イーディーピー(7794)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(4,500円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
イーディーピー(7794)の上場日とIPO申込期間
イーディーピー(7794)の上場日は2022年6月27日(月)で、サンウェルズ(9229)と2社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このイーディーピー(7794)のIPO申し込み期間は6月10日(金)~6月16日(木)となっており、このあたりはもうIPO申し込みラッシュ期間に突入しているため、他のIPO案件と申し込み期間が被りまくっていることから、全力参加で攻める方は資金の割り振りに注意が必要です。
イーディーピー(7794)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
イーディーピー(7794)のIPO想定価格は4,500円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このイーディーピー(7794)のIPO仮条件は6月9日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
イーディーピー(7794)の事業内容
イーディーピー(7794)の事業内容は単結晶ダイヤモンドとその関連素材の製造・販売・開発ということで、ダイヤモンドの単結晶を、ガスから成長させる人工的な方法で製作し、電子材料の分野などへ工業材料として販売しております。
このイーディーピー(7794)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
イーディーピー(7794)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月20日)IPO新規上場承認発表あった5社のうちの最後の1社となります。 …
イーディーピー(7794)のブルベア要素とIPO参加スタンス
イーディーピー(7794)の公開規模はIPO想定価格4,500円としてオーバーアロットメント含め22.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて4,290枚と少ないため、当選確度は低めかと思われます。
そして今回もこのイーディーピー(7794)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容は地味ではあるものの、人工ダイヤモンド市場は利益率も成長率も高い業態で、それに伴って業績も売上収益ともにしっかり右肩上がりで推移しています。宝飾品扱いではなく半導体など電子材料の工業用材料という目で評価されれば、一定の買いは入りそうです。
株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株がおよそ30万株程度あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しには応じていません。上場後も90日間もしくは公開価格の1.5倍までは売却できないロックアップが掛かっているため、余計な売り圧力にはなりません。
ベア要素(ネガティブ材料)は公開規模がIPO想定価格(4,500円)ベースで22.1億円と、やや荷もたれ感のあるサイズで海外投資家への販売も無いことから、すべて国内での吸収となり、単価もやや値ガサなため個人投資家の参戦は限定的で、大人(機関投資家)買い頼りな部分があります。
上場日は6月27日(月)で二回りほど大きいサンウェルズ(9229)と2社同日上場、その上にIPOラッシュによる買い疲れも出て来るころです。これだけ集中期になると、やはり最終的には地合い次第と言ったところでしょうか。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
イーディーピー | 22.1億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
サンウェルズ | 65.4億円 | 東証グロース | 野村證券 |
低位株であれば最悪公募割れとなってもリスクは限定的ですが、IPO想定価格(4,500円)と、そこそこの値ガサ株なので、リターンも大きいかもしれませんが、もちろんリスクも大きくなるため、非常に悩ましいIPO案件です。
なので現時点での個人的なこのイーディーピー(7794)のIPO参加スタンスはまだ中立とさせて頂き、今後の株式市場、特にIPO市場の動向を見ながら慎重に決めて行きたいと思います。仮に参加となったとしてもIPO主幹事となるSMBC日興証券とIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券の2社からのみになると思います。
イーディーピー(7794)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのイーディーピー(7794)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,290枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 3,731枚 | 87.0% |
SBI証券 | 215枚 | 5.0% |
丸三証券 | 86枚 | 2.0% |
野村證券(前受け金不要) | 86枚 | 2.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 43枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 43枚 | 1.0% |
大和証券 | 43枚 | 1.0% |
岡三証券 | 43枚 | 1.0% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が643枚あります。
個人的にはまだIPO参加スタンスを決めかねているので、なんとも言えませんが、積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券は外せません。ただいつも申し上げている通り、SMBC日興証券はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため、とりあえず申し込んでおいて当選しから考えるというプランは避けた方が賢明です。
そもそものIPO株数が少ないため、その他平幹事の店頭系証券はほぼ絶望的で、抽選割合の多いネット証券でもIPO当選は厳しいかもしれませんね。
イーディーピー(7794)のIPO仮条件決定
イーディーピー(7794)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:4,500円
IPO仮条件:4,500円~5,000円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は22.1億円~24.6億円となりました。
イーディーピー(7794)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
イーディーピー(7794)の第二弾初値予想が発表されたようです。
7,500円~8,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からC級評価に変更とさせて頂きますが、IPO参加スタンスについては引き続きSMBC日興証券とSBI証券の2社からのみの申し込みです。
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