キッズスター(248A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が3社ありました。週末ということもあり、いよいよ秘めていたIPOの悪いクセが出てしまったようですね。
当記事はひとまずキッズスター(248A)のIPO紹介記事となりますが、残り2社のアスア(246A)とAiロボティクス(247A)のIPO詳細についてはそれぞれまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンク致します。
キッズスター(248A)の上場日は2024年9月26日(木)で、INGS(245A)とアスア(246A)と上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば4社同日上場となります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
キッズスター(248A)のIPO(新規上場)情報
設立:2014年10月20日
業種:情報・通信業
事業の内容:ファミリー向け社会体験アプリ「ごっこランド」の開発・運営及びイベントの企画・運営、子ども向けプロダクトを通じた、企業・団体の事業開発支援
上場市場 | 東証グロース |
コード | 248A |
名称 | キッズスター |
公募株数 | 700,000株 |
売出し株数 | 0株 |
オーバーアロットメント | 100,000株 |
IPO主幹事証券 | 岡三証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 野村證券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 極東証券 松井証券(前受け金不要) 丸三証券 三田証券 楽天証券(100%完全抽選) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 8月23日(金) |
上場日 | 9月26日(木) |
仮条件決定日 | 9月5日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 9月9日(月)~9月13日(金) |
公開価格決定日 | 9月17日(火) |
IPO申し込み期間 | 9月18日(水)~9月24日(火) |
上場時発行済株式総数 | 2,500,000株 |
時価総額 | 64.0億円 |
吸収金額 | 20.4億円 |
想定価格 | 2,560円(256,000円必要) |
そしてこのキッズスター(248A)のIPO主幹事は岡三証券となっているため、グループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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キッズスター(248A)のIPO(新規上場)事業内容等
キッズスター(248A)は子どもの夢中に寄り添い、育て、活性化することで、子どもの成長をサポートしていくことを目的とし、インターネットメディア事業として、主にファミリー向けデジタルコンテンツの開発を行い、スマートデバイスを通じて社会との繋がりを作り、子どもたちが楽しみながら「社会体験(ごっこ遊び)」ができるソリューションとして、アプリサービスの「ごっこランド」を提供しています。
「ごっこランド」は、2013年5月より開始された「子どもたちの身の回りにある商品、サービス、社会インフラの全てをスマートデバイス上のアプリを通じて体験し学べるようにすることにより、興味・関心を喚起し、夢との出会いや将来の可能性を広げていきたい」という想いが込められた同社の事業軸となるサービスとなります。
「ごっこランド」は、子ども達が楽しみながら「社会体験(ごっこ遊び)」が可能となるアプリですが、そのビジネスモデルは、子どもユーザーの利用を無料とする一方、企業・団体から、出店料を収受しております。
【手取金の使途】
手取概算額1,643百万円については第三者割当増資の手取概算額上限235百万円と合わせて、①人件費及び手数料等の資金として987百万円(2024年12月期に23百万円、2025年12月期に257百万円、2026年12月期以降に706百万円)、②開発活動に関する外部リソース活用費用として、478百万円(2024年12月期に45百万円、2025年12月期に160百万円、2026年12月期以降に271百万円)、③販売促進費、広告宣伝費として284百万円(2024年12月期に16百万円、2025年12月期に94百万円、2026年12月期以降に173百万円)、④その他企業運営全般の費用として129百万円(2024年12月期に3百万円、2025年12月期に38百万円、2026年12月期以降に87百万円)に充当する予定です。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等での運用を検討しております。
(キッズスターのIPO目論見書より一部抜粋)
キッズスター(248A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
キッズスター(248A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,560円としてオーバーアロットメント含め20.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO募集株数は売り出し株無しの公募株のみでOA分含め800,000株と多くはありません。
上述の通りキッズスター(248A)の事業内容はファミリー向け社会体験アプリ「ごっこランド」の開発・運営及びイベントの企画・運営、子ども向けプロダクトを通じた、企業・団体の事業開発支援ということで、企業とファミリーをつなぐ社会体験アプリ「ごっこランド」、街の魅力をPRするための地域体験ガイドブック「ジモトガイド」、親子で楽しむ企業体験型リアルイベント「ごっこランドEXPO」、スマートデバイス向けコンテンツの企画、開発、運用などの「サービスデザイン・受託開発」など4つのソリューションを提供しています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
キッズスター(248A)の筆頭株主は東証グロース市場上場のくふうカンパニー(4376)で、今回のIPO(新規上場)に際する新株式発行で保有割合は34.7%となり、このくふうカンパニー(4376)の取締役兼代表執行役の穐田誉輝氏の保有株(700,000株)を合わせると62.7%となる見込みで、売り出しでの放出も無く、引き続き過半数以上を保有し、連結子会社として維持されるため、実質的には親子上場となります。
アプリのダウンロード数はすでに1,000万ダウンロードを超えており、利用企業(自治体含む)も100社超え、世の中的には少子高齢化が進んでいるものの、業績はグロース企業らしく売上収益ともに右肩上がりで好調に推移しています。投資家から毛嫌いされやすい親子上場となりますが、今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみと既存株主の換金色はありません。
公開規模はIPO想定価格(2,560円)ベースで20.4億円とやや荷もたれ感のある中規模サイズで、上場日(9月26日)も4社同日上場で資金分散の影響を受けることになりますが、平常地合いであれば堅調なスタートが見込めそうな雰囲気を感じます。ひとまずの初値評価はC級評価といったところが妥当でしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのキッズスター(248A)のIPO参加スタンスは参加の方向で行く予定で考えています。IPO主幹事は準大手証券の岡三証券ということで、簡単ではないものの、大手五大証券ほどの口座数は無く、ライバル(IPO愛好家)も比較的少ないと思われるため、まだIPO当選の可能性はあるかもしれませんね。
キッズスター(248A)のIPO(新規上場)業績等
キッズスター(248A)のIPO経営指標
キッズスター(248A)のIPO売上高及び経常利益
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