フーディソン(7114)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,210円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
フーディソン(7114)の上場日とIPO申込期間
フーディソン(7114)の上場日は2022年12月16日(金)で、Rebase(5138)とオープンワーク(5139)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このフーディソン(7114)のIPO申し込み期間は12月1日(木)~12月7日(水)となっており、すでに12月IPOラッシュに向けたIPO申し込みラッシュ突入となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間が多数被っているため、資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。
フーディソン(7114)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
フーディソン(7114)のIPO想定価格は2,210円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このフーディソン(7114)のIPO仮条件は明後日11月30日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
フーディソン(7114)の事業内容
フーディソン(7114)の事業内容は食産業にて「魚ポチ」を中心としたBtoBコマースサービス、「sakana bacca」を中心としたBtoCコマースサービス、「フード人材バンク」を中心としたHRサービスを展開しており、これら3つのサービスを合わせた生鮮流通プラットフォーム事業を展開しています。
このフーディソン(7114)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
フーディソン(7114)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(11月11日)もIPO新規上場承認発表が2社ありました。順調に12月のIPOが …
フーディソン(7114)のブルベア要素とIPO参加スタンス
フーディソン(7114)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,210円としてオーバーアロットメント含め27.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,668枚と万枚超えで比較的多く、海外投資家への販売も無いことから、当選確度は少し高めとなりそうです。
そして今回もこのフーディソン(7114)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が飲食店向け食品Eコマースサービスとなることから、食品とテクノロジーを掛け合わせた「フードテック」などIT系として認識されれば新規性は無いものの、一定の人気は得やすいかもしれません。売上の上昇に比例して収益も黒字化しており、業績面の安心感も出て来たころ合いで、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連としての注目度や成長期待もありそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては業種がサービス業などでなく卸売業と地味なセクターに位置されており、公開規模はIPO想定価格(2,210円)ベースで27.1億円と東証グロース市場への上場としては荷もたれ感のあるサイズ。株価設定は割高感が強く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除されるベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も414,845株あります。
加えてフーディソン(7114)の上場日は12月16日(金)で、Rebase(5138)とオープンワーク(5139)と3社同日上場による資金分散の影響を受ける可能性がある上に、IPOラッシュ真っ只中で他にも多くの選択肢がある中、あえてこのフーディソン(7114)に買いが集まるかは微妙なような気がします。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
Rebase | 8.7億円 | 東証グロース | SBI証券 |
オープンワーク | 37.8億円 | 東証グロース | 野村證券 |
フーディソン | 27.1億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
これまた参加不参加の判断が難しい微妙IPO案件となります。こういう参加スタンスが難しいIPO案件に限ってIPO主幹事はキャンセルペナルティのあるSMBC日興証券です。とりあえずこのフーディソン(7114)の個人的なIPO参加スタンスは今の地合いが続いていれば突撃してみようかと考えていますが、参加したとしてもSMBC日興証券とSBI証券の2社からのみとなりそうです。
フーディソン(7114)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのフーディソン(7114)のIPO株(公募株及び売り出し株)10,668枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 9,601枚 | 90.0% |
SBI証券 | 458枚 | 4.3% |
みずほ証券 | 213枚 | 2.0% |
大和証券 | 160枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 75枚 | 0.7% |
岡三証券 | 75枚 | 0.7% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 43枚 | 0.4% |
松井証券(前受け金不要) | 43枚 | 0.4% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,600枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるSMBC日興証券は外せませんが、SMBC日興証券はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため、当選してから買うかどうかを決めるという作戦は避けた方が賢明です。特に12月IPOはSMBC日興証券主幹事案件が多いため、まだこの時点でペナルティは喰らいたくないですからね。
フーディソン(7114)のIPO仮条件決定
フーディソン(7114)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,210円
IPO仮条件:2,210円~2,300円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は27.1億円~28.2億円となりました。
フーディソン(7114)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
フーディソン(7114)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,300円~2,500円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはSMBC日興証券とSBI証券の2社からのみの申し込みと致します。
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