Arent(5254)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,750円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
Arent(5254)の上場日とIPO申込期間
Arent(5254)の上場日は2023年3月28日(火)で、アクシスコンサルティング(9344)とモンスターラボホールディングス(5255)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このArent(5254)のIPO申し込み期間は3月9日(木)~3月15日(水)となっており、IPO申し込みラッシュ期間中となることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間も被っていますので、資金移動など資金管理にご注意下さい。
Arent(5254)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
Arent(5254)のIPO想定価格は1,750円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このArent(5254)のIPO仮条件は週明け3月8日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
Arent(5254)の事業内容
Arent(5254)の事業内容は建設業界を中心としたDXコンサルティング、システム開発、システム販売等ということで、建設分野やプラント分野を中心にDXコンサルティング及び新規事業創出、自社プロダクトの開発及び販売を行っています。
このArent(5254)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
Arent(5254)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日も複数社のIPO新規上場承認発表があるかと思っていましたが1社のみでした。「Are …
Arent(5254)のブルベア要素とIPO参加スタンス
Arent(5254)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,750円としてオーバーアロットメント含め26.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて13,000枚と比較的多めにあるため、当選確度はそれなりにありそうです。
そして今回もこのArent(5254)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては建設業界に特化したDX(デジタルトランスフォーメーション)関連ということで、IPO市場では人気化しやすい業態となり、業績も堅調で、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)含む既存株主にはロックアップが掛かっているため、大きな売り圧力もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,750円)ベースで26.1億円と荷もたれ感のある水準である上に、上場日は3月28日(火)で、アクシスコンサルティング(9344)とモンスターラボホールディングス(5255)と3社同日上場、いずれも東証グロース市場への上場で、公開規模もすべて中規模サイズとなるため、さすがに資金分散の影響を受けることになりそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
Arent | 26.1億円 | 東証グロース | みずほ証券 |
アクシスコンサルティング | 19.9億円 | 東証グロース | 野村證券 |
モンスターラボホールディングス | 29.9億円 | 東証グロース | 大和証券 |
業態的にも規模的にも単独上場であれば問題ない内容かと思っていましたが、3社同日上場で、かつどれも規模感が中規模サイズでほぼ同等レベルとなると資金の取り合いになりそうです。当初、管理人の個人的なこのArent(5254)のIPO参加スタンスは参加の方向でしたが、ひとまず中立にさせて頂き、今後の市況の雰囲気や他IPO案件の様子を見ながら決めて行きたいと思います。
Arent(5254)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのArent(5254)のIPO株(公募株及び売り出し株)13,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 11,050枚 | 85.0% |
SBI証券 | 1,040枚 | 8.0% |
野村證券(前受け金不要) | 650枚 | 5.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 130枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 65枚 | 0.5% |
岡三証券 | 65枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,950枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からの申し込みは外せません。2番手幹事のSBI証券もそれなりに引き受け株数があり、IPOチャレンジポイントの関係もあるため申し込みは必須となりますが、残る3番手以降の平幹事は引き受け株数的にIPO当選を狙うにはなかなか厳しそうです。
Arent(5254)のIPO仮条件決定
Arent(5254)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,750円
IPO仮条件:1,140円~1,440円
IPO想定価格よりも大幅下ブレとなる超弱気なIPO仮条件設定となり、募集株も売り出し株及びオーバーアロットメントが以下の通り削減されています。
売り出し株:600,000株 → 470,000株
オーバーアロットメント:195,000株 → 175,500株
この売り出し株及びオーバーアロットメント削減及び下ブレ仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は15.3億円~19.3億円となりました。
Arent(5254)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
Arent(5254)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,400円~1,600円
IPO仮条件が大幅下ブレとなる超弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに大幅下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてもC級評価からD級評価に格下げとし、IPO参加スタンスについてもIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみに変更させて頂きます。
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