ローランド(7944)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,810~3,710円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ローランド(7944)の上場日は12月16日(水)Fast Fitness Japan(7092)バルミューダ(6612)3社同日上場、上場市場は東証市場ですが一部になるか二部になるかはまだ未定(売出し条件決定後に決定する予定)で、IPO主幹事はSMBC日興証券UBS証券の共同主幹事となっております。

ちなみにこのSMBC日興証券は口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるため、当選確率がアップします。管理人も優遇抽選ではありませんでしたが、直近ではアララ(4015)のIPO(新規上場)当選を頂いております。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ SMBC日興証券公式サイト
SMBC日興証券IPO

尚、このローランド(7944)のIPO申し込み期間は12月1日(火)~12月7日(月)ですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れの無いようご注意下さい。同時に12月のIPOラッシュも始まっていることから資金移動の計算も必要になってくると思われるため事前計画が必要です。

ローランド(7944)のIPO(新規上場)初値予想

ローランド(7944)のIPO(新規上場)初値予想1

ローランド(7944)のIPO想定価格は2,810~3,710円(平均単価:3,260円)となっているため、現時点では公募価格(平均価格)の0.8倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入ったかなり弱めE級評価程度の第一弾初値予想となっておりますが、個人的な評価については弱めD級評価に設定させて頂いております。

このローランド(7944)のIPO仮条件は週開け11月30日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

ローランド(7944)の事業内容は電子楽器、電子機器およびそのソフトウェアの製造販売ならびに輸出入ということで、国内外でも知る人ぞ知る大手電子楽器メーカーです。このローランド(7944)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

ローランド(7944)の公開規模はIPO想定価格ベース2,810~3,710円(平均単価:3,260円)345.5億円~456.1億円(平均価格:400.8億円)と規模的に東証で所属はまだ未定となっていますが、一部にしても二部にしても大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。この規模ならおそらく一部決定となるでしょうね。IPO株数は公募株無しで売り出しのみで117,100枚と比較的多くありますが、そのうち海外販売が61,477枚あるため国内分は55,623枚となります。

公募株無しの売り出し株のみで売り出し放出人はすべて投資ファンドとなる出口(イグジット)案件、かつ2014年にMBOにより一度上場廃止になっていることからの再上場案件とIPO的には不人気要素が揃っています。

すでに何度も申し上げておりますが、直近IPOでもこういった大型で再上場の投資ファンドの出口(イグジット)案件の初値は良い結果とはなっていません。9月17日に上場した雪国まいたけ(1375)は再上場で投資ファンドの出口(イグジット)案件で公募割れスタート、10月5日上場のダイレクトマーケティングミックス(7354)も再上場案件ではなかったものの投資ファンドの出口(イグジット)案件で公募割れスタート。

しかもいずれも上場時期は超絶IPOバブルと言っても良いほどIPO市場は盛り上がっていた時期で、しかも単独上場と日程的にも恵まれていました。今回のローランド(7944)の上場日は12月16日(水)Fast Fitness Japan(7092)バルミューダ(6612)3社同日上場とさらに上記2社よりも不利な条件が追加されることになります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
Fast Fitness Japan38.5億円東証マザーズ野村證券
バルミューダ29.3億円東証マザーズみずほ証券
ローランド400.8億円東証(未定)SMBC日興証券

想定価格の幅が広く設定れていることからも何かしら大人の事情が絡んでいるものと思われるため、IPOラッシュで他の選択肢もたくさんある中であえてこのをローランド(7944)に申し込む必要性は感じません。

よって管理人の個人的なこのローランド(7944)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーで行きますが、もちろんIPO幹事団(シンジケート)の中にはSBI証券が入っているのでIPOチャレンジポイントだけは頂きに掛かります。

ローランド(7944)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのローランド(7944)のIPO株(売り出し株)国内分55,623枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事31,149枚56.0%
UBS証券(主幹事5,563枚10.0%
野村證券前受け金不要12,793枚23.0%
松井証券前受け金不要2,781枚5.0%
楽天証券100%完全抽選2,225枚4.0%
SBI証券556枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選556枚1.0%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が5,855枚あります。

さすがにこれだけのIPO株数があれば、全力で申し込めばどこかしらでIPO当選に引っ掛かりそうな気はしますね。ただいつも申し上げております通りSMBC日興証券だけはIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため注意が必要です。

基本的に不要な申し込みはしない方が賢明かと思いますが、この12月のIPOラッシュでSMBC日興証券主幹事案件はこのローランド(7944)しかないので、あまり気にする必要は無いという意見もありそうですね^^;

<追記>
ローランド(7944)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,810円~3,710円
IPO仮条件:2,810円~3,710円

IPO想定価格がそのままスライドとなるIPO仮条件設定となりましたが、この900円もの値幅はいかがなものでしょうか。上限決定は無い感じでしょうかね。そしてこの仮条件設定に伴う吸収金額変更も無いため、市場からの吸収金額は345.5億円~456.1億円のままとなります。

<追記>
ローランド(7944)の第二弾初値予想が発表されたようです。

公開価格の±5%

仮条件の値幅が大きく、公開価格に不透明感が強いことから価格表示にはなっていないようです。個人的な評価についてはD級評価からE級評価に格下げ、IPO参加スタンスも引き続きスルーIPOチャレンジポイント狙いSBI証券からのみの参加と致します。

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