クリングルファーマ(4884)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(950円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
クリングルファーマ(4884)の上場日は12月28日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
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尚、このクリングルファーマ(4884)のIPO申し込み期間は12月10日(木)~12月16日(水)までですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れの無いようご注意下さい。いよいよIPO申し込みラッシュも最終局面を迎えました。
IPO申し込み時期を期限ギリギリまでずらせば他の申し込みと被ることもなく、円滑に申し込みができるようになると思います。ただ残るIPOの主幹事はいずれも野村證券で前受け金不要でIPOに申し込めるため、あまり気にする必要は無いかもしれませんね。
クリングルファーマ(4884)のIPO(新規上場)初値予想
クリングルファーマ(4884)のIPO想定価格は950円となっているため、現時点では公募価格の1.5倍~1.6倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な評価についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
このクリングルファーマ(4884)のIPO仮条件は明後日12月8日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
クリングルファーマ(4884)の事業内容はHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発とこれまたファンペップ(4881)同様に大阪大学発の創薬系バイオベンチャーとなります。
このクリングルファーマ(4884)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
クリングルファーマ(4884)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。これで12月はなんと25社目となりました。久しぶりに多い年となりました。 先週 …
クリングルファーマ(4884)の公開規模はIPO想定価格ベース(950円)で6.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで5,800枚と少なめです。
12月IPOラッシュ終盤戦でファンペップ(4881)に続き2営業日連続で大阪大学発の創薬系バイオベンチャーが出て来ることになりますが、一部メディアによると両社ともに大阪大学発の創薬系バイオベンチャーとなることから、冗談か本気か阪大創薬バイオの在庫一掃セールなどと言う捉え方もあるようです。この表現に思わず笑ってしまいました^^;
ただファンペップ(4881)についてはアンジェス(4563)と大阪大学が手掛ける新型コロナウイルスワクチンの共同開発に関わっていることから材料視される可能性がありますが、クリングルファーマ(4884)は難病疾患に対する創薬となることからまったく関係性がないため、新型コロナ銘柄としての見方はありません。
ただ、クリングルファーマ(4884)が保有している組換えヒトHGFタンパク質は創薬シリーズの中でもすでに4件の動物疾患モデルにおいて有効性が認められているようです。こういった業種は専門性が高く、一般的に評価が難しいところではありますが、素人目線で目論見書を読み込んだ限りではかなり大きな可能性を秘めている夢のある薬のように感じます。
ベンチャーキャピタルを逃がすための上場という見解もあるようですが、一応ロックアップも掛かっており、最低でも公開価格の1.5倍まで身動きが取れないベンチャーキャピタルが多いことから、逆に初値1.5倍までは安心と考えることができるでしょうか。
ただ公開規模はIPO想定価格(950円)ベースでわずか6.3億円と軽量サイズとなるため、ベンチャーキャピタル売り分よりも買いが上回る可能性もあります。よって管理人の個人的なこのクリングルファーマ(4884)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで行きます。
IPO主幹事の野村證券は単価が1,000円未満となる場合は200株1セットで配分する傾向がありますが、もしかするとみずほ証券のようにIPO株数が少なかったりホットイシュー認定となれば単元配分もあり得るかと思いましたが、ルールを曲げることは無いようです。
上記の通りしっかり200株1セット配分となっています。この方針の筋の硬さはある意味立派なものです。なので残念ながら当選確率は半分まで下がってしまいます。逆にIPO当選すれば2倍となります。
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クリングルファーマ(4884)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのクリングルファーマ(4884)のIPO株(公募株)5,800枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 4,640枚 | 80.0% |
SBI証券 | 290枚 | 5.0% |
SMBC日興証券 | 290枚 | 5.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 174枚 | 3.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 174枚 | 3.0% |
いちよし証券 | 58枚 | 1.0% |
東洋証券 | 58枚 | 1.0% |
エース証券 | 58枚 | 1.0% |
岡三証券 | 58枚 | 1.0% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が870枚あります。
野村證券主幹事案件にしては珍しくIPO幹事団(シンジケート)は委託幹事(裏幹事)含めて11社と多めです。中でも100枚以上抽選割り当てがあるのは野村證券、SBI証券、楽天証券のみとなります。
他の証券会社は数枚から数十枚レベルとなるため諦める方もいらっしゃるかもしれませんが、積極的にIPO当選を狙いに行くのであればもうIPO申し込みも終盤となるため、残る余力を全力で申し込める証券会社から申し込むというのも一つの手かと思います。
<追記>
クリングルファーマ(4884)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:950円
IPO仮条件:950円~1,000円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.3億円~6.6億円となりました。
<追記>
クリングルファーマ(4884)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,400円~1,500円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾と上限下限とも同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価からC級評価に格下げとしますが、IPO参加スタンスは引き続き全力申し込みで変更はありません。
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