令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(320円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の上場日とIPO申込期間
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の上場日は2024年12月23日(月)で、日本オーエー研究所(5241)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO人気の高い大和証券となっております。
この令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO申し込み期間は12月6日(金)~12月12日(木)となっており、IPO申し込みラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO想定価格は320円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~1.8倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、この令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO仮条件は明後日12月5日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の事業内容
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の事業内容は上場会社を中心とする大企業に経理の日常業務、決算、連結、開示、M&A支援などを、高度な専門的知識を有した人材がチームで一気通貫のサポートを実施し、長期間継続した関係を構築ということで、長期戦略的な経理実務や単発的な経理業務支援、経理実務に関わる教育・派遣・紹介事業などを展開しています。
この令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が1社のみありました。 令和ア …
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格320円としてオーバーアロットメント含め11.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるものの、まだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどの水準ではありません。
単価が超低位株となるため、IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて3,450,000株と多めにあり、IPO主幹事は大手証券の大和証券となるものの、海外投資家への販売や親引けも無いことから、IPO株の当選確率は比較的高めとなりそうな気がします。
そして今回もこの令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては業態がIPO市場では比較的人気化しやすいコンサル業で、上場企業を始めとする大企業など高度な専門知識を要する企業に対して専門性の高い会計コンサルティングサービスを継続的に提供していることもあり、業績は売上収益ともに右肩上がりで成長しています。
公開規模もIPO想定価格(320円)ベースで11.0億円と軽量で、個人投資家が手を付けやすい超低位株設定、既存株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっており、上場時のIPO株取得者以外からの余計な売り圧力もほぼ皆無となっているため、需給は良好と言えそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては売出比率5.0倍で、売出主体のIPOとなり、OA含めたオファリング・レシオは9.0%と低水準で出口(イグジット)感は感じないものの、見た目はあまりよろしくありません。
上場日は12月23日(月)で、日本オーエー研究所(5241)と2社同日上場となりますが、もう1社は超小粒となるため資金分散の心配は無さそうですが、IPOラッシュも後半戦に入るタイミングで一定の買い疲れが出ている可能性もありそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
日本オーエー研究所 | 1.1億円 | 名証ネクスト | JTG証券 |
令和アカウンティング・HD | 11.0億円 | 東証グロース | 大和証券 |
とはいえ、さすがにこの内容と規模であれば公募割れする可能性は低く、初値は堅調スタートとなることが予想されるため、管理人の個人的なこの令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO参加スタンスは引き続き参加の方向で考えています。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこの令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO株(公募株及び売出株)30,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 24,300枚 | 81.0% |
SBI証券 | 2,250枚 | 7.5% |
野村證券 | 1,800枚 | 6.0% |
SMBC日興証券 | 300枚 | 1.0% |
みずほ証券 | 300枚 | 1.0% |
東海東京証券 | 150枚 | 0.5% |
極東証券 | 150枚 | 0.5% |
岡三証券 | 150枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 150枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 150枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 150枚 | 0.5% |
岩井コスモ証券 | 150枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,500枚あります。
積極的にこの令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭系証券も多くありますが、抽選割合の多い大手ネット証券(SBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券)も入っており、三桁レベルから四桁レベルの持ち分があるため、狙えない数字では無さそうです。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO仮条件決定
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:320円
IPO仮条件:320円~360円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は11.0億円~12.4億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
500円~550円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更ありません。
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