SANEI(6230)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月19日)IPO新規上場承認発表があった4社のうちの最後の1社です。12月22社目のIPOです。オーラス案件となるでしょうか。

IPO新規上場承認発表4社2020.11.19

すでに交換できるくん(7695)と東京通信(7359)とグローバルインフォメーション(4171)の3社については下記記事にてご紹介させて頂いております。

SANEI(6230)の上場日は12月25日(金)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高まりにくい東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家の間では当選報告も多く、人気の高い大和証券となっております。

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ご存知の方も多いと思いますが、このSANEI(6230)は4月上場中止からのリベンジ組です。ただでさえ不利な東証二部の地味銘柄なのにIPOラッシュ期での再登場、今年(2020年)上場しないといけない理由でもあるのでしょうか。もし今年(2020年)のオーラス案件となればそれなりに旨味はあるかもしれませんが。

先日も記事でご紹介させて頂きましたが、本当に証券会社の人ってちゃんと情報掴んでるでしょうか。11月20日12時現在ですでに12月のIPOは22社発表されています。完全に例年並みですね。大手初値予想会社の方が情報取集能力は格段に長けているように思います。

ブルームバーグ記事2020.11.13
2020年11月13日14時のブルームバーグの記事より引用)

<例年12月のIPO件数>
2020年:22社(11月20日12時現在)
2019年:22社
2018年:19社
2017年:22社
2016年:14社
2015年:18社

11月20日(金)追記

11月20日(金)に東和ハイシステム(4172)とファンペップ(4881)が12月25日(金)上場で追加発表されたので上場日は3社同日上場となります。

SANEI(6230)のIPO(新規上場)情報

設立:1960年12月21日
業種:機械
事業の内容:給排水器具等の製造販売

SANEI(6230)IPO上場承認

上場市場東証二部
コード6230
名称SANEI
公募株数260,000株
売出し株数200,000株
オーバーアロットメント69,000株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券
SMBC日興証券
auカブコム証券委託幹事
松井証券委託幹事
IPO発表日11月19日(木)
上場日12月25日(金)
仮条件決定日12月8日(火)
ブック・ビルディング期間12月10日(木)~12月16日(水)
公開価格決定日12月17日(木)
IPO申し込み期間12月18日(金)~12月23日(水)
時価総額45.5億円
吸収金額10.8億円
想定価格2,050円(205,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのSANEI(6230)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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SANEI(6230)のIPO(新規上場)事業内容等

SANEI(6230)は水まわりの製品(給水栓・給排水金具・継手及び配管部材等)の製造・販売を主な内容とする、水栓金具を専門で取り扱うメーカーです。主要製品である給水栓とは単水栓、湯水混合水栓、止水栓、ボールタップ及び洗浄弁・洗浄水栓を総称するものです。

1954年の創業当時は蛇口など水栓金具を単体で販売していましたが、その後、モノづくりを進め、水道メーター以降、蛇口までの水道インフラ全体をカバーする販売へと事業展開を進めております。

SANEI(6230)IPO時代

現在は多様化するプライベート空間やパブリック空間にマッチする製品開発を行い、「キッチンルーム・バスルーム・洗面ルームなどの水まわりにおける住空間全体をトータルに提案できるメーカー」を目指し、「水道(みずみち)」の販売から「水域(みずいき)」の販売へと、新たな事業展開に取り組んでいます。

SANEI(6230)IPO水概念

【手取金の使途】
手取概算額473,025千円及び第三者割当増資の手取概算額上限130,381千円を合わせた手取概算額上限603,406千円については、岐阜工場における生産設備に係る設備投資に充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(SANEIのIPO目論見書より一部抜粋)

SANEI(6230)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

SANEI(6230)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,050円としてオーバーアロットメント含め10.8億円と規模的に東証二部市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて4,600枚と少なめです。

冒頭でも申し上げております通り、このSANEI(6230)は4月上場中止からのリベンジ組で前回上場予定時からの主な変更点は想定価格が変更(引き下げ)となり、それに伴って吸収金額と時価総額が少なくなっているだけとなります。

前回今回
時価総額48.8億円45.5億円
吸収金額11.6億円10.8億円
想定価格2,200円2,050円

その他IPO幹事団(シンジケート)の変更はありません。

上述の通りSANEI(6230)の事業内容は給排水器具等の製造販売と地味な業種で、設立1960年(創業1954年)と60年以上続く歴史ある老舗企業の東証二部上場と、IPO市場ではほぼ不人気となる材料が揃っています。業績も老舗企業らしく安定の横ばいですね。

SANEI(6230)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。

IPO的には多くの不人気材料に加え、12月IPOラッシュ終盤戦による買い疲れなどのベア要素が多く、強いてブルを探すのであれば、公開規模と、まだ未定ですが、オーラス案件になることぐらいでしょうか。初値評価はオーラスであればC級評価、まだ後続もしくは同日上場が出て来た場合はD級評価と考えます。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのSANEI(6230)のIPO参加スタンスはひとまずは中立で今後のIPO地合いや後続があることなどを確認してから決めたいと思います。結果的にはスルーすることになるかもしれませんが、せっかくの大和証券主幹事案件ということもあるので後ろ髪は引かれそうです^^;

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<追記>
やはりauカブコム証券がこのSANEI(6230)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

SANEI(6230)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
SANEI(6230)IPOauカブコム証券

SANEI(6230)のIPO(新規上場)業績等

SANEI(6230)のIPO経営指標
SANEI(6230)IPO経営指標2

SANEI(6230)のIPO売上高及び経常利益
SANEI(6230)IPO売上高及び経常利益2

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