238,400株のうちの一部(3億1,000万円分)は中長期的な協業の取り組み及び福利厚生のため指定販売先(親引け先)に売付けする予定となっているため、海外投資家への販売分(未定)も含めると、公開規模は今よりもさらに縮小されます。

IPO市場では人気化しやすいセクター(情報・通信業)で、事業内容もライブ配信とイマドキ、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が多いものの、90日経過か公開価格の1.5倍までは売却不可となるため、note(5243)同様に低位株であることも含め、1.5倍までは個人投資家の買いだけでも十分上昇の余地がありそうです。初値は公開価格の1.5倍を意識した展開になることを想定すると、初値評価はC級評価と言ったところでしょうか。

上場日はIPOラッシュ中盤戦となる12月22日(木)で、コーチ・エィ(9339)と2社同日上場、買い疲れや資金分散の影響は避けられませんが、さすがにこの規模で公募割れするイメージも浮かびません。よって現時点での管理人の個人的なこのjig.jp(5244)のIPO参加スタンスは参加の方向で行く予定です。一見するとIPO株数が多くありますが、海外投資家への販売分や親引け分を差し引くとIPO当選は狭き門となりそうです。

jig.jp(5244)のIPO(新規上場)業績等

jig.jp(5244)のIPO経営指標
jig.jp(5244)IPO経営指標

jig.jp(5244)のIPO売上高及び経常損益
jig.jp(5244)IPO売上高及び経常損益

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