ハンモック(173A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,060円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ハンモック(173A)の上場日とIPO申込期間

ハンモック(173A)の上場日は2024年4月11日(木)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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このハンモック(173A)のIPO申し込み期間は3月27日(水)~4月2日(火)となっており、スケジュール的にIPO閑散期で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りは無いため、申し込まれる方は資金管理などはあまり気にする必要はありませんが、申し込み忘れにはご注意下さい。

ハンモック(173A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ハンモック(173A)のIPO(新規上場)初値予想

ハンモック(173A)のIPO想定価格は2,060円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

なお、このハンモック(173A)のIPO仮条件は明日3月26日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ハンモック(173A)の事業内容

ハンモック(173A)の事業内容は「IT資産管理・セキュリティ対策」「営業支援・名刺管理」「AIによる文字認識を活用したデータエントリー」に関する業務支援システム及びクラウドサービスの開発、提供ということで、顧客や市場のニーズを捉え、それまでになかった機能を備えたシステムを自社で開発し、製品を提供することで、顧客の経営課題を解決し、業務の生産性・信頼性を向上させ、企業価値の向上を図っています。

ハンモック(173A)IPO事業概要

このハンモック(173A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ハンモック(173A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ハンモック(173A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,060円としてオーバーアロットメント含め31.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて13,270枚と万枚超えで比較的多めにありますが、IPO主幹事は店頭型証券(SMBC日興証券)となるため、IPO当選はそう簡単では無さそうです。

そして今回もこのハンモック(173A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては法人向けソフトウェアの開発及び販売や自社開発ソフトウェアによるソリューションの提供と競合は多く存在しますが、IPO市場では人気業態となり、業績も横ばいながらも堅調に推移しています。

株価設定に特段の割安感は感じられないものの、ベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存株主にもロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。上場日も4月11日(木)でIPO閑散期の中の単独上場となることからスケジュール面での優位性もあります。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては募集株の内訳が公募株50,000株に対して売り出し株は1,277,000株で売り出し比率はおよそ25.5倍となり、売り出し株の放出人は代表取締役社長含む親族となっていることから、やや換金色があります。

公開規模もIPO想定価格(2,060円)ベースで31.4億円とやや荷もたれ感のある水準、3月のIPOラッシュを無事に通過していれば、堅調なスタートが見込めそうですが、もしコケるようなことになればそれなりに厳しい規模となりそうです。

いずれにしても中規模案件となることからも3月のIPOラッシュが重要な指標となりそうなため、現時点の管理人の個人的なこのハンモック(173A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で行く予定ですが、3月IPOラッシュ後にIPO地合いが悪くなっているようなことがあれば再考する可能性もあります。

ハンモック(173A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのハンモック(173A)のIPO株(公募株及び売り出し株)13,270枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事12,276枚92.5%
野村證券398枚3.0%
みずほ証券133枚1.0%
SBI証券93枚0.7%
岡三証券66枚0.5%
東海東京証券66枚0.5%
岩井コスモ証券66枚0.5%
あかつき証券66枚0.5%
丸三証券66枚0.5%
松井証券前受け金不要40枚0.3%
岡三オンライン委託幹事?枚?%
SBIネオトレード証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,990枚あります。

積極的にこのハンモック(173A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合少ない店頭型証券が多く、抽選割合の多いネット証券(SBI証券松井証券)も入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うには厳しい数字となりそうです。

ハンモック(173A)のIPO仮条件決定

ハンモック(173A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,060円
IPO仮条件:1,940円~2,060円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は29.6億円~31.4億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。

ハンモック(173A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ハンモック(173A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,800円~3,200円

IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き参加で変更ありません。

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