Faber Company(220A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月27日)もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。「Faber Company」と書いて「ファベル カンパニー」と読みます。
本日IPO新規上場承認発表があればまだ日程的に同日の重複上場という可能性もありますが、上場日が7月31日(水)ということで、ひとまず7月最後の1席が埋まりました。7月7社目のIPOとなります。
Faber Company(220A)の上場日は2024年7月31日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場ですが、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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Faber Company(220A)のIPO(新規上場)情報
設立:2005年10月24日
業種:情報・通信業
事業の内容:デジタルマーケティング自動化ツール「ミエルカSEO」等SaaS提供、フリーランス人材等を活用したマーケティング支援
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 220A |
名称 | Faber Company(ファベル カンパニー) |
公募株数 | 320,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 751,400株 |
オーバーアロットメント | 160,700株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | 野村證券 岡三証券 東海東京証券 岩井コスモ証券 極東証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) SBIネオトレード証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 6月27日(木) |
上場日 | 7月31日(水) |
仮条件決定日 | 7月11日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 7月16日(火)~7月22日(月) |
公開価格決定日 | 7月23日(火) |
IPO申し込み期間 | 7月24日(水)~7月29日(月) |
上場時発行済株式総数 | 3,000,000株 |
時価総額 | 29.1億円 |
吸収金額 | 11.9億円 |
想定価格 | 970円(97,000円必要) |
そしてこのFaber Company(220A)のIPO主幹事はSBI証券となっていることから、グループ会社となるSBIネオトレード証券がIPO委託幹事(裏幹事)に加わることがすでに確定されており、平幹事の中には岡三証券も入っているため、こちらもグループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に加わる可能性が高いです。
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Faber Company(220A)のIPO(新規上場)事業内容等
Faber Company(220A)はグループ会社で、株式会社Faber Company及び連結子会社1社(Faber Vietnam Co.,Ltd.)で構成されており、デジタルマーケティングを通じた企業の目標達成、事業成長、ビジネス変革の支援を目的として「ミエルカSEO」等、デジタルマーケティングの生産性を向上させる自動化ツール群、及びデジタルマーケティングに関する多様で複雑な課題を解決するリソース群(人材・教育・コンサルティング)の提供を行っています。
デジタルマーケティングの生産性を向上させる自動化ツールとして、企業のWebサイトへの流入最大化を支援する「ミエルカSEO」、UI/UX改善によるコンバージョンの最大化を支援する「ミエルカヒートマップ」、Googleマップ等を用いた店舗集客を最大化する「ローカルミエルカ」、即戦力となるフリーランス又は副業のデジタルマーケティング人材を企業に提供する「ミエルカコネクト」、特に高い専門性が求められる課題に対する支援を行うソリューションサービス等を提供しています。
「ミエルカSEO」は、当社が会社設立以来積み重ねてきたデジタルマーケティングの知見をもとに、国立大学との産学共同研究により生み出された、人工知能技術(自然言語処理、機械学習)を活用したデジタルマーケティング自動化サービスで、Webサイトのコンテンツ企画・評価・改善点が自動的に抽出され、利用企業に対する提案が行われます。
「ミエルカヒートマップ」は、利用企業のWebサイトを訪れた訪問者の行動を自動で可視化することができるサービスで、Webサイトにおけるヒートマップは、サイト訪問者のWebサイト上での行動を追跡し、どこをクリックしているか、どのコンテンツがよく見られたか、といったWebサイト上での行動データを色の濃淡で表現することにより可視化し、分析することにより、コンバージョンレートやUI/UXの改善を行うことができます。
「ローカルミエルカ」は、小売業、飲食業等を多店舗で行っている企業に、Googleマップを中心としたWeb上での店舗情報の一元管理と、インターネットユーザーが検索を行った際に、店舗情報が上位掲載されることを支援する、ローカルマーケティングの自動化サービスです。
「ミエルカコネクト」は、即戦力となるフリーランス又は副業のデジタルマーケティング人材を、企業に対して主に業務委託により提供するサービスです。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額275百万円については、①人員体制強化に係る増加人件費(給与手当等)として2025年9月期は73百万円、2026年9月期は44百万円、②販売促進のための費用として2025年9月期に58百万円、2026年9月期に100百万円に充当していく予定です。
なお、具体的な支出が発生するまでは、安全性の高い金融商品等で運用する方針です。
(Faber CompanyのIPO目論見書より一部抜粋)
Faber Company(220A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
Faber Company(220A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格970円としてオーバーアロットメント含め11.9億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA分)合わせて1,232,100株と多くもなく少なくもなくと言ったところです。
上述の通りFaber Company(220A)の事業内容はデジタルマーケティング自動化ツール「ミエルカSEO」等SaaS提供、フリーランス人材等を活用したマーケティング支援ということで、デジタルマーケティングに関する豊富なサービスラインナップを持つことから、単一のサービスで取引を開始した顧客に対してクロスセルを展開しています。
Faber Company(220A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。売出株の一部は企業価値向上に資することを目的とするため40百万円に相当する株式数を上限として株式会社CARTA HOLDINGS、福利厚生を目的とするため30百万円に相当する株式数を上限としてFaber Company従業員持株会に売付け(親引け)する予定となっています。
Faber Company(220A)はSEO(検索エンジン最適化)に特化した企業となっており、メディア運営をされている方なら一度は聞いたことはあるかもしれませんね。有名どころで行くとGoogleのSEO対策に携わっていたマットカッツ氏とも面識のある「海外SEO情報ブログ」を運営されている鈴木謙一氏やアクセス解析の第一人者と言われている小川卓氏などプロフェッショナルが多数在籍されています。
メディア運営をさせて頂いている自身からすると今さらSEO会社のIPO(新規上場)?と思いましたが、業績は横ばいながらも堅調に推移していることからまだまだ需要はあるようです。ただ上場市場はひと昔前であれば成長性の高い東証グロース市場だったのが、今や安定の東証スタンダード市場になってしまった感はありますね。
業績も堅調で公開規模はIPO想定価格(970円)ベースで11.9億円と軽量サイズ、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無く、余計な売り圧力はありません。IPO地合いが改善方向に向かっている今であれば初値は好スタートとなりそうな気がします。ひとまずの初値評価はB級評価といったところになるでしょうか。
よってとりあえずの管理人の個人的なこのFaber Company(220A)のIPO参加スタンスは参加で行く予定で考えています。SBI証券主幹事案件ということで、IPOチャレンジポイントの使用不使用も頭には入れておきますが、おそらく使うことは無いかと思っています。ただ、IPO株数が比較的多くあるので、IPOチャレンジポイントを使用した際は複数配分となる可能性は高そうです。
Faber Company(220A)のIPO(新規上場)業績等
Faber Company(220A)のIPO経営指標
Faber Company(220A)のIPO売上高及び経常利益
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