INFORICH(9338)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(4,400円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
INFORICH(9338)の上場日とIPO申込期間
INFORICH(9338)の上場日は2022年12月20日(火)で、monoAI technology(5240)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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このINFORICH(9338)のIPO申し込み期間は12月5日(月)~12月9日(金)となっており、すでに12月IPOラッシュに向けたIPO申し込みラッシュ真っ只中となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間が多数被っているため、資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。
INFORICH(9338)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
INFORICH(9338)のIPO想定価格は4,400円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっております。
信用している初値予想会社さんの初値予想なので信頼したいところですが、この規模なら中身はある程度無視したとしても、短期筋の買いが少し入るだけで需給はひっ迫することになるのではないかと思っているため、個人的な初値予想については強めA級評価(もはや自信無し)に設定させて頂いております。
なお、このINFORICH(9338)のIPO仮条件は今週末12月2日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
INFORICH(9338)の事業内容
INFORICH(9338)の事業内容はモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」の運営、「ChargeSPOT」に付随するサイネージ広告の販売及び運営ということで、どこでも借りられて、どこでも返せるスマホ充電レンタル「ChargeSPOT(チャージスポット)」を展開しています。
このINFORICH(9338)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
INFORICH(9338)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月16日)はIPO新規上場承認発表が1社のみありました。ペースが落ちる …
INFORICH(9338)のブルベア要素とIPO参加スタンス
INFORICH(9338)の市場からの吸収金額はIPO想定価格4,400円としてオーバーアロットメント含め2.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで561枚とかなり極少な上に海外投資家への販売もあるため、当選確度はかなり厳しそうです。
そして今回もこのINFORICH(9338)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはやはり公開規模がIPO想定価格(4,400円)ベースで2.8億円と超ミニマムサイズという点が大きく目立ち、IPO募集株も公募株のみで売出株は無く、海外投資家への販売もあります。事業内容もスマホ時代に必要とされるスマホ充電器のシェアリングサービスと時流に乗ったサービスで業界最大手かつ国内初で既上場の類似企業もありません。
ベンチャーキャピタル(投資ファンド)含め既存株主の多くには公開価格の2.0倍か11,466円のいずれか高い方で解除されるタイプのロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もほぼありません。さらにこの規模で海外投資家への販売もあるため、国内分の公開規模はまだ縮小されることになり、需給は極めて良好となりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては業績は売上は右肩上がりで収益は赤字続きと典型的な赤字のグロース株、上場日は12月20日(火)で、monoAI technology(5240)と2社同日上場となり、両社ともに小型案件となるため資金分散の影響は軽微と思われますが、IPOラッシュ中盤戦ということから買い疲れの影響は少なからずありそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
monoAI technology | 10.5億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
INFORICH | 2.8億円 | 東証グロース | 大和証券 |
しかしながら上述の通り大手初値予想会社の初値予想はD級評価レベルと予想外に低い評価となっています。管理人と違ってプロの評価で精度は高く信頼もしているため弱気にはなってしまいますが、さすがにこの規模で初値ということだけに限って言えば需給が重要となることから中身は一定許容されるのではないかと思っています。
よって現時点での管理人の個人的なこのINFORICH(9338)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。と言っても下記の割り当て株数から見て大和証券とSBI証券と大和コネクト証券の3社からのみの参加と致します。
INFORICH(9338)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのINFORICH(9338)のIPO株(公募株のみ)561枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 507枚 | 90.4% |
SBI証券 | 20枚 | 3.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 11枚 | 2.0% |
岡三証券 | 11枚 | 2.0% |
丸三証券 | 4枚 | 0.7% |
ちばぎん証券 | 4枚 | 0.7% |
ひろぎん証券 | 4枚 | 0.7% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が84枚あります。
IPO主幹事含めここまで割り当て株数が少ないとどこからも当たる気がしませんが、とりあえず積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となる大和証券からの申し込みは外せません。あとはさすがに厳しそうですね。
INFORICH(9338)のIPO仮条件決定
INFORICH(9338)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:4,400円
IPO仮条件:4,400円~4,600円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は2.8億円~2.9億円となりました。
INFORICH(9338)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
INFORICH(9338)の第二弾初値予想が発表されたようです。
5,000円~6,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはさすがに大手さんの言うこともごもっともなのでとりあえずA級評価からB級評価に格下げとしますが、IPO参加スタンスについては引き続き参加で、割り当て株数的に大和証券とSBI証券の2社からのみの申し込みと致します。
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