マイクロアド(9553)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,380円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
マイクロアド(9553)の上場日とIPO申込期間
マイクロアド(9553)の上場日は2022年6月29日(水)で単独上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このマイクロアド(9553)のIPO申し込み期間は6月13日(月)~6月17日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ後半戦となるものの、まだまだ他のIPO案件との申し込み期間が被っているため、全力参加で攻める方は資金の割り振りに注意が必要です。
マイクロアド(9553)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
マイクロアド(9553)のIPO想定価格は1,380円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~1.6倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
このマイクロアド(9553)のIPO仮条件は本日6月10日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
マイクロアド(9553)の事業内容
マイクロアド(9553)の事業内容はデータプラットフォーム事業ということで、消費者のオンライン・オフラインの膨大な消費行動データを集約したデータプラットフォーム「UNIVERSE」を軸に、業界業種に特化した様々なマーケティングプロダクトを展開しています。
このマイクロアド(9553)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
マイクロアド(9553)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月26日)はIPO新規上場承認発表が1社あり、6月IPOはこれで12社目とな …
マイクロアド(9553)のブルベア要素とIPO参加スタンス
マイクロアド(9553)の公開規模はIPO想定価格1,380円としてオーバーアロットメント含め36.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて23,140枚とやや多めにありますが、海外投資家への販売もあるため、海外配分割合次第ではIPO当選は困難となる可能性もあります。
そして今回もこのマイクロアド(9553)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては人気化しやすいアドテク関連で既存株主の関係で大口(機関投資家及び海外投資家)からの需要も一定ありそうです。サイバーエージェント(4751)100%出資の子会社として設立され、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで親子関係は解除されます。株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株も無く、上場時の大きな売り圧力はありません。6月のIPOラッシュ終盤戦で単独上場という点も有利な展開となりやすいでしょうか。
ベア要素(ネガティブ材料)は公開規模がIPO想定価格(1,380円)ベースで36.7億円と東証グロース市場への上場としては荷もたれ感のある水準。その上、業績が不安定で株価がやや割高なイメージ。上場日は6月29日(水)で単独上場とはいえ、連日の上場劇から来る買い疲れが来ている可能性はありそうです。
そしてやはり気になるのはこのマイクロアド(9553)のIPO主幹事はSBI証券ということで、IPOチャレンジポイントを使用した際の配分数とポイントボーダーでしょうか。
今年(2022年)に入ってSBI証券主幹事案件は2月22日(火)上場のCaSy(9215)、2月25日(金)上場のマーキュリーリアルテックイノベーター(5025)、4月27日(水)上場のモイ(5031)、4月28日(木)上場のクリアル(2998)と4社ありますが、入手情報の限りではIPOチャレンジポイント使用時の配分数はすべて単元(100株)となっており、IPO愛好家の間では「複数配分廃止説」がウワサされています。
仮にこの「複数配分廃止説」というウサワが真実であれば今回のマイクロアド(9553)のIPOチャレンジポイント使用時のボーダーは150ポイント~250ポイントあたりが予想の範囲内かと考えています。あくまでも過去統計から見る個人的な予想で、複数配分となった場合はボーダーも上がると思われます。
いずれにしてもこの規模になるとIPO参加スタンスを決める自体が難しく、ましてIPOチャレンジポイントを使用するのは本当の意味でチャレンジとなりそうです。よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのマイクロアド(9553)のIPO参加スタンスはIPOチャレンジポイントは温存で、主幹事を含めた一部証券会社からのみの参加とさせて頂きます。
マイクロアド(9553)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのマイクロアド(9553)のIPO株(公募株及び売り出し株)23,140枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 19,668枚 | 85.0% |
大和証券 | 2,314枚 | 10.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 232枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 232枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 232枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 116枚 | 0.5% |
東海東京証券 | 116枚 | 0.5% |
アイザワ証券 | 46枚 | 0.2% |
極東証券 | 46枚 | 0.2% |
丸三証券 | 46枚 | 0.2% |
水戸証券 | 46枚 | 0.2% |
むさし証券 | 46枚 | 0.2% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,471枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、当然ながらIPO主幹事となるSBI証券は外せません。2番手幹事の大和証券も平幹事のネット証券(楽天証券、マネックス証券、松井証券)並みの抽選配分数を持っているため、申し込みはアリかと思います。という意味ではIPO主幹事含め上位5社あたりまでは申し込む価値はありそうです。
マイクロアド(9553)のIPO仮条件決定
マイクロアド(9553)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,380円
IPO仮条件:1,300円~1,410円
さすがSBI証券主幹事案件で、相変わらず素直な値付けはしていません。IPO想定価格が最上限寄りとなる微妙に強気なIPO仮条件設定となっています。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は34.5億円~37.5億円となりました。
マイクロアド(9553)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
マイクロアド(9553)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,500円~1,700円
IPO仮条件が微妙に強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても主幹事を含めた一部証券会社からのみの参加で変更はありません。
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