JRC(6224)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(900円~1,110円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
JRC(6224)の上場日とIPO申込期間
JRC(6224)の上場日は2023年8月9日(水)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券とみずほ証券の2社共同主幹事となっております。
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このJRC(6224)のIPO申し込み期間は7月25日(火)~7月31日(月)となっており、ようやくIPO申し込みラッシュも落ち着いているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りを気にせずに申し込むことができます。
JRC(6224)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
JRC(6224)のIPO想定価格は900円~1,110円(平均価格:1,005円)となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このJRC(6224)のIPO仮条件は来週7月24日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
JRC(6224)の事業内容
JRC(6224)の事業内容はコンベヤ部品の設計・製造・販売及びコンベヤ設備の運用改善/メンテナンス、ロボットを活用した自動設備などの設計・製造・販売ということで、ベルトコンベヤのプロフェッショナルとして全国に広がるJRCグループが現場の点検・提案から対策品の設計・導⼊・⼯事までをトータルでサポートしています。
このJRC(6224)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
JRC(6224)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(7月5日)は8月第一号のIPO新規上場承認発表が1社ありました。例年8月はIPO閑散 …
JRC(6224)のブルベア要素とIPO参加スタンス
JRC(6224)の市場からの吸収金額はIPO想定価格900円~1,110円(平均価格:1,005円)としてオーバーアロットメント含め63.8億円~78.6億円(平均価格:71.2億円)と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて61,653枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングで、海外投資家への販売もありますが、よほど海外に偏った配分割合にならない限り、IPO当選の可能性は比較的高めとなりそうです。
そして今回もこのJRC(6224)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては創業60年超えの老舗企業で事業内容はベルトコンベヤ部品の製造販売と新規性も無く地味な業態となりますが、ベルトコンベヤ業界では国内最大手かつ国内シェアNo.1の実力を持ち、業績も堅調に推移しています。
上場日は8月9日(水)で単独上場、IPO閑散期に入り、以降のIPO(新規上場)まで一定のIPO空白期間となることから、資金分散や買い疲れの影響などもありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格ベース900円~1,110円(平均価格:1,005円)で63.8億円~78.6億円(平均価格:71.2億円)と、想定価格に幅を持たせた設定で荷もたれ感のある水準、株価に割安感も無く、オファリング・レシオ高めの投資ファンドの出口(イグジット)案件となります。
親引けや海外投資家への販売があるため、今より規模は縮小されますが、想定価格に幅を持たせている時点で、値付けが難しい案件として受け取ることもできそうです。IPO閑散期の中の単独上場となるものの、触らぬ神に祟りなしと言った雰囲気も感じます。
とりあえずJRC(6224)のIPOの申し込み期間は7月25日(火)~7月31日(月)となっており、7月IPOの中には7月21日(金)上場予定のナレルグループ(9163)、7月24日(月)上場予定のトライト(9164)、7月28日(金)上場予定のクオルテック(9165)及びGENDA(9166)と、JRC(6224)と同じような投資ファンドの出口(イグジット)案件が4社あるので、それらのIPO初値結果を見てからIPO参加スタンスを決めることもできます。
ということで、管理人の個人的なこのJRC(6224)のIPO参加スタンスは中立継続で、現時点ではIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券のみの参加予定ですが、最終的には上記4銘柄のIPO初値結果を見てから本格的に決めようと思います。なお、最終的なIPO参加スタンスは当記事最下部の初値予想第2弾の追記時に書く予定です。
JRC(6224)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのJRC(6224)のIPO株(公募株及び売り出し株)61,653枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮していません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 32,983枚 | 53.5% |
みずほ証券(主幹事) | 24,352枚 | 39.5% |
大和証券 | 863枚 | 1.4% |
SBI証券 | 863枚 | 1.4% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 432枚 | 0.7% |
岩井コスモ証券 | 432枚 | 0.7% |
松井証券(前受け金不要) | 432枚 | 0.7% |
丸三証券 | 432枚 | 0.7% |
東海東京証券 | 216枚 | 0.35% |
楽天証券(100%完全抽選) | 216枚 | 0.35% |
岡三証券 | 216枚 | 0.35% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 216枚 | 0.35% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が9,247枚あります。
積極的にこのJRC(6224)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるSMBC日興証券とみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。残る平幹事で狙えるのは抽選割合の多いネット証券(SBI証券、松井証券、楽天証券、マネックス証券)ぐらいとなるでしょうか。
JRC(6224)のIPO仮条件決定
JRC(6224)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:900~1,110円(平均価格:1,005円)
IPO仮条件:1,000円~1,110円(平均価格:1,055円)
IPO想定価格(平均価格)よりも上ブレとなる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は70.9億円~78.6億円となりました。
JRC(6224)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
JRC(6224)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,000円~1,200円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも下限は上ブレで上限は下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からの申し込み以外はスルーと致します。
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