AnyMind Group(5027)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(970円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
AnyMind Group(5027)の上場日とIPO申込期間
AnyMind Group(5027)の上場日は2022年12月15日(木)で、スマートドライブ(5137)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2社共同主幹事となっております。
このAnyMind Group(5027)のIPO申し込み期間は11月30日(水)~12月6日(火)となっており、いよいよ12月IPOラッシュに向けたIPO申し込みラッシュ突入となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間が多数被っているため、資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。
AnyMind Group(5027)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
AnyMind Group(5027)のIPO想定価格は970円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このAnyMind Group(5027)のIPO仮条件は週明け11月29日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
AnyMind Group(5027)の事業内容
AnyMind Group(5027)の事業内容はブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャー及びクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供とうことで、ブランド構築、生産管理、メディア運営、ECサイト構築・運営、マーケティング、物流管理等のソリューションをワンストップで支援するプラットフォーマーとなります。
このAnyMind Group(5027)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
AnyMind Group(5027)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月15日)もIPO新規上場承認発表が2社ありました。11月1 …
AnyMind Group(5027)のブルベア要素とIPO参加スタンス
AnyMind Group(5027)の市場からの吸収金額はIPO想定価格970円としてオーバーアロットメント含め30.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて26,895枚とそこそこの株数がありますが、海外投資家への販売もあるため、当選確度はそれほど高くは無さそうです。
そして今回もこのAnyMind Group(5027)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が多岐に渡るものの、IPO市場では人気化しやすいネット関連の情報・通信業セクターとなり、前回上場予定(2022年3月)時よりも公開株数を8,678,400株から3,092,900株まで大きく減らし、吸収金額も99.8億円から30.0億円と大幅に縮小されており、需給面は改善されています。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては海外で多くの事業展開を行っており、大幅な円安になっていながらもその恩恵は少なく赤字解消までには至っていません。売り出し株も多く、そのほとんどがベンチャーキャピタル(投資ファンド)となることから出口(イグジット)感も強いため、警戒されやすいかもしれません。
AnyMind Group(5027)の上場日は12月15日(木)で、スマートドライブ(5137)と2社同日上場、その前日(12月14日)は2社同日上場で、翌日(12月16日)は3社同日上場と、まだIPOラッシュ前半戦とはなるものの、過密スケジュールとなり、選択肢が多くなる中で、どこまで買いが膨らむかは地合いに左右される部分が大きそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
スマートドライブ | 21.0億円 | 東証グロース | 日興・大和 |
AnyMind Group | 30.0億円 | 東証グロース | みずほ・三菱 |
このAnyMind Group(5027)はこれまた非常に悩ましいIPO案件となり、参加不参加はまだ未定ですが、参加したとしてもみずほ証券とSBI証券の2社のみとなりそうです。
AnyMind Group(5027)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのAnyMind Group(5027)のIPO株(公募株及び売り出し株)26,895枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。まだ海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 17,482枚 | 65.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 8,069枚 | 30.0% |
SBI証券 | 538枚 | 2.0% |
松井証券(前受け金不要) | 269枚 | 1.0% |
SMBC日興証券 | 269枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 134枚 | 0.5% |
岡三証券 | 134枚 | 0.5% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,034枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券は外せません。ただし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため注意が必要です。とりあえず申し込んでおいて当選してから考えようプランは避けた方が賢明です。
AnyMind Group(5027)のIPO仮条件決定
AnyMind Group(5027)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:970円
IPO仮条件:970円~1,000円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は30.0億円~30.9億円となりました。
AnyMind Group(5027)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
AnyMind Group(5027)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,100円~1,200円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてもみずほ証券とSBI証券の2社からのみの申し込みで変更はありません。
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