のむら産業(7131)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,210円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

のむら産業(7131)の上場日は12月2日(木)単独上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事も可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。

なお、こののむら産業(7131)のIPO申し込み期間は11月15日(月)~11月19日(金)となっており、他1社のIPOと申し込み期間が被りがありますので、念のため資金の割り振りに注意しながら申し込む必要があります。

のむら産業(7131)のIPO(新規上場)初値予想

のむら産業(7131)のIPO(新規上場)初値予想

のむら産業(7131)のIPO想定価格は1,210円となっているため、現時点では公募価格と同値~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。ただしこの評価には直前のIPO地合いなどは考慮されておりませんので、あらかじめご了承下さい。

こののむら産業(7131)のIPO仮条件は明後日11月12日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

のむら産業(7131)の事業内容は包装資材部門と包装機械部門で構成される包装関連事業、物流梱包事業ということで、セクターは卸売業で米穀精米袋包装資材用機械商社と地味でIPO市場では人気化しにくい内容となります。

こののむら産業(7131)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

のむら産業(7131)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,210円)で9.2億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型で、荷もたれ感を感じるサイズではありません。IPO株数も公募株無しの売り出し株のみで6,619枚と多くはありません。

今回のIPO新規上場)に際する募集株の内訳は公募株無しの売り出し株のみでその売り出し放出人はすべてベンチャーキャピタルとなることから投資家からは警戒されやすい完全な出口(イグジット)案件となります。

上場市場は内容的に東証二部がお似合いかと思いますが、なぜか新興市場のJASDAQスタンダード市場となっています。これは何かしら東証二部の上場基準に満たなかったことからの選択肢、そして基準到達よりもスピード上場(ベンチャーキャピタルの早期換金)を優先させたのではないかと憶測しています。

のむら産業(7131)は設立からおよそ56年の老舗企業ですでに成熟感たっぷり、米穀精米袋包装資材用機械商社と事業内容は地味で業態人気も薄く、業績も安定の横ばいで配当も不明なため、残念ながら積極的に買う理由が見つからず人気化する要素が見当たりません。

救いはIPO閑散期の単独上場という点と、公開規模が10億円未満という軽量感でしょうか。となるともう需給に頼るしかありません。ただ今は初値買い意欲の低下が顕著に出ているため、初値買い意欲の向上に期待するしか無さそうですが、今の雰囲気のままではそれも望めそうにありません。こののむら産業(7131)の上場日(12月2日)まで6社のIPOがありますが、初値はこの6社の初値結果及び初値後の動向次第となりそうです。

現時点では残念ながらネガティブ材料が多過ぎて公募割れのストーリーしか見えず、さすがにこの内容では申し込む気にはなれません。管理人の個人的なこののむら産業(7131)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーで、IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からのみの参加と致します。

のむら産業(7131)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこののむら産業(7131)のIPO株(売り出し株)6,619枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事5,761枚87.0%
SBI証券132枚2.0%
いちよし証券132枚2.0%
水戸証券132枚2.0%
丸三証券132枚2.0%
極東証券132枚2.0%
あかつき証券132枚2.0%
楽天証券100%完全抽選66枚1.0%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が992枚あります。

大手証券は主幹事のみで、あとはネット証券及び中堅、地場証券という幹事構成も不安を助長させてくれます。IPO投資はローリスクハイリターンが基本スタイルですが、さすがに今回は真逆のハイリスクローリターンのように感じます。

もちろんそんな中でも見方を変え、管理人のような短期目線ではなく、中長期目線で投資される方もいらっしゃるかと思われます。いずれにしても積極的にIPO株を狙いに行くのであればやはりIPO主幹事となるみずほ証券は外せません。

みずほ証券はIPO当選後のペナルティが無いため、とりあえず申し込んでおいて、当選後に参加スタンスを再考するという方も多そうです。となるとやはり普通に申し込んでもIPO当選は難しかったという結果になるかもしれませんね。

<追記>
のむら産業(7131)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,210円
IPO仮条件:1,160円~1,210円

久しぶりにIPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は8.8億円~9.2億円となりました。

<追記>
のむら産業(7131)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,200円~1,350円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き消極的参加IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券のみからの参加で変更はありません。

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