シマダヤ(250A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,880円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
シマダヤ(250A)の上場日とIPO申込期間
シマダヤ(250A)の上場日は2024年10月1日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場ですが、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
このシマダヤ(250A)のIPO申し込み期間は9月12日(木)~9月19日(木)となっており、微妙に他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがあるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
シマダヤ(250A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
シマダヤ(250A)のIPO想定価格は1,880円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このシマダヤ(250A)のIPO仮条件は明日9月11日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
シマダヤ(250A)の事業内容
シマダヤ(250A)の事業内容は麺類及び関連食料品の製造及び販売ということで、家庭用事業部門では一般家庭向けにチルド麺及び冷凍麺を主要な商品として、業務用事業部門では外食・中食向けに冷凍麺を主要な商品として製造販売を行っています。
このシマダヤ(250A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
シマダヤ(250A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。上場日は9月末を通り越して10月1日( …
シマダヤ(250A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
シマダヤ(250A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,880円としてオーバーアロットメント含め49.3億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株無しの売り出し株のみでOA含め2,622,800株とやや多めにあり、IPO主幹事は大手証券の大和証券でライバルが多いものの、株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)IPOとなることから、IPO株の当選確率は比較的高そうな気がします。
そして今回もこのシマダヤ(250A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては設立からおよそ75年の老舗企業となるため、今さら上場感があり成長への期待は乏しそうですが業績は堅調に推移しています。国内2例目(税制改正前のゲームポットを含めると3例目)の株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)IPOとなることから注目度は高いようです。
さらに当初は株式会社ニップンに5.0億円に相当する株式数を上限に親引けする予定となっていましたが、8月30日(金)の訂正目論見書にて日清製粉株式会社にも5.0億円に相当する株式数を上限とした親引けが追加され、計10.0億円に相当する株式数の親引け(予定)となり、国内トップ2の製粉関連企業の取得意欲が高いことが伺えます。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場日が10月1日(火)で単独上場となるものの、東証スタンダード市場上場の地味業態で公開規模がIPO想定価格(1,880円)ベースで49.3億円、親引け(予定)を差し引いても39.3億円と荷もたれ感があり需給不安は否めません。
その他諸々ありますが、実質的に国内初スピンオフIPOとなるゲームポットなどのことも含め、カーブスホールディングス(7085)の株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)IPO時に調べたこと(過去記事)がありますので、良い悪い含めこちらもご覧頂けますと多少は参考になるかと思います。
カーブスホールディングス(7085)のIPO(新規上場)第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(720円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようです。いつもならIPO仮条件決定のほぼ直前で初値予想記事をアップするのです …
いずれにしてもシマダヤ(250A)のIPO株が欲しければメルコホールディングス(6676)の現物株を買ってスピンオフで手に入れるという方法もありますし、メルコホールディングス(6676)の株価下落リスクを負ってまではいらないということであれば普通にいつも通り各証券会社で抽選参加する方法もあります。もちろんどちらも却下でスルーという選択肢もあります。
色々悩ましい点はあると思いますが、管理人自身はすでに株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)IPOの経験もあり、その経験の中では少なくとも良い思いは無いため、無理に参加しようとは考えておりません。シマダヤ(250A)のIPO参加スタンスは引き続きスルーのつもりですが、メルコホールディングス(6676)の株価推移次第ではスピンオフで手に入れるという選択肢は残しておきたいと思います。
シマダヤ(250A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのシマダヤ(250A)のIPO株(売り出し株)22,807枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 20,071枚 | 88.0% |
東海東京証券 | 912枚 | 4.0% |
みずほ証券 | 456枚 | 2.0% |
岡三証券 | 456枚 | 2.0% |
SBI証券 | 456枚 | 2.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 456枚 | 2.0% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,421枚あります。
積極的にこのシマダヤ(250A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭系証券が目立ちますが、抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券)も入っており、両社とも下位幹事ながらも三桁レベルの持ち分があるため、可能性は低いものの、狙えない数字ではなさそうです。
シマダヤ(250A)のIPO仮条件決定
シマダヤ(250A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,880円
IPO仮条件:1,620円~1,880円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は42.4億円~49.3億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。
シマダヤ(250A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
シマダヤ(250A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,700円~1,900円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてもスルーで変更ありません。
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