ネットプロテクションズホールディングス(7383)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,100円~1,400円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場日と申込期間

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場日は12月15日(水)で、12月中旬の消化試合唯一の単独上場、上場市場は最上位クラスとなる東証一部市場への直接上場で、IPO主幹事は大和証券SMBC日興証券クレディ・スイス証券みずほ証券の4社共同主幹事となります。

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なお、このネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO申し込み期間は11月29日(月)~12月3日(金)となっており、いよいよIPO申し込みラッシュ突入となりますので、しっかり資金管理をしながら申し込み作業をする必要があります。

ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO初値予想 第1弾

ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO初値予想

ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO想定価格は1,100円~1,400円となっているため、現時点では想定価格1,100円~1,400円の平均価格1,250円で算出した場合は公募価格の1.6倍~2.0倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっております。

個人的な初値評価については大型案件で読めないということでD級評価としておりましたが、それでもB級評価までの上ブレはさすがに無いのではないかと考え、上ブレとするもののやや弱めC級評価程度の設定とさせて頂きます。

このネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO仮条件は週明け11月29日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に順次追記致します。

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の事業内容

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の事業内容はBNPL(Buy Now Pay Later)決済サービス「NP後払い」等の運営ということで、国内最大手、そして国内初の信用リスク保証型のBNPL(後払い)決済サービスの提供を開始した企業となります。

このネットプロテクションズホールディングス(7383)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の簡易考察とIPO参加スタンス

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の公開規模はIPO想定価格1,100円~1,400円(平均価格:1,250円)としてオーバーアロットメント含め513.6億円~653.6億円(平均価格:583.6億円)と東証一部市場への直接上場としてもそこそこ重量感のある大型サイズとなります。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株合わせて466,910枚と多くありますが、グローバルオファリングとなるため海外市場への販売もあり、現時点での配分割合は国内35.0%、海外65.0%と海外販売の方が手厚くなっています。最終的にはフタを開けてみないとわかりませんが、強い初値形成となりやすい大型案件に共通しているいくつかの条件のうちの一つはまずクリアといったところでしょうか。

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の事業内容はBNPL(後払い)決済サービスとインターネット販売が広まる中、今後益々需要が高まる時流に乗ったサービスで、いわゆる「フィンテック」関連となることから人気の高い業態となります。

しかしながら人気業態である一方で今回のIPO新規上場)に際する売り出し株のほとんど(98.6%)がベンチャーキャピタル(投資ファンド)となることから出口(イグジット)色は隠せません。残念ながらこれはネガティブ材料となります。

海外配分が手厚いため、国内の吸収金額は513.6億円~653.6億円(平均価格:583.6億円)から179.7億円~228.7億円(平均価格:204.2億円)まで縮小されることから荷もたれ感は一定少なくなります。上場市場が東証一部と考えるとこの程度のサイズまで縮小されれば十分吸収可能な数字でしょうか。

いずれにしてもこの規模となれば個人投資家ではどうしようもないサイズなので、大口(海外投資家、機関投資家)の動向次第となります。ただし海外投資家が好きそうな人気業態となることから予定通り、もしくは海外配分のさらなる増加もありそうなので、結局のところ初値はしっかりとなりそうです。

よって管理人の個人的なこのネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO参加スタンスは中立から積極的参加に変更させて頂きます。

ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO株国内販売分(公募株及び売り出し株)142,108枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
大和証券主幹事59,686枚42.0%
SMBC日興証券主幹事59,686枚42.0%
クレディ・スイス証券(主幹事9,947枚7.0%
みずほ証券(主幹事4,263枚3.0%
野村證券委託幹事2,842枚2.0%
楽天証券100%完全抽選2,842枚2.0%
SBI証券1,421枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選1,421枚1.0%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が21,310株枚あります。

平幹事含めてこれだけの引き受け株数があれば、下位証券からの申し込みもまったくの無駄では無さそうです。積極参加ということであれば、すべての証券会社から申し込む価値は十分ありそうですね。

ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO仮条件決定

ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,100円~1,400円(平均価格:1,250円)
IPO仮条件:1,300円~1,450円

IPO想定価格の平均価格よりも窓開けで上ブレとなったことから強気なIPO仮条件設定と捉えて良いかもしれません。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は606.9億円~677.0億円となりました。

募集株数自体の変更はありませんが、公募に係る国内募集株式数及び海外募集株式数の内訳変更並びに売出しに係る国内売出株式数及び海外売出株式数の内訳変更がありました。予想通り国内募集分を減らして海外募集分を増やしてきましたね。

公募株:4,000,000株
国内募集:1,400,000株 → 1,200,000株
海外募集:2,600,000株 → 2,800,000株

売り出し株:40,560,000株
国内売出:12,810,800株 → 10,676,300株
海外売出:27,749,200株 → 29,883,700株

ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ネットプロテクションズホールディングス(7383)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,600円~2,000円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる弱気な初値予想となっているようです。ただ個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極的参加で変更はありません。

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