マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(1月20日)IPO新規上場承認発表があった2社のうちのもう1社です。
本日は金曜日なので恒例の週末シフトで行くと1社から2社程度のIPOが発表されて、ひとまず2月は10社程度で終了というスケジュール感でしょうか。
すでにもう1社のBeeX(4270)のIPO詳細については下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。
BeeX(4270)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。社名は「BeeX」と書いて「ビーエックス」と読みます。本日はまたもやIPO新規上場承認発 …
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)の上場日は2022年2月25日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もこれまたIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO(新規上場)情報
設立:1991年5月24日
業種:情報・通信業
事業の内容:不動産情報プラットフォーム事業
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 5025 |
名称 | マーキュリーリアルテックイノベーター |
公募株数 | 335,000株 |
売出し株数 | 200,000株 |
オーバーアロットメント | 80,000株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 岡三証券 マネックス証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) あかつき証券 極東証券 東海東京証券 むさし証券 SBIネオトレード証券(委託幹事) auカブコム証券(委託幹事) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 1月20日(木) |
上場日 | 2月25日(金) |
仮条件決定日 | 2月4日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 2月8日(火)~2月15日(火) |
公開価格決定日 | 2月16日(水) |
IPO申し込み期間 | 2月17日(木)~2月22日(火) |
時価総額 | 32.8億円 |
吸収金額 | 7.3億円 |
想定価格 | 1,200円(120,000円必要) |
以下の通り東証の新規上場会社概要書には今年(2022年)4月4日の市場再編でこのマーキュリーリアルテックイノベーター(5025)はグロース市場に上場となる予定となっております。
そしてこのマーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO主幹事はSBI証券ということで、当然のごとくIPO幹事団(シンジケート)は二桁(10社)と多めです。
そこにIPO主幹事がSBI証券となることからSBIネオトレード証券のIPO委託幹事(裏幹事)入りがすでに決まっており、平幹事の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券と岡三証券が入っていることから、それぞれグループ会社となるauカブコム証券と岡三オンライン証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。最終的には13社まで増えるでしょうかね。
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マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO(新規上場)事業内容等
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)は「不動産ビッグデータ×Technology」を事業コンセプトとし様々なサービスを展開しております。事業は不動産マーケティングソリューションの単一セグメントですが、その中で「プラットフォーム事業」「デジタルマーケティング事業」の2つの事業と「その他サービス」を運営しております。
プラットフォーム事業では新築マンション業界向けに「サマリネット」「リアナビ」など不動産に関連するデータベースを活用したSaaS型マーケティングシステムを提供しており、中古マンション流通業界向けには、新築マンション販売当時に配布されたマンションのコンセプトブック、間取り図面集及び価格表からなるパンフレットの画像データなどの情報が取得できる「データダウンロードサービス」を提供しております。
分譲マンション事業向けのマーケティングノウハウや当社保有の不動産データベースを活用して、インターネット広告の運用、アクセス解析及びバナーやランディングページなどクリエイティブ素材の提供、物件サイトの制作等を行っております。
その他サービスとしてマーキュリーリアルテックイノベーター社所有の不動産データベース及び顧客の社内システムやWebサービスとデータベースとの連携システムの開発経験等に基づき、ターゲットを絞り込んでダイレクトメールの配送を行う独自のダイレクトメールの配送サービス「タウンマンションプラス」、サマリネットやリアナビ等の開発・運用実績やデータベース構築ノウハウ等を活かし、システムの受託開発を行う「システム開発」、戸建ての外壁塗装のリフォームを行う「リフォーム」、マンションオーナーに向けた情報提供サービス「マンションバリュー」などのサービスを展開しております。
【手取金の使途】
差引手取概算額354,840千円及び第三者割当増資の手取概算額上限88,320千円を合わせた手取概算額合計上限443,160千円については、①システム人材の採用費、②不動産マーケティングシステムの開発費用、③不動産仲介事業者(中古領域)向けの新規サービスの開発費用、④社内業務効率化のためのRPAの導入費用に充当する方針であります。
なお、上記調達資金については、各々の具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(マーキュリーリアルテックイノベーターのIPO目論見書より一部抜粋)
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,200円としてオーバーアロットメント含め7.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて5,350枚と少なめです。当選確度も低めでしょうかね。
上述の通りマーキュリーリアルテックイノベーター(5025)の事業内容は不動産情報プラットフォーム事業ということで、不動産関連銘柄はIPO市場では特に地合いに左右されやすく人気化しにくい業態となりますが、唯一人気化が見込める不動産とテクノロジーを掛け合わせた、いわゆる「不動産テック」という位置付けとなります。
SaaS型不動産情報プラットフォーム「Realnet(リアルネット)」や仲介向けコンテンツプラットフォーム「新築時の物件パンフレットDLサービス」、不動産マーケティングシステム「サマリネットシリーズ」、ASP型の不動産マーケティングサービス「リアナビ」などビッグデータを活かした様々なプラットフォームサービスを提供しています。
設立からおよそ30年以上と、なかなかの老舗感があり今さら上場感は否めません。沿革を見ると昨年(2021年)10月に株式会社マーキュリーから今の株式会社マーキュリーリアルテックイノベーターに社名変更しています。上場を見据えた社名変更だったのかもしれませんね。
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)の株主の中にベンチャーキャピタルや投資ファンドの保有株は無く、既存の上位大株主には90日間及び180日間のロックアップが掛かっています。ただし一部(110,000株)のみ公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
公開規模はIPO想定価格(1,200円)ベースで7.3億円と小型で、業績を見ても売上はやや頭打ち感があるものの収益は順調に伸ばしています。VC不在のビッグデータを活用した不動産テックという人気業態から老舗企業という安定感を差し引くと、ひとまずの初値評価はB級評価といったところが妥当でしょうか。
今年(2022年)に入って足元の環境(特に新興市場)は悪くなる一方で直近IPOにも資金が入っていない状況下ではありますが、さすがにこのサイズと業態で公募割れというシナリオは考えにくく、初値は堅調にスタートすることが予想されるため、管理人の個人的なこのマーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。
IPO主幹事はSBI証券ということで、IPOチャレンジポイントを使うという選択肢もあるかもしれませんが、個人的に今の不安定な環境と低位株となることから、現時点でのIPOチャレンジポイントの使用は考えておりません。IPOチャレンジポイントの考察(ポイントボーダーや配分枚数など)についてはまたあらためてマーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO初値予想記事のときに書かせて頂きたいと思います。
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO(新規上場)業績等
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO経営指標
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO売上高及び経常利益
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