ブルーイノベーション(5597)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,300円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ブルーイノベーション(5597)の上場日とIPO申込期間
ブルーイノベーション(5597)の上場日は12月12日(火)~12月18日(月)で、最短日程(12月12日)で決まればアウトルックコンサルティング(5596)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
このブルーイノベーション(5597)のIPO申し込み期間は11月27日(月)~最長12月8日(金)となっており、いよいよ年末のIPOラッシュ突入開始となっているため、他IPO案件と複数社のIPO申し込み期間被りがあるため、資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
さらにIPO申し込み期限が最長12月8日(金)までとなっていますが、IPO新ルール「IPOにおける公開価格の設定プロセスの変更」適用銘柄で上場日が変更可能なタイプとなるため、上場日次第ではIPO申し込み期限が最短12月1日(金)と前倒しで短縮される可能性があるので注意が必要です。
ブルーイノベーション(5597)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ブルーイノベーション(5597)のIPO想定価格は1,300円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このブルーイノベーション(5597)のIPO仮条件は今週11月24日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ブルーイノベーション(5597)の事業内容
ブルーイノベーション(5597)の事業内容は複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するためのデバイス統合プラットフォームであるBlue Earth Platform(BEP)をベースに、点検・教育・物流等のサービスを開発・提供ということで、ドローン等におけるソリューションを複数提供しており、ソフトウェアの開発・提供を中心に事業を展開しています。
このブルーイノベーション(5597)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ブルーイノベーション(5597)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月8日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのもう1社となります …
ブルーイノベーション(5597)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ブルーイノベーション(5597)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,300円としてオーバーアロットメント含め11.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感のある水準ではありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて7,462枚と多くないため、IPOの当選確率は低めとなりそうです。
そして今回もこのブルーイノベーション(5597)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が設備点検や教育、物流など幅広い分野で活用が期待されるドローン関連となり、将来性やテーマ性があります。公開規模もIPO想定価格(1,300円)ベースで11.1億円と軽量で、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)含めた既存株主の取得単価も多くは2,200円となっているため握力は強そうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては2018年12月に自律制御システム研究所(6232)として上場した現:ACSL(6232)が上場当時は公開規模100億円超えで外部環境が悪かったとはいえ、ドローンベンチャー初上場とテーマ性があったものの、騰落率-16.8%と壮大な公募割れを起こしたトラウマがあります。
今回のブルーイノベーション(5597)はドローンベンチャーで赤字上場となる上に公開価格の1.5倍となればロックアップ解除され売却可能となる株式がベンチャーキャピタル(投資ファンド)含め100万株以上あり、1.5倍水準では警戒感も高まりそうです。
とはいえ、IPO想定価格1,300円に対して既存株主の取得単価2,200円は実質的にはダウンラウンド上場となるため、一定の安心感はあり、テーマ性もあることから初値は堅調にスタートすることが予想されます。よって管理人の個人的なこのブルーイノベーション(5597)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で考えています。
ブルーイノベーション(5597)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのブルーイノベーション(5597)のIPO株(公募株及び売り出し株)7,462枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 6,940枚 | 93.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 187枚 | 2.5% |
SBI証券 | 149枚 | 2.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 75枚 | 1.0% |
岡三証券 | 37枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 37枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 37枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,110枚あります。
積極的にこのブルーイノベーション(5597)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)がしっかり入っていますが、いずれも持ち分は二桁レベルとなるため、狙うには厳しい数字となりそうです。
ブルーイノベーション(5597)のIPO仮条件決定
ブルーイノベーション(5597)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,300円
IPO仮条件:1,220円~1,320円
IPO想定価格がほぼ最上限となるおおむね一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は10.4億円~11.3億円となりました。
ブルーイノベーション(5597)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ブルーイノベーション(5597)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,000円~2,200円
IPO仮条件はおおむね一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。
IPO歴15年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPO投資にオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。