トライアルホールディングス(5882)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月8日)IPO新規上場承認発表が2社あったうちのもう1社となります。

IPO新規上場承認発表2社2023.3.8

当記事はトライアルホールディングス(5882)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のispace(9348)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

トライアルホールディングス(5882)の上場日は2023年4月12日(水)で、ispace(9348)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は大和証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券2社共同主幹事となっております。

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トライアルホールディングス(5882)のIPO(新規上場)情報

設立:2015年9月18日
業種:小売業
事業の内容:小売、物流、金融・決済、リテールテックなど、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営(純粋持株会社)

トライアルホールディングス(5882)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード5882
名称トライアルホールディングス
公募株数23,800,000株
(国内募集株式数:9,048,100株)
(海外募集株式数:14,751,900株)
売出し株数1,855,600株
オーバーアロットメント3,848,300株
IPO主幹事証券大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
IPO引受幹事証券野村證券(前受け金不要
みずほ証券(前受け金不要
SBI証券
FFG証券
大和コネクト証券委託幹事決定
auカブコム証券委託幹事決定
IPO発表日3月8日(水)
上場日4月12日(水)
仮条件決定日3月26日(日)
ブック・ビルディング期間3月27日(月)~3月31日(金)
公開価格決定日4月3日(月)
IPO申し込み期間4月4日(火)~4月7日(金)
上場時発行済株式総数121,490,400株
時価総額2,429.8億円
吸収金額590.0億円
想定価格2,000円(200,000円必要)

公募株23,800,000株については国内及び海外(米国、欧州及びアジアを中心とする海外市場)で販売される予定となっており、国内募集株式数9,048,100株及び海外募集株式数14,751,900株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は需要状況等を勘案の上、公開価格決定日2023年4月3日(月)に決定される予定となっております。

そしてこのトライアルホールディングス(5882)のIPO主幹事は2社共同主幹事大和証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっていることから、それぞれグループ会社となる大和コネクト証券auカブコム証券IPO委託幹事(裏幹事)に入ることがほぼ確定となります。両社とも主幹事からの委託となるため割り当て株数は比較的多めとなりそうです。

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トライアルホールディングス(5882)のIPO(新規上場)事業内容等

トライアルホールディングス(5882)はグループ会社で、株式会社トライアルホールディングス並びに各事業を担う連結子会社24社及び関連会社3社から構成されており「流通小売事業」「リテールAI事業」「その他」等の事業を営んでいる純粋持株会社となります。

トライアルホールディングス(5882)IPO事業内容

流通小売事業

中核事業会社である株式会社トライアルカンパニーを中心に「あなたの生活必需店」をストアコンセプトとした「TRIAL」ブランドのディスカウントストアを全国に展開しております。

リテールAI事業

小売事業者や食品・消費財メーカーに対して、お客様の買い物体験の向上やリアル店舗のオペレーション改善、広告・販売促進活動の効率化等に資するプロダクトやソリューションを提供しております。

その他

「食」のブランディングを通じて本業である流通小売業における「ロイヤルカスタマー」を確立するため旅館施設である「久織亭(くおりてい)」「虎の湯」「古民家煉り(ねり)」やゴルフ場運営などのリゾート関連事業及び建築・不動産管理等を行っております。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
国内募集における差引手取概算額16,683百万円及び本件第三者割当増資の手取概算額上限7,235百万円については、海外募集における差引手取概算額27,476百万円と併せて、当社グループの流通小売事業を担う株式会社トライアルカンパニー、リテールAI事業を担う株式会社Retail AI及び同社の子会社である株式会社Retail SHIFTへの投融資資金として全額を充当する予定であります。
なお、今般調達する資金が上記充当予定額より超過し残余が生じた場合には、当該残余は株式会社トライアルカンパニーへの投融資資金として全額を充当する予定であり、株式会社トライアルカンパニーでは当該残余を新規出店及び既存店の改装のための設備投資資金として追加的に充当する予定であります。
(トライアルホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)

トライアルホールディングス(5882)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

トライアルホールディングス(5882)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,000円としてオーバーアロットメント含め590.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて256,556枚と多めにあります。グローバルオファリングとなり、公募株は国内90,481枚、海外147,519枚と海外分が手厚くなっています。

上述の通りトライアルホールディングス(5882)の事業内容は小売、物流、金融・決済、リテールテックなど、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営(純粋持株会社)ということで、グループ各社の事業の発展及び経営改善に積極的に協力し、関係会社の育成を促進して企業グループとしての経営効率の向上を図っております。

ディスカウントストア「トライアル」は多様な店舗フォーマットを活用した全国的な店舗網でメガセンター(約8,000㎡)24店舗、スーパーセンター(約4,000㎡)176店舗、smart/小型店(~約1,400㎡)と北は北海道から南は九州まで全国に274店舗あります。

トライアルホールディングス(5882)IPO全国274店舗

トライアルホールディングス(5882)の株主にはサントリー株式会社など大手食品会社が多く、ベンチャーキャピタルの保有株も1社400,000株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで200,000株放出するものの、まだ200,000株が残ります。ただし既存の上位株主含め解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。

知名度は高く、業績規模も大きく、22期連続増収と店舗数増加に伴って右肩上がりで推移しているため、大口(機関投資家、海外投資家)の積極参戦もあるかと思いますが、IPO市場では人気化しにくい小売業セクター、海外投資家への販売はあるものの、公開規模はIPO想定価格(2,000円)ベースで590.0億円、予定国内配分だけでも295.0億円と荷もたれ感があり、IPO投資向きとは言い難い内容です。初値評価はD級評価といったところが無難でしょうか。

IPO主幹事は比較的個人に優しい大和証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券2社共同主幹事となるため、比較的IPO当選はしやすい印象のIPO案件かもしれませんが、現時点の管理人の個人的なこのトライアルホールディングス(5882)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定や海外投資家の人気度合い、大手初値予想会社の見解などを見ながら決めて行きたいと思います。

トライアルホールディングス(5882)のIPO(新規上場)業績等

トライアルホールディングス(5882)のIPO経営指標
トライアルホールディングス(5882)IPO経営指標

トライアルホールディングス(5882)のIPO売上高及び経常利益
トライアルホールディングス(5882)IPO売上高及び経常利益

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