ダブルエー(7683)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。いよいよ11月第一号IPOの登場です。そして11月IPOが発表されたことや日程面から10月IPOは12社で打ち止めとなることがほぼ確定となりました。過去10年のIPOデータを見ると12社は一番多いですね。

ダブルエー(7683)の上場日は11月1日(金)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はこれまたみずほ証券となっております。10月後半以降のIPOはみずほ証券主幹事案件が目立ちますね。

ダブルエー(7683)のIPO(新規上場)情報

設立:2002年2月12日
業種:小売業
事業の内容:婦人靴の企画、販売

ダブルエー(7683)IPO上場承認発表

上場市場東証マザーズ
コード7683
名称ダブルエー
公募株数700,000株
売出し株数200,000株
オーバーアロットメント135,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
いちよし証券(前受け金不要
SBI証券
東洋証券
マネックス証券100%完全抽選
岩井コスモ証券
楽天証券(委託幹事)
上場日11月1日
仮条件決定日10月10日
ブック・ビルディング期間10月15日~10月21日
公開価格決定日10月23日
IPO申し込み期間10月24日~10月29日
吸収金額48.5億円
想定価格4,690円(469,000円)

ダブルエー(7683)のIPO(新規上場)事業内容等

ダブルエー(7683)は株式会社ダブルエー及び連結子会社CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED江蘇京海服装貿易有限公司の3社のグループで構成されており、婦人靴を中心とした自社商品の企画・販売を行っております。

ダブルエー(7683)IPO事業系統図

ダブルエー(7683)のオリジナルブランドは遊び心のある「ORiental TRaffic」、履き心地にこだわった「WA ORiental TRaffic」、トレンドを取り入れた「NICAL」、機能性に特化した「WA!KARU」、そのほか子供用靴「OR KIDS」などがあります。

ダブルエー(7683)IPOブランド展開

国内実店舗99店舗、国内ECサイト7店舗、海外実店舗31店舗、海外ECサイト3店舗を運営しており、実店舗での小売り販売はルミア・アトレなど駅ビルやショッピングセンター等への出店により安定した集客と費用対効果の高い販促施策を目指した事業展開をしております。

ダブルエー(7683)IPO店舗展開

【手取金の使途】手取概算額3,005,360千円については第三者割当増資の手取概算額上限582,498千円と合わせた手取概算額合計上限3,587,858千円について、国内新規出店、物流設備、システム開発、商品開発、広告宣伝に充当することを予定しております。
(ダブルエーのIPO(新規上場)目論見書より抜粋)

ダブルエー(7683)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ダブルエー(7683)の市場からの吸収金額はIPO想定価格4,690円としてオーバーアロットメント含め48.5億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。単価が4,690円と値ガサとなるため吸収金額が大きくなっています。

ダブルエーという社名から勝手に11月第一号IPOはネット関連銘柄が来たかと思いましたが、事業内容は上述の通り、婦人靴の企画、販売と小売業になります。特に新規性もなく、セクターも小売業となるため、残念ながらIPO的には人気化する業種ではありません。

実店舗は駅ビルやショッピングセンターなどに出店しているそうですが、管理人は男性で婦人靴とは縁遠いため店舗も見たことがなく、ダブルエーブランドも存じませんでした。もちろんECサイトも見たことがありません。そもそも管理人はブランド類には疎いので。女性の方であればご存知の方も多いかもしれませんね。

ダブルエー(7683)の株主構成はベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の株主には解除価格無しで90日間及び180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。

公開規模は48.5億円と東証マザーズ市場への上場としては大型で、単価は4,690円と値ガサ、業種は小売業と、初値が高騰する要素はありません。むしろ今のIPO地合い(初値買いの少なさ)では公募割れする可能性の方が高いのではないかというのが第一印象です。

もちろん仮に公募割れした場合は4,690円という値ガサは損失も大きくなります。もし売り気配スタートとなった場合の気配運用は3分で70円なので7,000円づつ損失が増えるという計算になり、最近のIPOのように買いが入らず、最悪シンジケートカバー取引による初値形成となった場合は幹事の引き受け価格を4,314.80円で想定すると一撃37,000円ほどの損失となってしまいます。

ネガティブな発想ばかりですいません。あくまでも管理人の勝手な憶測です。ですが、値ガサ株のIPOはそれなりのリスクがあるので、慎重によく考察してからIPO参加スタンスを決めた方が良いということをお伝えしたかったとご理解下さい。

上記のことから管理人の個人的なこのダブルエー(7683)のIPO参加スタンスはまだ時期尚早かもしれませんが、よほどのことがない限り現時点ではスルーの可能性が高いです。とりあえず大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解は見てみたいところですけどね。

ダブルエー(7683)のIPO(新規上場)業績等

ダブルエー(7683)のIPO経営指標
ダブルエー(7683)IPO経営指標

ダブルエー(7683)のIPO売上高及び経常利益
ダブルエー(7683)IPO売上高及び経常利益

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