ククレブ・アドバイザーズ(276A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,050円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)の上場日とIPO申込期間
ククレブ・アドバイザーズ(276A)の上場日は2024年11月28日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO申し込み期間は11月12日(火)~11月18日(月)となっており、IPO申し込み期間ラッシュではないものの、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO想定価格は1,050円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO仮条件は今週11月8日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)の事業内容
ククレブ・アドバイザーズ(276A)の事業内容はAIを活用したCRE(企業不動産)に関するソリューションの提供及び不動産テックシステムの開発・販売ということで、企業が抱えるCRE(企業不動産)に関する様々なニーズや課題に対して、不動産テックを活用した企業にとって最適なソリューションをカスタムメイドによって提案及びサービスの提供を行っています。
このククレブ・アドバイザーズ(276A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社ありました。うち1社は15時39分と遅 …
ククレブ・アドバイザーズ(276A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ククレブ・アドバイザーズ(276A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,050円としてオーバーアロットメント含め14.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲で、荷もたれ感を感じるほどの水準ではありません。
IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて1,392,500株と比較的多めにありますが、IPO主幹事は大手証券でIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となることから、IPO株の当選確度はそれほど高くはないと思われます。
そして今回もこのククレブ・アドバイザーズ(276A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはIPO市場では不人気セクターとなる不動産業ではあるものの、CRE(企業不動産)の取り扱いに特化した不動産会社で、不人気セクターの中でも唯一人気化が見込める「不動産テック」の側面も持っています。
業績も売上収益ともに右肩上がりで好調に推移しており、東証グロース市場への上場で公開規模はIPO想定価格(1,050円)ベースで14.6億円とまだ小型と言えるサイズ感。既存株主には解除条項無しのロックアップも掛けられており、上場時のIPO株取得者以外からの余計な売り圧力はありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては株価設定に特段の割安感が感じにくく、人気の不動産テックとはいえ、ひと昔前のような人気ぶりはここ最近は見られません。人気のAIベンチャーでさえも初値売買代金が10億円に満たないという低調地合いの中では期待をし過ぎるのは禁物かもしれませんね。
とはいえ、この内容と規模であれば公募割れする可能性は低く、初値高騰は無いにしても堅調なスタートは切れるのではないかと考えられるため、管理人の個人的なこのククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で考えています。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO株(公募株及び売り出し株)12,109枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 11,261枚 | 93.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 605枚 | 5.0% |
水戸証券 | 182枚 | 1.5% |
極東証券 | 61枚 | 0.5% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,816枚あります。
積極的にこのククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事は3社しかない上に抽選割合の多いネット証券は楽天証券しかありませんが、三桁レベルの持ち分があるため、可能性は低いものの狙えない数字ではなさそうです。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO仮条件決定
ククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,050円
IPO仮条件:890円~950円
IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は12.3億円~13.2億円となりました。
今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されていますので、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である712円~1,140円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社のIPO申し込み時の入金残高は最高値となる1,140円分で見ておく必要があります。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ククレブ・アドバイザーズ(276A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,100円~1,250円
IPO仮条件が窓開けで下ブレとなる弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からD級評価に格下げ変更としますが、IPO参加スタンスについては引き続き参加の方向で考えています。ただし公開価格が仮条件の上限突破となった際は再検討と致します。
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