タンゴヤ(7126)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。久しぶりに3日連続でのIPO新規上場発表となりました。無い時はまったく無いのに、一つ出て来るとまるで詰まっていた何かが取れたかのように続々と登場しますね。
タンゴヤ(7126)の上場日は8月24日(火)で今のところは単独上場、上場市場は可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事は難攻不落のみずほ証券となっております。個人的にみずほ証券主幹事案件はもうお腹いっぱいという感じですが^^;
タンゴヤ(7126)のIPO(新規上場)情報
設立:1949年4月26日
業種:小売業
事業の内容:メンズ、レディースのオーダースーツ及びオーダーシャツ等の企画・販売
上場市場 | JASDAQスタンダード |
コード | 7126 |
名称 | タンゴヤ |
公募株数 | 140,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 70,000株 |
オーバーアロットメント | 31,500株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 野村證券(前受け金不要) SBI証券 マネックス証券(100%完全抽選) auカブコム証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 7月16日(金) |
上場日 | 8月24日(火) |
仮条件決定日 | 8月3日(火) |
ブック・ビルディング期間 | 8月5日(木)~8月12日(木) |
公開価格決定日 | 8月13日(金) |
IPO申し込み期間 | 8月16日(月)~8月19日(木) |
時価総額 | 27.4億円 |
吸収金額 | 3.7億円 |
想定価格 | 1,570円(157,000円必要) |
そしてこのタンゴヤ(7126)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
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タンゴヤ(7126)のIPO(新規上場)事業内容等
タンゴヤ(7126)はメンズ、レディスのオーダースーツ及びオーダーシャツ等の企画・販売を主たる事業としており、主な取扱品目はオーダースーツ、オーダーシャツ、オーダーコート、オーダーシューズで、その他関連商品として既製商品(ネクタイ、ベルト等)の販売も行っております。
商品を販売している店舗は、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、京都、福岡、広島、熊本、鹿児島などを中心に「GINZA Global Style」14店舗、「GINZA Global Style COMFORT」6店舗、「Global Style」1店舗、「MARUNOUCHI Global Style」1店舗、「GSオンラインオーダーサービス」、「TANGOYA」5店舗と計27店舗(2021年7月16日現在)を有しており、主な店舗業態としての最大の特徴はプライベートフィッティングルーム(個室)が設置されているということです。
【手取金の使途】
手取概算額192,216千円については第三者割当による自己株式の処分の手取概算額上限45,498千円と合わせた手取概算額合計上限237,714千円について、設備資金として①事業拡大に向けた新規出店のための販売設備、②事業拡大に対応するための基幹システムの開発資金にそれぞれ充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定です。
(タンゴヤのIPO目論見書より一部抜粋)
タンゴヤ(7126)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
タンゴヤ(7126)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,570円としてオーバーアロットメント含め3.7億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては超小型サイズとなり荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて2,100枚と少なく希少性があります。
上述の通りタンゴヤ(7126)の事業内容はオーダースーツ事業ということでメンズ、レディースのオーダースーツ及びオーダーシャツ等の企画・販売と、まさにJASDAQスタンダード上場案件らしく、IPO市場での評価は厳しい地味な業態となります。
タンゴヤ(7126)の公式サイトはそれなりに新しさを感じるのですが、会社自体は当記事タイトル通り設立自体は1949年ですが、創業は1928年となることから100年近い歴史を持つ超オールド企業となります。今さら上場感は否めませんが、ほぼ同業を一世紀近く続けているというのはある意味スゴいですね。
管理人はもうかれこれ10年以上スーツとは無縁なので最近の価格帯はわかりかねますが、1着38,000円~(2着48,000円~)となっているものの、オーダースーツとなると「~」というのはおおむねピンキリということでしょうか。旅行の際の宿泊予約でもこの「~」はかなりクセ者ですからね^^;
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
さすがにこの手の業態の老舗企業ではベンチャーキャピタルの出資は無いかと思いましたがしっかりありましたね。そのベンチャーキャピタルの保有株は3社285,000株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出が無いため市場で売却する方向でしょうか。ロックアップは90日間掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
事業内容的にも将来性を感じての買いはさすがに無理があると思われ、完全に需給のみで成り立つIPO案件という位置付けとなりそうです。正直、公開規模がIPO想定価格(1,570円)ベースで3.7億円という軽量感以外に魅力は感じません。それでも需給主導で値が動くIPO市場となるとさすがにこの規模で公募割れする可能性は低く、初値は順調に切り上がることになるでしょうか。初値評価としては難しいところですが、ひとまずは無難なところでB級評価とさせて頂きます。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのタンゴヤ(7126)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えております。とはいえ、冒頭でも記載しております通り、IPO主幹事は難攻不落のみずほ証券の僅少案件となるとIPO当選は困難でしょうね。
<追記>
やはりauカブコム証券がこのタンゴヤ(7126)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
タンゴヤ(7126)のIPO取り扱い決定(auカブコム証券)
タンゴヤ(7126)のIPO(新規上場)業績等
タンゴヤ(7126)のIPO経営指標
タンゴヤ(7126)のIPO売上高及び経常損益
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