HCSホールディングス(4200)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,730円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

HCSホールディングス(4200)の上場日は6月24日(木)セレンディップ・ホールディングス(7318)ベイシス(4068)アルマード(4932)4社同日上場、上場市場は可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はこれまたSBI証券となっているため、記事後半でIPOチャレンジポイントについての考察もしておきたいと思います。

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もうすでに定型文となっていますが、このHCSホールディングス(4200)のIPO申し込み期間は6月9日(水)~6月15日(火)となっており、ご承知の通りすでに怒涛のIPO申し込みラッシュ突入となっているため、他のIPOとの申し込み期間被りがかなり多くあるので、申し込みを考えている方はしっかりと日程確認をして、IPO申し込み忘れの無いようご注意下さい。IPO主幹事のSBI証券は同一資金でのIPO申し込みができる点はまだ唯一の救いでしょうか。

HCSホールディングス(4200)のIPO(新規上場)初値予想

HCSホールディングス(4200)のIPO(新規上場)初値予想

HCSホールディングス(4200)のIPO想定価格は1,730円となっているため、現時点では公募価格の1.7倍~2.3倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。

このHCSホールディングス(4200)のIPO仮条件は週明け6月7日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

HCSホールディングス(4200)の事業内容は情報サービス事業、ERP事業、デジタルマーケティング事業を営むグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務ということで、情報サービス業を主な業務としている中堅システムインテグレーターでドイツSAP社のパートナーでもあります。

このHCSホールディングス(4200)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

HCSホールディングス(4200)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,730円)で12.5億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはまだ小型サイズの部類に入り、荷もたれ感を感じる水準ではありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて6,300枚と多くはありません。

事業内容はIT系でセクターも情報・通信業、設立も2016年7月で新しいにも関わらず、なぜ上場市場が東証マザーズではなく、JASDAQスタンダードなのかという疑問はすでに上記HCSホールディングス(4200)のIPO新規上場承認発表時の記事でも触れております通り、前身が1970年設立の株式会社日比谷電算センターとなることからかと思われます。何かが違えば東証マザーズ上場となっていたでしょうかね。JASDAQスタンダード上場となることから人気度合いで行くと今一歩足りないところでしょうか。

HCSホールディングス(4200)の上場日は6月24日(木)セレンディップ・ホールディングス(7318)ベイシス(4068)アルマード(4932)4社同日上場と過密スケジュールとなります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
セレンディップ・ホールディングス11.0億円東証マザーズSBI証券
ベイシス7.8億円東証マザーズみずほ証券
アルマード51.1億円JASDAQスタンダード野村證券
HCSホールディングス12.5億円JASDAQスタンダードSBI証券

このくだりももう飽きるほど何度も申し上げておりますが、6月第4週は魔の週となり、6月22日(火)はリート(REIT)含め4社同日上場、前日の6月23日(水)は3社同日上場、そしてこのHCSホールディングス(4200)の上場日6月24日(木)は4社同日上場、翌日6月25日(金)は2社同日上場と「4-3-4-2」で合計13社が上場するというかなりの渋滞っぷりです。

そしてIPO主幹事がSBI証券ということで、やはりIPOチャレンジポイントを使うかどうかでしょうか。6月はSBI証券主幹事案件が5社もあるので、IPOチャレンジポイントを使うかどうかが悩ましい月となりそうですね。

HCSホールディングス(4200)はIPO募集株数が6,300枚となることから過去統計を元に推測すると200株1セット配分となるのがこれまでのセオリーです。もちろんすべてはSBI証券のさじ加減一つなのでこのセオリー通りに行くとは限りません。ただ今回は雰囲気的に100株配分や300株配分は無いような気がしています。セオリー通り200株1セットかと個人的にはほぼ確で推測しています。

となると次はポイント当選ボーダーですね。
ズバリ、今回のポイント当選ボーダーは450ポイントから500ポイントと個人的には予測します。このポイント数どこかで聞いたことあるポイント数ですね。

そうなんです。
つい先日、セレンディップ・ホールディングス(7318)のIPO初値予想記事でもポイント当選ボーダーは450ポイントから500ポイントと書きました。同じポイントボーダーなのです。

結局のところ仮に初値が2倍程度まで上がって200株配分となると初値売却益はおよそ35万円程度セレンディップ・ホールディングス(7318)とほぼ同じ利益なのですよね。もちろんこの数値が正しければ1ポイントあたりの単価価値は1,000円未満です。

数年前まではポイント単価価値が1,000円を切るなんて考えもしませんでしたが、ポイントインフレが起きている以上、いよいよポイント単価500円の時代に突入することになるかもしれないですね。これでもSBI証券からすれば嬉しいのでしょうか。

いずれにしても管理人の個人的なこのHCSホールディングス(4200)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行くことに変更はありませんが、IPOチャレンジポイントについては今回も基本的には使わない方向で考えています。ただ低い単価で取れたらラッキーということもあるため、投入して当選しても後悔の無いレベルでのポイント投入はあるかもしれません。

HCSホールディングス(4200)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのHCSホールディングス(4200)のIPO株(公募株及び売り出し株)6,300枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SBI証券主幹事5,356枚85.0%
みずほ証券315枚5.0%
丸三証券126枚2.0%
水戸証券126枚2.0%
岩井コスモ証券63枚1.0%
エイチ・エス証券63枚1.0%
東海東京証券63枚1.0%
東洋証券63枚1.0%
むさし証券63枚1.0%
藍澤證券31枚0.5%
極東証券31枚0.5%
SBIネオトレード証券委託幹事?枚?%
GMOクリック証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が945枚あります。

読者さんもおおむね予測は付いたかと思いますが、上記の通りSBI証券主幹事案件はということで、もちろん無駄にIPO幹事団(シンジケート)が多いパターンです。

割り当て株数が二桁枚数で10%しか抽選に回さない証券会社となればもう絶望的という感じです。それでも誰かにはその抽選分から当選が行きますし、まれに自分に来る時もあります。ということを考えるとやはり全証券会社から申し込んでおきたいところですが、空前のIPOラッシュとなっていることから資金が不足気味になっているという点も否めません><

<追記>
HCSホールディングス(4200)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,730円
IPO仮条件:1,660円~1,800円

IPO想定価格が中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は12.0億円~13.0億円となりました。

<追記>
なぜかGMOクリック証券がこのHCSホールディングス(4200)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで発表がありました。

HCSホールディングス(4200)のIPO取り扱い決定GMOクリック証券
HCSホールディングス(4200)IPOGMOクリック証券

<追記>
HCSホールディングス(4200)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,600円~3,000円

IPO仮条件は中間値となるやや強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更ありません。IPOチャレンジポイントも使わない方向です。

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