キッズスター(248A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,560円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
キッズスター(248A)の上場日とIPO申込期間
キッズスター(248A)の上場日は2024年9月26日(木)で、INGS(245A)とアスア(246A)と上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば4社同日上場となります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
このキッズスター(248A)のIPO申し込み期間は9月9日(月)~9月13日(金)となっており、ちょっとしたIPO申し込み期間ラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
キッズスター(248A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
キッズスター(248A)のIPO想定価格は2,560円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このキッズスター(248A)のIPO仮条件は今週9月5日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
キッズスター(248A)の事業内容
キッズスター(248A)の事業内容はファミリー向け社会体験アプリ「ごっこランド」の開発・運営及びイベントの企画・運営、子ども向けプロダクトを通じた、企業・団体の事業開発支援ということで、企業とファミリーをつなぐ社会体験アプリ「ごっこランド」、街の魅力をPRするための地域体験ガイドブック「ジモトガイド」、親子で楽しむ企業体験型リアルイベント「ごっこランドEXPO」、スマートデバイス向けコンテンツの企画、開発、運用などの「サービスデザイン・受託開発」など4つのソリューションを提供しています。
このキッズスター(248A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
キッズスター(248A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が3社ありました。週末ということもあり、いよいよ秘めてい …
キッズスター(248A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
キッズスター(248A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,560円としてオーバーアロットメント含め20.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は売り出し株無しの公募株のみでOA分含め800,000株と多くはありません。IPO主幹事は準大手証券の岡三証券となっており、大手証券ほどのIPO株争奪戦にはならないと思われますが、IPO当選は簡単では無さそうです。
そして今回もこのキッズスター(248A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がファミリー向け社会体験アプリ「ごっこランド」の運営と、アプリのダウンロード数はすでに1,000万ダウンロード超えの人気アプリで、利用企業(自治体含む)も100社超えで評価は高く、業績も右肩上がりで好調に推移しており、成長への期待値は高そうです。
キッズスター(248A)は東証グロース市場上場のくふうカンパニー(4376)の子会社で上場後も親子関係を維持することになるため、投資家から毛嫌いされやすい親子上場となりますが、募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみと既存株主の換金色はありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては株価設定は割高な設定となっており、公開規模もIPO想定価格(2,560円)ベースで20.4億円と中規模サイズで、IPO主幹事は営業力にやや不安のある準大手証券の岡三証券となっています。
上場日は9月26日(木)で、上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば4社同日上場となる上に9月の権利付き最終日も重なり、短期志向の投資家は一気に多忙スケジュールとなります。4社の中でも公開規模が一番大きいこのキッズスター(248A)は余計に資金分散の影響を受けやすくなるかもしれません。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
グロースエクスパートナーズ | 11.2億円 | 東証グロース | 野村證券 |
キッズスター | 20.4億円 | 東証グロース | 岡三証券 |
INGS(イングス) | 10.9億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
アスア | 6.8億円 | 東証G・名証N | 東海東京証券 |
公開規模の大きさや4社同日上場、権利付き最終日などによる資金分散の影響は気になるところではありますが、この内容であれば初値は堅調スタートとなる可能性が高いと見ているため、管理人の個人的なこのキッズスター(248A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で考えています。
キッズスター(248A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのキッズスター(248A)のIPO株(公募株のみ)7,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
岡三証券(主幹事) | 6,440枚 | 92.0% |
SBI証券 | 140枚 | 2.0% |
野村證券 | 140枚 | 2.0% |
SMBC日興証券 | 70枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 35枚 | 0.5% |
極東証券 | 35枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 35枚 | 0.5% |
丸三証券 | 35枚 | 0.5% |
三田証券 | 35枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 35枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,000枚あります。
積極的にこのキッズスター(248A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる岡三証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭系証券が多く、抽選割合の多いネット証券(SBI証券、松井証券、楽天証券)も入っていますが、いずれも完全抽選分は二桁レベルの持ち分しか無いため、可能性はゼロでは無いものの、狙うにはなかなか厳しい数字です。
キッズスター(248A)のIPO仮条件決定
キッズスター(248A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,560円
IPO仮条件:2,100円~2,560円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は16.8億円~20.4億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。
キッズスター(248A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
キッズスター(248A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,300円~2,600円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からD級評価に格下げ変更とし、IPO参加スタンスについては一部参加(岡三証券、SBI証券)と致します。
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