名南M&A(7076)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。10月17日(木)にIPO新規上場承認発表されたトゥエンティーフォーセブン(7074)以来なのでおよそ10日ぶりとなります。そして12月第一号IPOの登場で、いよいよ恒例の12月IPOラッシュの幕開けとなるでしょうか。
名南M&A(7076)の上場日は12月2日(月)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる名古屋証券取引所の新興市場となるセントレックス市場への上場で、IPO主幹事は東海東京証券となっております。久しぶりのIPO主幹事としての登場です。この東海東京証券は個人的には非常に相性の良い証券会社です。
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名南M&A(7076)のIPO(新規上場)情報
設立:2014年10月2日
業種:サービス業
事業の内容:M&Aの仲介・コンサルティング
上場市場 | 名証セントレックス |
コード | 7076 |
名称 | 名南M&A |
公募株数 | 180,000株 |
売出し株数 | 260,000株 |
オーバーアロットメント | 66,000株 |
IPO主幹事証券 | 東海東京証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 SBI証券 岡三証券 エース証券 岡三オンライン証券(委託幹事) 松井証券(委託幹事) |
上場日 | 12月2日 |
仮条件決定日 | 11月12日 |
ブック・ビルディング期間 | 11月14日~11月20日 |
公開価格決定日 | 11月21日 |
IPO申し込み期間 | 11月22日~11月27日 |
吸収金額 | 8.1億円 |
想定価格 | 1,610円(161,000円必要) |
さらに上記をご覧の通りこの名南M&A(7076)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券の名前があるため数枚レベルになると思いますが、IPO申し込み時の前受け金が不要の岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
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名南M&A(7076)のIPO(新規上場)事業内容等
名南M&A(7076)は譲渡を希望する企業と買収を希望する企業の引き合わせから、提携条件の調査、契約書類の作成、取引の実行に至るまでの一連のM&Aプロセスにおいて、クライアントを支援しています。
中立的な立場で提携条件を調整し、譲渡先と買収先の双方から報酬を受領する業務と譲渡先(買収先)の立場に立って支援し、譲渡先(買収先)のみから報酬を受領する業務を基本事業として行っています。
他にも企業評価、契約書類の作成支援、コンサルティング業務等、一連のM&Aプロセスの中の一部業務も行っており、立場や業務範囲は案件ごとに異なりますが、すべてM&A仲介業務となります。
【手取金の使途】
手取概算額259,616千円については、第三者割当増資の手取概算額上限97,759千円と合わせた手取概算額合計上限357,375千円全額を運転資金に充当する予定であります。
(名南M&AのIPO目論見書より抜粋)
名南M&A(7076)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
名南M&A(7076)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,610円としてオーバーアロットメント含め8.1億円と規模的に東証本則市場への上場であれば小型サイズとなりますが、名証セントレックス市場への上場としては中型でやや荷もたれ感を感じるサイズとなります。資金の集まりにくい地方新興市場への上場は不利ですね。
それにしても名証セントレックス単独上場はいつぶりでしょうか。東証と同日上場や名古屋本則(一部、二部)市場への上場はポツポツとありましたが、少なくとも管理人の記憶では名証セントレックス単独上場は2~3年は無かったように思います。調べればわかることですが調べていません^^;
名南M&A株式会社としての社歴は2014年設立とまだ浅いですが、名南コンサルティングネットワークというグループ企業としては50年以上の歴史があり、特に東海地方では有名なM&A仲介業者のようです。
260,000株の売り出し株放出元はすべてこの名南M&Aの親会社となる株式会社名南経営コンサルティングで既存株主にはベンチャーキャピタルの保有株も無く、その他の大株主には解除価格無しで180日間のロックアップも掛かっております。株主の中に多くの地方銀行や信用金庫の名前がズラリと並んでいる点はM&A企業っぽいですね。
ようやく待ちに待ったIPO(新規上場)の登場ですが、地方上場というのが少々残念です。M&A仲介関連IPOも一時期は盛り上がりを見せていましたが、最近は新規性もなく、特に目立ったIPOも記憶にはありません。それでも業績は堅調で特に直近は急激に伸びていることからM&Aのニーズ自体はまだまだ多いのでしょうね。
しかし上述の通り名南M&A(7076)は上場市場が地方上場(名証セントレックス)で公開規模が8.1億円と地方の新興市場上場案件としては大きいため好発進するのは厳しそうな気がします。
とりあえず現時点での管理人の個人的なこの名南M&A(7076)のIPO参加スタンスは大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てから決めたいとは思いますが、第一印象ではスルーが濃厚です。個人的に相性の良い東海東京証券主幹事案件なので残念ですが。感覚的には当選確率はそこそこ高いような気がします。
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<追記>
やはり岡三オンライン証券がこの名南M&A(7076)のIPO裏幹事(委託幹事)になると正式に公式サイトで発表がありました。
名南M&A(7076)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
名南M&A(7076)のIPO(新規上場)業績等
名南M&A(7076)のIPO経営指標
名南M&A(7076)のIPO売上高及び経常利益
みずほ証券で補欠当選していたダブルエー(7683)ですが、補欠申し込みしましたが繰り上がりませんでした。後期抽選型の楽天証券も落選となりました。嬉しいようなホッとしたような複雑な心境です^^;
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