ニューラルポケット(4056)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。

なんとなく今週も金曜日にIPO新規上場承認発表があると思っていましたが、金曜日にから土曜日に掛けて個人的な所用で出掛けており、記事更新が遅くなってしまいました。申し訳ございません。気にし過ぎかもしれませんが、3週連続で金曜日にIPO新規上場承認発表を持って来るのは何かしら意図的なものがあるように感じます。

ニューラルポケット(4056)の上場日は8月20日(木)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。

ニューラルポケット(4056)のIPO(新規上場)情報

設立:2018年1月22日
業種:情報・通信業
事業の内容:AIエンジニアリング事業(独自開発のAIアルゴリズムによる画像・動画解析技術とエッジコンピューティング技術の活用によるソリューション提供)

ニューラルポケット(4056)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4056
名称ニューラルポケット
公募株数415,000株
売出し株数163,000株133,600株
オーバーアロットメント86,700株82,200株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券野村證券
SMBC日興証券
大和証券
いちよし証券
SBI証券
マネックス証券
楽天証券
岡三証券
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日7月10日(金)
上場日8月20日(木)
仮条件決定日7月31日(金)
ブック・ビルディング期間8月4日(火)~8月11日(火)
公開価格決定日8月12日(水)
IPO申し込み期間8月13日(木)~8月18日(火)
吸収金額8.7億円
想定価格1,320円(132,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのニューラルポケット(4056)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
岡三オンライン証券

ニューラルポケット(4056)のIPO(新規上場)事業内容等

ニューラルポケット(4056)は独自開発のAIアルゴリズムによる画像・動画解析と端末処理(エッジコンピューティング)技術を活用することでビジネスにインパクトを与える「AIサービス」を創出し、顧客の成長に資するAI技術の開発を進め、AIエンジニアリング事業を展開しております。

ニューラルポケット(4056)IPO事業モデル

ニューラルポケット(4056)はAIエンジニアリング事業の単一事業でありますが、主に「スマートシティ関連サービス」「サイネージ広告関連サービス」「ファッショントレンド解析関連サービス」の3つのサービスを展開しております。

スマートシティ関連サービス

街なかの様々な生活シーンで情報のデジタル化やデータ活用を通じた付加価値の提供を行っております。人員効率や危険予知を通じた効率的な倉庫運営や、街なかやスマートフォンのドライブレコーダーを活用した交通・人流解析、満空状況をリアルタイムで管理できるデジタル駐車場などに代表されるサービスを提供しております。
ニューラルポケット(4056)IPOスマートシティ関連サービス

サイネージ広告関連サービス

デジタルサイネージに搭載された小型カメラを、データ通信機能を搭載したエッジ機器に接続し、個人情報を取得することなく、広告の視聴状況や視聴者属性などをリアルタイムで解析しております。4G(LTE)通信を用いて遠隔で操作することができ、掲載コンテンツの管理やサイネージの動作管理、データの取得などの操作を行うことができます。
ニューラルポケット(4056)IPOサイネージ広告関連サービス

ファッショントレンド解析関連サービス

SNSから2,500万枚を超えるファッション写真を取得し、過去5年分のトレンド情報を提供しております。当サービスを用いて企画された商品は全国の店舗で販売され、顧客アパレルブランドにおける粗利改善に貢献しております。
ニューラルポケット(4056)IPOファッショントレンド解析関連サービス

【手取金の使途】
手取概算額495,976千円については、第三者割当増資の手取概算額上限105,288千円と合わせた手取概算額合計上限601,264千円について、AIエンジニア等の採用費及び人件費に充当する予定であります。AIエンジニアリング事業を拡大し、継続的に成長するための、優秀なAIエンジニアをはじめとした人材の採用費及び人件費として519,000千円(2021年12月期に161,000千円、2022年12月期に358,000千円)を充当する予定であります。上記以外の残額は、事業拡大のための運転資金に充当する予定でありますが、具体化している事項はありません。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ニューラルポケットのIPO目論見書より一部抜粋)

ニューラルポケット(4056)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ニューラルポケット(4056)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,320円としてオーバーアロットメント含め8.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。

上述の通り、ニューラルポケット(4056)の事業内容はAIエンジニアリング事業ということでモロに「AI(人工知能)」というIPO人気ワードが入っており、セクターも情報・通信業となることから初値高騰が予想されます。

設立は2018年1月で、およそ2年弱程度で黒字化しており、わずか2年半程度での上場と超スピード上場となっております。どこかしらのグループ会社や子会社などではなく、完全にゼロからのスタートなので、素晴らしい実績ですね。

ニューラルポケット(4056)の代表取締役社長である重松路威氏の経歴が大きく評価されており、東京大学大学院修了のマッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー(共同経営者)に就任と、もちろん評価に値する経歴となりますが、取引先を見ると半数以上がソフトバンクとなっており、ソフトバンクからの売上依存度が高いことから孫正義氏も一役買っているような感じもします。勝手な素人の憶測です^^;

ニューラルポケット(4056)IPO取引先実績

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株が6社2,238,000株あるものの、今回のIPO新規上場)に際する売り出し人としては1社も入っておりません。当然ながら市場で売却する狙いがあることが予想されます。

一番多く保有するUTEC4号投資事業有限責任組合分の1,074,000株には公開価格の1.5倍以上で解除される解除条項付きのロックアップが90日間掛かっておりますが、残りの1,164,000株にはロックアップが掛かっていない点は注意が必要かもしれません。

ただし業種は人気化必至のAI関連で東証マザーズ上場の小型案件、わずか2年半程度での超スピード上場に敏腕社長となることから注目度は高まりやすく、好スタートすることが予想されるため、管理人の個人的なこのニューラルポケット(4056)のIPO参加スタンスは目隠しで全力申し込みで問題ないと考えています。初値2倍~3倍は鉄板といったところでしょうか。

IPO株数は公募株及び売り出し合わせて5,780枚しかなく、IPO主幹事は特にこれといった攻略法の無いみずほ証券ということになるため、完全に運頼みとなりますね。

<追記>
やはり岡三オンライン証券もこのニューラルポケット(4056)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ニューラルポケット(4056)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
ニューラルポケット(4056)IPO岡三オンライン証券

ニューラルポケット(4056)のIPO(新規上場)業績等

ニューラルポケット(4056)のIPO経営指標
ニューラルポケット(4056)IPO経営指標

ニューラルポケット(4056)のIPO売上高及び営業利益
ニューラルポケット(4056)IPO売上高及び営業利益

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