守谷輸送機工業(6226)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(2月14日)はIPO新規上場承認発表が1社ありましたので、これで3月は5社目となります。かなりローペースに感じますが、やはりこの流れは月末に固める気でしょうか。
守谷輸送機工業(6226)の上場日は2022年3月17日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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守谷輸送機工業(6226)のIPO(新規上場)情報
設立:1950年3月30日
業種:機械
事業の内容:荷物用エレベーター等の製造、据付工事、販売及び保守・修理事業
上場市場 | 東証二部 |
コード | 6226 |
名称 | 守谷輸送機工業 |
公募株数 | 2,130,000株 |
売出し株数 | 2,130,000株 |
オーバーアロットメント | 639,000株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | 東海東京証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 マネックス証券(100%完全抽選) SBI証券 auカブコム証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 2月14日(月) |
上場日 | 3月17日(木) |
仮条件決定日 | 3月1日(火) |
ブック・ビルディング期間 | 3月2日(水)~3月8日(火) |
公開価格決定日 | 3月9日(水) |
IPO申し込み期間 | 3月10日(木)~3月15日(火) |
時価総額 | 133.4億円 |
吸収金額 | 37.7億円 |
想定価格 | 770円(77,000円必要) |
以下の通り東証の新規上場会社概要書には今年(2022年)4月4日の市場再編でこの守谷輸送機工業(6226)はスタンダード市場に上場となる予定となっております。
そしてこの守谷輸送機工業(6226)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。
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守谷輸送機工業(6226)のIPO(新規上場)事業内容等
守谷輸送機工業(6226)はグループ会社で、守谷輸送機工業株式会社と非連結子会社1社(上海守谷電梯有限公司)の計2社により構成されており、国内及び海外において、エレベーター等の製造、販売、据付及び保守・修理事業を行っております。
国内では主に荷物用及び船舶用エレベーターに係る事業活動を営んでおり、守谷輸送機工業が2つの工場とテクニカルセンター、8つの支店・事務所及び保守・修理業務の委託先として48のサービス拠点を有して国内の全地域をカバーしているほか、本社内に「守谷サービス情報センター」を設置し、保守契約先からのエレベーター等の異常/故障の発生連絡に対して24時間365日の受付対応を行うなど、経営資源をエレベーター事業に集中して投下することで顧客の様々なニーズに応えています。
海外では上海守谷電梯有限公司が中国における資材調達窓口として守谷輸送機工業の購買代理業務を担っており、守谷輸送機工業グループの仕入コストの低減に重要な役割を果たしているほか、中国における船舶用エレベーターの据付、保守業務等を展開しております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額1,487,892千円については、①工場の新設及び生産設備の更新・合理化投資等として820,315千円、②DX(デジタルトランスフォーメーション)及びシステム化投資に125,414千円、③本社部門の一部移転等の費用として312,163千円、④人材採用に伴う人件費に97,000千円及び⑤借入金の返済に133,000千円を充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(守谷輸送機工業のIPO目論見書より一部抜粋)
守谷輸送機工業(6226)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
守谷輸送機工業(6226)の市場からの吸収金額はIPO想定価格770円としてオーバーアロットメント含め37.7億円と規模的に東証二部市場への上場としては中型サイズとなり、今の環境下ではかなり荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて42,600枚と多くありますが、海外投資家への販売はありません。
上述の通り守谷輸送機工業(6226)の事業内容は荷物用エレベーター等の製造、据付工事、販売及び保守・修理事業ということで、荷物用及び船舶用エレベーターの中ではトップシェアを誇る中小荷物用エレベーターのパイオニアとなります。
守谷輸送機工業製エレベーターは国際標準化機構「ISO 9001」を取得した世界レベルの品質で、自動車用など中大型エレベーターは床の剥がれやたわみが少なく堅牢性(けんろうせい)に優れ、冷凍・冷蔵倉庫向けエレベーターは結露対策などを施すなど、建物の用途や使用環境に応じた性能及び機能の確保を行っており、顧客の様々なニーズに対応したフルカスタマイズの製品を展開しています。
社名は「守谷輸送機工業」と漢字社名で、設立(1950年)からおよそ70年以上の老舗企業と、社会的信頼度は高いものの、お世辞にもIPO向きとは言えず、今さら上場感が否めません。業績もおおむね横ばいで、まさに東証二部上場らしい地味なIPO案件となります。当然ながらというのも語弊がありますが、株主の中にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株もありません。
それにしても今の時期にこの規模感の案件を持って来るというのはなかなか肝が据わっているように感じます。ただのKYかもしれませんが。とりあえずIPO発表だけはしておいて、悪環境が続いていれば上場中止という選択も織り込んでいるパターンでしょうか。いずれにしてもこの内容であれば初値評価はやはりD級評価と言うのが妥当なところになりそうです。
現時点でIPO参加スタンスを決めるにはまだ時期尚早かもしれませんが、管理人の個人的なこの守谷輸送機工業(6226)のIPO参加スタンスはスルーとなりそうな気がしています。ちなみにIPO主幹事はSMBC日興証券で、IPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため、とりあえず申し込んでおいて当選してから考えるというプランは使えません(使わない方が良い)のでご注意下さい。
守谷輸送機工業(6226)のIPO(新規上場)業績等
守谷輸送機工業(6226)のIPO経営指標
守谷輸送機工業(6226)のIPO売上高及び経常利益
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