FIXER(5129)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,280円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
FIXER(5129)の上場日とIPO申込期間
FIXER(5129)の上場日は2022年10月6日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
そしてグループ会社となるLINE証券もIPO委託幹事(裏幹事)になることが発表されており、9月のIPO株の販売数量が2倍になっていることから、このFIXER(5129)は対象外になると思いますが、ファインズ(5125)は期待値は上がります。
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このFIXER(5129)のIPO申し込み期間は9月16日(金)~9月26日(月)となっており、他複数のIPO案件と申し込み期間が微妙に被っているため、申し込まれる方は資金移動や申し込み忘れには注意が必要です。
FIXER(5129)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
FIXER(5129)のIPO想定価格は1,280円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このFIXER(5129)のIPO仮条件は来週9月15日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
FIXER(5129)の事業内容
FIXER(5129)の事業内容はクラウド環境で動作するシステム開発、クラウド環境の設計や運用・保守、監視サービス等ということで、マイクロソフトが管理するデータセンターを通して提供されるクラウドコンピューティングサービス「Microsoft Azure」に特化したクラウドインテグレーター(SIer)となります。
このFIXER(5129)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
FIXER(5129)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(9月1日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。10月第一号IPO案件の登場 …
FIXER(5129)のブルベア要素とIPO参加スタンス
FIXER(5129)の公開規模はIPO想定価格1,280円としてオーバーアロットメント含め29.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて20,000枚と多めにあり海外投資家への販売も無いことから、当選確度はやや高めかもしれません。
そして今回もこのFIXER(5129)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては厚生労働省や金融機関への導入実績もあり、特に新型コロナウイルス感染者情報管理・共有システム「HER-SYS(ハーシス)」のシステム構築で知名度も上がり、業績も大幅に増収増益となっています。
公開規模はIPO想定価格ベース(1,280円)で29.4億円と中規模サイズとなり、ベンチャーキャピタルの保有株もありますが、既存株主(新株予約権者含む)と共に解除価格無しのロックアップが掛かっており、需給面の不安はありません。内容的に大口(機関投資家、海外投資家)の参戦も期待できそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては前期は新型コロナウイルス感染者情報管理・共有システム「HER-SYS(ハーシス)」の構築という新型コロナ特需で大幅な増収増益となっているものの、今期は特需切れで減収減益予想となっており、先行き不透明感があります。既上場のクラウド(SaaS)関連も依然として活路を見出せずいる中で、IPOは別腹効果が出るのかどうかも不安が残るところです。
とはいえ、上述の通りこの内容であれば大口(機関投資家、海外投資家)参戦も期待でき、初値は堅調スタートで大なり小なりプラスリターンは望めるのではないかと考えているため、管理人の個人的なこのFIXER(5129)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。
FIXER(5129)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのFIXER(5129)のIPO株(公募株及び売り出し株)20,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 17,800枚 | 89.0% |
みずほ証券 | 1,600枚 | 8.0% |
SMBC日興証券 | 200枚 | 1.0% |
SBI証券 | 200枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 100枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 100枚 | 0.5% |
LINE証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,000枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券は外せません。野村證券主幹事案件ということでLINE証券もIPO委託幹事(裏幹事)となっており、個人的には直近でLINE証券でのIPO当選経験もあるため、必然的に期待値が高くなってしまいます。
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残る平幹事でも店頭型証券となるみずほ証券や抽選割合の多いネット証券(SBI証券、マネックス証券、松井証券)も100枚レベルはあるため、余裕があれば申し込む価値はありそうです。
FIXER(5129)のIPO仮条件決定
FIXER(5129)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,280円
IPO仮条件:1,280円~1,340円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は29.4億円~30.8億円となりました。
FIXER(5129)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
FIXER(5129)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,700円~2,000円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに変わらずの初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で変更はありません。
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