キオクシアホールディングス(285A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,390円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
キオクシアホールディングス(285A)の上場日とIPO申込期間
キオクシアホールディングス(285A)の上場日は2024年12月18日(水)で単独上場、上場市場は株式市場では最上位市場となる東証プライム市場への直接上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、野村證券、BofA証券、SMBC日興証券、みずほ証券、大和証券の7社共同主幹事となっております。
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このキオクシアホールディングス(285A)のIPO申し込み期間は12月2日(月)~12月6日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
キオクシアホールディングス(285A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
キオクシアホールディングス(285A)のIPO想定価格は1,390円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このキオクシアホールディングス(285A)のIPO仮条件は明日12月2日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
キオクシアホールディングス(285A)の事業内容
キオクシアホールディングス(285A)の事業内容はメモリ及びSSD等関連製品の開発・製造・販売事業等を営むグループ会社の経営戦略策定及び管理ということで、メモリ及び関連製品の製造、販売、研究開発、その他サービスを行う、世界最大のフラッシュメモリ専業プレイヤーとなります。
このキオクシアホールディングス(285A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
キオクシアホールディングス(285A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。またしても本日はIPO新規上場承認発表が4社ありました。年末IPOは当 …
キオクシアホールディングス(285A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
キオクシアホールディングス(285A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,390円としてオーバーアロットメント含め1,150.0億円と規模的に東証プライム市場への直接上場となりますが、大型サイズとなり荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて82,733,900株と多めにありますが、今回のIPO募集は正式なグローバルオファリングとなるため、海外募集分(33,093,600株)を除いた国内の募集分はOA含め49,640,300株まで減少する予定です。それでもIPO募集株は多くあり、IPO幹事団(シンジケート)構成を見てもIPO株の当選確度は比較的高そうな気がします。
そして今回もこのキオクシアホールディングス(285A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはフラッシュメモリ(半導体メモリ)の開発では世界3位の実力を持っており知名度は抜群、半導体関連であることも含め様々なメディアで取り上げられるほど上場に対しての注目度も高まっています。
前回(2020年10月)上場中止時よりも公開規模は大幅に縮小され、単価も大幅なディスカウントで時価総額はおよそ3分の1程度まで下がっており、割安感は強そうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(ベース)で1,150.0億円と東証プライム直接上場としても重量案件となり、正式なグローバルオファリングで海外投資家への販売を差し引いても、国内だけで690.0億円規模となります。
投資家から毛嫌いされやすいファンドの出口(イグジット)案件に加えて、タイミング悪く、先日の米トランプ次期大統領の中国、メキシコ、カナダへの関税強化表明を受けて投資家心理が悪化している中、半導体関連も売られているという向かい風が吹いています。
重複上場とならないよう上場日を単独上場にしてきたのは幸いではあると思いますが、IPOラッシュ突入となっていることから、やはり資金が逃げやすくなるため、腰の入った買いが入るのかの不安は残りそうです。
いずれにしても危険な香りは拭えず、12月IPOは他にも選択肢が多いため、あえて突撃する必要もないかと考えているため、管理人の個人的なこのキオクシアホールディングス(285A)のIPO参加スタンスは中立継続で仮条件決定後に再考する予定です。
キオクシアホールディングス(285A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのキオクシアホールディングス(285A)のIPO株(公募株及び売出株)388,490枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分も考慮しています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 43,900枚 | 11.3% |
モルガン・スタンレーMUFG証券(主幹事) | 43,900枚 | 11.3% |
野村證券(主幹事) | 87,800枚 | 22.6% |
BofA証券(主幹事) | 6,216枚 | 1.6% |
SMBC日興証券(主幹事) | 69,928枚 | 18.0% |
みずほ証券(主幹事) | 66,431枚 | 17.1% |
大和証券(主幹事) | 57,108枚 | 14.7% |
SBI証券 | 7,381枚 | 1.9% |
楽天証券(100%完全抽選) | 1,942枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 1,942枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 1,942枚 | 0.5% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が107,913枚あります。
積極的にこのキオクシアホールディングス(285A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となる三菱UFJモルガン・スタンレー証券と野村證券とSMBC日興証券とみずほ証券と大和証券からのIPO申し込みは外せません。
平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券4社(SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券)もすべて入っており、いずれも四桁レベルの持ち分があるため、十分狙えるレベルかと思います。加えてIPO委託幹事(裏幹事)となるauカブコム証券及び大和コネクト証券もそれぞれIPO主幹事からの委託となるため、引き受け株数は多くなると思われます。
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キオクシアホールディングス(285A)のIPO仮条件決定
キオクシアホールディングス(285A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,390円
IPO仮条件:1,390円~1,520円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は1,150.0億円~1,257.5億円となりました。
尚、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されていますので、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である1,112円~1,824円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社のIPO申し込み時の入金残高は最高値となる1,824円分で見ておく必要があります。
キオクシアホールディングス(285A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
キオクシアホールディングス(285A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,520円~1,600円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはネット証券を中心とした一部参加で行きます。
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