ミーク(332A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(760円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ミーク(332A)の上場日とIPO申込期間
ミーク(332A)の上場日は2025年3月21日(金)で、パパネッツ(9388)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券と大和証券の2社共同主幹事となっております。
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このミーク(332A)のIPO申し込み期間は3月5日(水)~3月11日(火)となっており、IPO申し込みラッシュ突入で他IPO案件とIPO申し込み期間が被っているため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
ミーク(332A)のIPO(新規上場)初値予想 第一弾
ミーク(332A)のIPO想定価格は760円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このミーク(332A)のIPO仮条件は明後日3月4日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ミーク(332A)の事業内容
ミーク(332A)の事業内容はモバイルIoT支援事業ということで、通信やデータ処理のノウハウ不足でIoTやDXの取り組みに苦戦しているIoTサービス事業者やDX推進企業向けに開発されたIoT/DXプラットフォーム「MEEQ(ミーク)」を展開し、低価格で高品質なモバイル通信回線やノーコードで利用可能なデータプラットフォームなどのソリューションを提供しています。
このミーク(332A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ミーク(332A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月14日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのもう1社です。3月IPOが何社出 …
ミーク(332A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ミーク(332A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格760円としてオーバーアロットメント含め27.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて3,659,500株とやや多めにあり、海外投資家への販売もありませんが、IPO主幹事は抽選割合の少ない店頭系大手証券のSMBC日興証券となるため、IPO株の当選確度はそれほど高くは無さそうです。
そして今回もこのミーク(332A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がモバイルIoT支援事業と時流に乗ったビジネスを展開しており、ちょうど一年前(2024年3月26日)に上場した同業のソラコム(147A)が公募価格870円に対して付いた初値が1,563円と好スタートとなっていることは追い風となりそうです。
前澤友作氏が運営する株式会社カブ&ピースとの取引も開始されていることで話題性もあり、So-net(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)からのカーブアウト(事業の一部を切り出し)による子会社起業となることから、ソニー系として一定の信頼感もありそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては時流に乗ったビジネスモデルではあるものの、以前と比べて情報・通信業セクターへの期待値は下がっており、業績も赤字ではないものの伸び悩んでいるため、成長への過度な期待は無さそうです。
公開規模もIPO想定価格(760円)ベースで27.8億円と中規模サイズでやや荷もたれ感があり、公開価格の1.5倍となればロックアップ解除され売却可能となるベンチャーキャピタル含めた一部企業保有分(1,084,900株)も需給面で不安材料となりそうです。
IPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるSMBC日興証券主幹事案件ということで、気軽に申し込めない悩ましいIPO案件ではありますが、3月IPOラッシュも序盤戦で今のIPO市場の好調地合いが続いていると想定すると初値は堅調スタートとなるような気もします。
が、とりあえず管理人の個人的なこのミーク(332A)のIPO参加スタンスは引き続き中立継続で、仮条件決定後に再考したいと思います。
ミーク(332A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのミーク(332A)のIPO株(公募株及び売出株)31,822枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 27,050枚 | 85.0% |
大和証券(主幹事) | 3,183枚 | 10.0% |
あかつき証券 | 318枚 | 1.0% |
マネックス証券 | 318枚 | 1.0% |
楽天証券 | 318枚 | 1.0% |
岡三証券 | 127枚 | 0.4% |
極東証券 | 127枚 | 0.4% |
東海東京証券 | 127枚 | 0.4% |
松井証券 | 127枚 | 0.4% |
水戸証券 | 127枚 | 0.4% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,773枚あります。
積極的にこのミーク(332A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券と大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券(マネックス証券、楽天証券、松井証券)も入っており、いずれも持ち分は三桁レベルあるため、狙えない数字では無さそうです。
ミーク(332A)のIPO仮条件決定
ミーク(332A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:760円
IPO仮条件:760円~800円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は27.8億円~28.2億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記は無いため仮条件の上限突破はありません。
ミーク(332A)のIPO(新規上場)初値予想 第二弾
ミーク(332A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
950円~1,000円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては参加で行くことにします。
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