INGS(245A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,770円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
INGS(245A)の上場日とIPO申込期間
INGS(245A)の上場日は2024年9月26日(木)で、キッズスター(248A)とアスア(246A)と上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば4社同日上場となります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このINGS(245A)のIPO申し込み期間は9月9日(月)~9月13日(金)となっており、ちょっとしたIPO申し込み期間ラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
INGS(245A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
INGS(245A)のIPO想定価格は1,770円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このINGS(245A)のIPO仮条件は今週末9月6日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
INGS(245A)の事業内容
INGS(245A)の事業内容は「らぁ麺 はやし田」、「CONA」、「焼売のジョー」を中心とする飲食事業の運営ということで、飲食店(ラーメン店、レンストラン)の経営からフランチャイズのプロデュースなどの事業を展開しています。
このINGS(245A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
INGS(245A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月22日)もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。「INGS」と書いて「イ …
INGS(245A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
INGS(245A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,770円としてオーバーアロットメント含め10.9億円と10億円超えではあるものの規模的に東証グロース市場への上場としてはまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
IPO募集株数も公募株及び売り出し株(OA分)合わせて617,500株と多くはなく、IPO主幹事も大手証券のSMBC日興証券となることから、IPO株の当選確度は低めかと思います。
そして今回もこのINGS(245A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が「らぁ麺 はやし田」を中心とした飲食事業の運営と、コロナ収束に伴う国内外でのラーメンブームを背景にインバウンド効果が重なり、外食関連でも特にラーメン関連株のパフォーマンスは好調で、IPO市場では人気の対象となっています。
業績も堅調に推移しており、株価設定には割高感は無く、公開規模もIPO想定価格(1,770円)ベースで10.9億円と軽量サイズで、上場時のIPO株取得者以外からの余計な売り圧力もないことから需給妙味もあり、個人投資家を中心に積極的な買いが見込めそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはIPO市場にまだ活気が戻って来ていないことや、上場日が9月26日(木)で、上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば4社同日上場となる上に、権利付き最終日でもあるため、一気に多忙スケジュールとなり、資金分散の影響を受ける可能性が高くなります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
グロースエクスパートナーズ | 11.2億円 | 東証グロース | 野村證券 |
キッズスター | 20.4億円 | 東証グロース | 岡三証券 |
INGS(イングス) | 10.9億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
アスア | 6.8億円 | 東証G・名証N | 東海東京証券 |
4社同日上場や権利付き最終日による資金分散の影響は気になるところではありますが、この内容と規模であれば初値は堅調スタートとなる可能性が高いと見ているため、管理人の個人的なこのINGS(245A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加の方向で考えています。
IPO主幹事はSMBC日興証券で、ここ数年は毎月末に無理して資金を搔き集め上位ランクまでIPO優遇特典(ステージ別抽選)を上げていましたが、恩恵はほぼありませんでした。そろそろこの作業も疲れて来たので、今回落選となれば、次回からは無理のない範囲でステージを上げて挑む方向にしようと考えています。
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INGS(245A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのINGS(245A)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,370枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 4,993枚 | 93.0% |
大和証券 | 188枚 | 3.5% |
岩井コスモ証券 | 27枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 27枚 | 0.5% |
極東証券 | 27枚 | 0.5% |
東海東京証券 | 27枚 | 0.5% |
あかつき証券 | 27枚 | 0.5% |
丸三証券 | 27枚 | 0.5% |
SBI証券 | 27枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が805枚あります。
積極的にこのINGS(245A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭系証券が多く、抽選割合の多いネット証券(楽天証券、SBI証券)も入っていますが、両社とも二桁レベルの持ち分しか無いため、可能性はゼロでは無いものの、狙うにはなかなか厳しい数字となりそうです。
INGS(245A)のIPO仮条件決定
INGS(245A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,770円
IPO仮条件:1,770円~1,940円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は10.9億円~11.9億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。
INGS(245A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
INGS(245A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,500円~3,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても積極参加で変更はありません。
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