ナイル(5618)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月16日)はIPO新規上場承認発表が1社のみありました。これで12月IPOはちょうど10社目となります。
ナイル(5618)の上場日は2023年12月20日(水)で、ロココ(5868)の上場日決定次第では2社同日上場となる可能性があります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券とSBI証券の2社共同主幹事となっております。
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ナイル(5618)のIPO(新規上場)情報
設立:2007年1月15日
業種:情報・通信業
事業の内容:自動車産業DX事業(オンライン主体のマイカーサブスク関連サービスを提供)、ホリゾンタルDX事業(DX・マーケティングに関するコンサルティングなどを提供)
上場市場 | 東証グロース |
コード | 5618 |
名称 | ナイル |
公募株数 | 350,000株 |
売出し株数 | 970,800株 |
オーバーアロットメント | 198,100株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | 松井証券(前受け金不要) 大和証券 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(100%完全抽選) 岩井コスモ証券 丸三証券 極東証券 岡三証券 東洋証券 大和コネクト証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 11月16日(木) |
上場日 | 12月20日(水) |
仮条件決定日 | 12月4日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 12月5日(火)~12月11日(月) |
公開価格決定日 | 12月12日(火) |
IPO申し込み期間 | 12月13日(水)~12月18日(月) |
上場時発行済株式総数 | 8,535,200株 |
時価総額 | 122.9億円~152.7億円 |
吸収金額 | 21.8億円~27.1億円 |
想定価格 | 1,440円~1,790円(144,000円~179,000円必要) |
公募株式350,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日12月12日(火)に決定されます。
売出株式970,800株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日12月12日(火)に決定されます。
そしてこのナイル(5618)のIPO共同主幹事の1社はSBI証券となっており、平幹事の中には大和証券と岡三証券も入っていることから、それぞれグループ会社となるSBIネオトレード証券と大和コネクト証券と岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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ナイル(5618)のIPO(新規上場)事業内容等
ナイル(5618)は横断的に産業に関与し、テクノロジーによる事業機会を発見する「課題発見力」、テクノロジーにより業務を効率化・自動化し、付加価値創造を行う「DXノウハウ」、デジタルマーケティングを中心とした事業のグロースを実現する「マーケティングノウハウ」を強みとし「自動車産業DX事業」と「ホリゾンタルDX事業」の2つの事業を展開しています。
DX及びマーケティングの知見を活用して、自動車産業のDX化を推進する事業として、個人の車購入におけるプロセスをDX化することで、マイカー購買の手間暇を省力化するとともに、与信の弱い個人に対する自動車金融商品の提供可能性を模索することで、自動車領域における金融包摂サービスの提供を進めており、新車・中古車の販売市場における新たな市場創出に取り組んでおります。
創業以来培ってきたDXやマーケティングを中心とするインターネットを活用した技術・ノウハウを強みにして、顧客企業に対するコンサルティングサービスを主軸としつつ、生成AIによる業務自動化支援、メディア開発・運営及びデジタル広告に関するソリューション提供を通じた事業支援を行っております。
【手取金の使途】
手取概算額494百万円に、海外販売の手取概算額(未定)及び本第三者割当増資の手取概算額上限294百万円を合わせた、手取概算額合計上限788百万円については、事業拡大に関わる採用費及び人件費として2024年12月期に153百万円、広告宣伝費として2024年12月期に635百万円に充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ナイルのIPO目論見書より一部抜粋)
ナイル(5618)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ナイル(5618)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,440円~1,790円(平均価格:1,615円)としてオーバーアロットメント含め21.8億円~27.1億円(平均価格:24.5億円)と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて13,208枚と万枚超えで多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングとなるため、海外投資家への販売もあります。
上述の通りナイル(5618)の事業内容は自動車産業DX事業(オンライン主体のマイカーサブスク関連サービスを提供)、ホリゾンタルDX事業(DX・マーケティングに関するコンサルティングなどを提供)ということで、DX(デジタルトランスフォーメーション)及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術、ノウハウを蓄積し、その強みを活用して「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」を運営しています。
2010年にデジタルマーケティング事業(現:ホリゾンタルDX事業)を開始し、産業を横断して様々な企業のデジタル課題発見・解決策の支援を行い、2018年以降はDX(デジタルトランスフォーメーション)やマーケティングの知見を活用して、自動車産業のDX化を推進する事業として、自動車産業DX事業を開始し、個人向け自動車サブスクリプションサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」をリリースし、2019年には販売対象を中古車まで広げています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
ナイル(5618)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が12社2,519,600株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで287,200株放出するものの、2,232,400株が残ります。90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、8社2,302,800株は公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
東証グロース上場の情報・通信業セクターで事業内容はDX(デジタルトランスフォーメーション)関連と一定人気化する条件は揃っていますが、売上は右肩上がりで伸びているものの業績は赤字となっており、特に新規性やテーマ性も無いことから赤字が許容される業態では無さそうです。
公開規模も簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売があるものの、IPO想定価格1,440円~1,790円(平均価格:1,615円)ベースで21.8億円~27.1億円(平均価格:24.5億円)と価格に幅を持たせた設定で中規模サイズとなり、上場日も12月20日(水)で重複上場になるかどうかは現時点では不明ですが、時期的にIPOラッシュも中盤戦に入っていることから買い疲れが出る可能性はありそうです。
いずれにしてもIPO地合いは依然として不透明で赤字上場と、やや魅力に欠けるIPO案件となりそうなため、ひとまずの初値評価はD級評価といったところになるでしょうか。よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのナイル(5618)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てから決めたいと思います。
ナイル(5618)のIPO(新規上場)業績等
ナイル(5618)のIPO経営指標
ナイル(5618)のIPO売上高及び経常損失
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