ニッソウ(1444)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一昨日(2月25日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの1社です。
3社中、2社のNexTone(7094)とMacbee Planet(7095)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。
NexTone(7094)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一昨日(2月25日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの1社です。残りの2社、 …
Macbee Planet(7095)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一昨日(2月25日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの1社です。 …
ニッソウ(1444)の上場日は3月30日(月)で、バリオセキュア(4494)とNexTone(7094)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる地方市場の新興市場となる名古屋証券取引所のセントレックス市場への上場で、IPO主幹事は今年(2020年)初で、地方のIPO(新規上場)に度々登場するイメージのある岡三証券となっております。
ニッソウ(1444)のIPO(新規上場)情報
設立:1988年9月1日
業種:建設業
事業の内容:不動産物件のリフォーム工事
上場市場 | 名証セントレックス |
コード | 1444 |
名称 | ニッソウ |
公募株数 | 60,000株 |
売出し株数 | 15,000株 |
オーバーアロットメント | 11,200株 |
IPO主幹事証券 | 岡三証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 むさし証券(前受け金不要) 藍澤證券(前受け金不要) エイチ・エス証券(前受け金不要) エース証券 水戸証券 岡三オンライン証券(委託幹事) |
上場日 | 3月30日 |
仮条件決定日 | 3月10日 |
ブック・ビルディング期間 | 3月12日~3月18日 |
公開価格決定日 | 3月19日 |
IPO申し込み期間 | 3月23日~3月26日 |
吸収金額 | 3.2億円 |
想定価格 | 3,750円(375,000円必要) |
そして上記をご覧の通りこのニッソウ(1444)のIPO主幹事は岡三証券となっているため、岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
ニッソウ(1444)のIPO(新規上場)事業内容等
ニッソウ(1444)は主に中小規模の不動産会社から原状回復工事や住まいの不具合に対応する修繕工事といったリフォーム工事を請け負っております。
資産価値を上げるための現状回復工事。経年劣化した室内を見違えるほど好印象にし空室対策に大きな効果を発揮するリノベーション工事。賃貸物件等の入退出の際に行うハウスクリーニング。日常発生する不具合を修繕するメンテナンスするリフォーム工事などを主な事業としております。
【手取金の使途】
手取概算額201,000千円及び第三者割当増資の手取概算額上限38,640千円と合わせた手取概算額合計上239,640千円について、1.人材確保に伴う人件費及び採用に係る諸費用等に131,124千円(2020年7月期に18,536千円、2021年7月期に55,054千円、2022年7月期に57,534千円)充当する予定であります。2.当社の知名度を向上させ、新規顧客の開拓を容易にするための広告宣伝費用等に35,932千円(2020年7月期に6,949千円、2021年7月期に11,949千円、2022年7月期に17,034千円 )充当する予定であります。3.業務の効率化のため、販売管理に関するシステム構築費に20,000千円(2021年7月期に20,000千円 )充当する予定であります。4.業務エリア拡大のための費用及び運転資金として52,584千円(2021年7月期に52,584千円)充当する予定であります。 なお、上記資金については、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ニッソウのIPO目論見書より一部抜粋)
ニッソウ(1444)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ニッソウ(1444)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,750円としてオーバーアロットメント含め3.2億円と規模的に名証セントレックス市場という地方上場という観点から小型~中型でやや荷もたれ感を感じるサイズとなるかもしれません。
ニッソウ(1444)の事業内容は上述の通り、特に新規性もなく、何の変哲もないリフォーム工事業となります。ただ、個人ではなく、法人に特化していることから、継続的な受注があるようで、業績は好調で右肩上がりで推移しております。
沿革を見るとどうやら2018年2月から東京証券取引所のプロ向け市場となるTOKYO PRO Market市場へ上場しているようで、今回は一般市場への鞍替えとなるようです。よってTOKYO PRO Market市場への上場分は3月29日(日)をもって上場廃止となります。
このTOKYO PRO Market市場から一般市場への鞍替えは2017年12月に歯愛メディカル(3540)、2019年12月にglobal bridge HOLDINGS(6557)と過去に2例あります。
歯愛メディカル(3540)は公募価格3,300円に対して付いた初値は4,030円、global bridge HOLDINGS(6557)は公募価格2,690円に対して付いた初値は4,020円といずれも好発進しており、TOKYO PRO Marketから一般市場への鞍替え自体の問題は特に無さそうです。
TOKYO PRO Market市場への上場実績があり、業績も好調ですが、やはり問題は地方上場という点でしょうかね。3月IPOラッシュ後半戦で買い疲れも出ている頃に、特に人気化する要素のない地味なリフォーム業者となると初値は厳しそうというのが管理人の第一印象です。
よって、現時点での管理人の個人的なこのニッソウ(1444)のIPO参加スタンスはスルー寄りで、とりあえず市況や大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てからの判断とさせて頂きます。そこそこの値ガサ株ともなるため、慎重に参加不参加の判断をしたいと思います。
<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのニッソウ(1444)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
ニッソウ(1444)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
ニッソウ(1444)のIPO(新規上場)業績等
ニッソウ(1444)のIPO経営指標
ニッソウ(1444)のIPO売上高及び経常利益
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