リヴァンプ(4070)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月25日)はまたもや2社のIPO新規上場承認発表がありました。まったくもって止まる気配がありませんね。もちろん重複上場デス。
もう1社のBlueMeme(4069)のIPO詳細記事についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。
リヴァンプ(4070)の上場日は6月29日(火)でBlueMeme(4069)と2社同日上場、上場市場は可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
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Waqoo(4937)とオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)が6月29日(火)上場でIPO発表されたので、4社同日上場となります。
リヴァンプ(4070)のIPO(新規上場)情報
設立:2005年9月15日
業種:情報・通信業
事業の内容:経営コンサルティング及び実行支援、デジタル&ITソリューション、企業投資
上場市場 | JASDAQスタンダード |
コード | 4070 |
名称 | リヴァンプ |
公募株数 | 280,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 1,000,000株 |
オーバーアロットメント | 192,000株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) いちよし証券 岩井コスモ証券 |
IPO発表日 | 5月25日(火) |
上場日 | 6月29日(火) |
仮条件決定日 | 6月9日(水) |
ブック・ビルディング期間 | 6月11日(金)~6月17日(木) |
公開価格決定日 | 6月18日(金) |
IPO申し込み期間 | 6月21日(月)~6月24日(木) |
時価総額 | 231.0億円 |
吸収金額 | 39.8億円 |
想定価格 | 2,710円(271,000円必要) |
そしてこのリヴァンプ(4070)のIPO主幹事は野村證券となるため、委託幹事(裏幹事)として協業でLINE証券のIPO取り扱いもあるかもしれませんね。今月(5月)末に発表される予定のLINE証券のIPO詳細内容が待ち遠しいです。
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リヴァンプ(4070)のIPO(新規上場)事業内容等
リヴァンプ(4070)はグループ会社で、株式会社リヴァンプ、連結子会社4社(株式会社catch、株式会社エッグセレント、株式会社リヴァンプ・アカデミー及び株式会社インビクタス)及び持分法適用関連会社4社(株式会社ナインアワーズ、株式会社HASHI、株式会社ISHI及び株式会社ノエル・コミュニケーション)の計9社により構成されています。
リヴァンプ(4070)の事業内容は経営実務、マーケティング、コンサルティング、デジタル&ITといった様々なテーマに関する経営支援サービス及び支援先を含む企業への資本参画/資本提供を行っており、事業セグメントは「経営・マーケティング事業」「業務・デジタル&IT事業」「事業経営事業」及び「投資事業」の4つで構成されています。
経営・マーケティング事業では、主にBtoCビジネスを中心とした企業に対する経営実務の支援及びマーケティング/クリエイティブ業務を提供しております。
業務・デジタル&IT事業では、業務改革を中心としたコンサルティング、システム構築及びデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を提供しています。
事業経営事業では、事業・経営に直接参画する、という当社グループの特徴を体現する『場』として事業を展開しております。
投資事業では、高い成長可能性が期待される企業に対して自己資金による企業投資を行っております。
【手取金の使途】
手取概算額691,096千円については第三者割当による自己株式の処分の手取概算額上限478,694千円と合わせて、全額を運転資金に充当し、その内訳として①事業の拡大に伴う人件費及び採用費、②本社オフィス増床に伴う費用並びに③新規プロダクトに係る研究開発費用及びソフトウエア開発費用に充当する予定であります。
また、残額については、将来における当社グループのサービスの成長に寄与するための支出、投資に充当する方針でありますが、具体化している事項はありません。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(リヴァンプのIPO目論見書より一部抜粋)
リヴァンプ(4070)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
リヴァンプ(4070)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,710円としてオーバーアロットメント含め39.8億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて12,800枚と多くもなく少なくもなくといった感じです。
上述の通りリヴァンプ(4070)の事業内容は経営コンサルティング及び実行支援、デジタル&ITソリューション、企業投資ということになりますが、子会社及び関連会社含め9社で事業を行っていることから、細かい事業も含めると多岐に渡ります。大きな強みはマーケティングとIT及び経営の三位一体となったサービスをワンストップで提供できることで、社名のリヴァンプは「刷新する」という意味合いがあるそうです。
そして驚くことにこのリヴァンプの設立に携わった方が、なんと株式会社ユニクロや株式会社ジーユーなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社で東証一部上場のファーストリテイリング(9983)の元社長の玉塚元一氏と元副社長の澤田貴司氏のようです。これは話題性がありますね。
ちなみに今回のIPO(新規上場)に際する売り出し株の1,000,000株は澤田貴司氏分の保有分です。株主の中にベンチャーキャピタルの保有株はありません。
IPO募集株の内訳は公募株280,000株に対して売り出し株1,000,000株で売り出し比率は3.5倍。売り出し放出人はリヴァンプの創業者となることから、若干出口(イグジット)色を感じる上に、公開規模はIPO想定価格(2,710円)ベースで39.8億円とJASDAQスタンダード上場にしては重量感があります。そもそもこの手の企業でなぜ上場市場が東証マザーズではなくJASDAQスタンダードなのかも多少なりとも気になるところです。
ただ一方では上記の通り超有名企業の元社長及び副社長が創業した会社ということで話題性はあります。結局のところ空前のIPOラッシュ後半戦となる中でどこまで初値買い資金が続くかに大きく左右されることになるかと考えられますが、ひとまずの初値評価はC級評価が妥当なところでしょうか。
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのリヴァンプ(4070)のIPO参加スタンスは申し込みたい気持ちはありますが、やはり地合いや大手初値予想会社の第一弾初値予想も気になるため、一旦は中立とさせて頂きます。
リヴァンプ(4070)のIPO(新規上場)業績等
リヴァンプ(4070)のIPO経営指標
リヴァンプ(4070)のIPO売上高及び経常利益
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