FCE Holdings(9564)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,560円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
FCE Holdings(9564)の上場日とIPO申込期間
FCE Holdings(9564)の上場日は2022年10月27日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくの東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このFCE Holdings(9564)のIPO申し込み期間は10月11日(火)~10月17日(月)となっており、他多数のIPO案件とIPO申し込み期間がドンピシャで被っているため、申し込まれる方は資金の割り振りや申込忘れに注意する必要があります。
FCE Holdings(9564)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
FCE Holdings(9564)のIPO想定価格は1,560円となっているため、現時点では公募価格の1.5倍~1.9倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このFCE Holdings(9564)のIPO仮条件は今週10月6日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
FCE Holdings(9564)の事業内容
FCE Holdings(9564)の事業内容は教育研修事業、DX推進事業等を営むグループ会社の経営管理およびそれに附帯または関連する業務ということで、持株会社として、グループ全体の戦略策定の他、各関係会社に対し、業務委託契約に基づく経営管理業務を行っています。
このFCE Holdings(9564)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
FCE Holdings(9564)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月21日)IPO新規上場承認発表のあった2社のうちのもう1社です …
FCE Holdings(9564)のブルベア要素とIPO参加スタンス
FCE Holdings(9564)の公開規模はIPO想定価格1,560円としてオーバーアロットメント含め7.4億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて4,164枚しかないため、当選確度も低めになりそうです。
そして今回もこのFCE Holdings(9564)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては軸となる教育関連事業がIPO市場ではお世辞にも人気化しやすい業態ではありませんが、その他にも事業が多岐に渡り、中にはRPA(Robotic Process Automation)を中心としたDX(デジタルトランスフォーメーション)推進事業も手掛けており、一定人気化が見込めそうな業態もあります。
株価はやや割高な設定となっているような感じを受けますが、公開規模はIPO想定価格(1,560円)ベースで7.4億円と荷もたれ感の無い水準で、公開価格の1.5倍となればロックアップが解除されるベンチャーキャピタルの保有株があるものの株数は134,100株と多くはありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはFCE Holdings(9564)のIPO新規上場承認時の記事の際に書きました通り、FCE Holdings(9564)の元親会社の株式会社C&I Holdings(旧:株式会社ベンチャー・リンク)は2001年3月に東証一部にIPO(新規上場)したものの、2011年10月に上場廃止。2012年3月には民事再生法の適用を申請し、事実上の倒産という黒歴史があるため、当時関係している投資家からすると見た目は悪いかもしれません。
さらに9月末IPO案件の様子を見ていると今回のこのFCE Holdings(9564)のような個人投資家主導の小型IPOは再び環境が怪しく(不透明)なっており、上場日まで気が抜けないという点も気掛かりです。IPOにとっては最重要事項となる地合いが悪ければ期待通りの初値にならない可能性もありそうです。
とはいえ、この内容と規模で公募割れまですると言う可能性は限りなく低く、プラスリターンになる可能性の方が高いと思われるため、管理人の個人的なこのFCE Holdings(9564)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。
IPO主幹事は前受け金が不要で、かつ直近では個人的にポーターズ(5126)のIPO(新規上場)当選を頂くことができたみずほ証券となっているので、必然的に期待値が上がってしまいます。期待値を上げると裏切られるというのがセオリーですが「直近で当選経験がある=期待値が上がる」と言うのはある意味「人の性」とでも言うのでしょうか^^;
FCE Holdings(9564)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのFCE Holdings(9564)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,164枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 3,539枚 | 85.0% |
SBI証券 | 125枚 | 3.0% |
岡三証券 | 125枚 | 3.0% |
丸三証券 | 104枚 | 2.5% |
岩井コスモ証券 | 62枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 62枚 | 1.5% |
あかつき証券 | 21枚 | 0.5% |
東洋証券 | 21枚 | 0.5% |
水戸証券 | 21枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 21枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 21枚 | 0.5% |
極東証券 | 21枚 | 0.5% |
むさし証券 | 21枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が624枚あります。
IPO株数の割にはIPO幹事団(シンジケート)がIPO委託幹事(裏幹事)含めて14社と久しぶりに少ないIPO株に群がるタイプのIPO案件となります。もちろんIPO株数が少なくてIPO幹事団(シンジケート)が多い場合はIPO株が分散されるため、各社それぞれの持ち分は減少することになります。
IPO主幹事となるみずほ証券以外はネット証券も含め100枚以下となるため、ほぼ絶望的と言えそうです。とはいえ、必ず誰かの手元には行くわけなので、ここで諦めるか攻めるかによって明暗は分かれそうです。管理人はすでに前者(諦める)寄りです^^;
FCE Holdings(9564)のIPO仮条件決定
FCE Holdings(9564)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,560円
IPO仮条件:1,460円~1,560円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.9億円~7.4億円となりました。
FCE Holdings(9564)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
FCE Holdings(9564)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,300円~2,600円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても積極参加で変更はありません。と言ってもIPO申し込みは割り当て株数的にみずほ証券とSBI証券のみになりそうです。
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