スパイダープラス(4192)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,010円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な私見も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
スパイダープラス(4192)の上場日は3月30日(火)でAppier Group(4180)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
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尚、このスパイダープラス(4192)のIPO申し込み期間は3月15日(月)~3月18日(木)となっており、この頃になると同期間のIPO申し込み被りが微妙にズレているため、上手に申し込み日をずらしながらIPO申し込みをすれば資金不足に陥る心配は少ないかと思います。IPO申し込みを考えている方は抜けやお忘れの無いようご注意下さい。
スパイダープラス(4192)のIPO(新規上場)初値予想
スパイダープラス(4192)のIPO想定価格は1,010円となっているため、現時点では公募価格の1.8倍~2.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの初値評価となっており、個人的な初値評価についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
このスパイダープラス(4192)のIPO仮条件は明後日3月12日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
スパイダープラス(4192)の事業内容は建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売ということで、建設とテクノロジーを組み合わせた「コンテック」と、IPO市場では人気化しやすいテック関連となります。
このスパイダープラス(4192)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
スパイダープラス(4192)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(2月24日)は下記の通りIPO新規上場承認発表が2社ありました。もう1社の …
スパイダープラス(4192)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,010円)で88.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて76,452枚と多くありますが海外販売もあります。
スパイダープラス(4192)の事業内容は上述の通りで、建築現場の生産性を向上させるためのDX(デジタルトランスフォーメーション)化、それをSaaS(クラウド)形式で提供するということで、昨今の建築現場の人手不足は顕著に表れており、こういった人手不足解消を補うためのアプリ開発は今後の成長も期待される注目度の高い分野となります。
ビジネスモデルも基本は月額課金制となっており、解約率の低いサブスク(サブスクリプション)モデルとなることから業績も拡大傾向にあります。
スパイダープラス(4192)の既存の株主の中には公開価格の1.5倍以上となれば売却可能となるベンチャーキャピタルの保有株が1,785,200株あり、公開規模もIPO想定価格(1,010円)ベースで88.7億円と東証マザーズ市場への上場としては大型となるものの、海外販売もあるため、積極的な海外投資家や機関投資家の参戦が加われば問題なく消化できる規模と考えます。
ただ最近はアフターコロナが意識され始めていることからか、資金がグロース株(成長株)からバリュー株(割安株)に流れていることが顕著に出ています。IPOは大型案件になればなるほどこういったシフトチェンジの影響を受けやすいかもしれません。下記チャートは東証マザーズ指数の日足チャートですが、2月半ばごろから急落していることからグロース株が売られているということが明らかです。直近IPOもまるっきり元気無しです。
スパイダープラス(4192)の上場日は3月30日(火)で吸収金額260億円超えのAppier Group(4180)と2社同日上場となり、資金分散の影響を素直に受ける可能性はありそうです。両社ともに海外販売があるため、昨年(2020年)末のような海外勢が強気に買い上げてくれれば初値は堅調にスタートというストーリとなるでしょうか。いずれにしても最終的にはやはり海外投資家の動向次第といった動きになりそうです。
とりあえず事業内容やビジネスモデルは完全にIPO向きと言えるので、管理人の個人的なこのスパイダープラス(4192)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで変更はありません。ただIPO株数多めではありますが、IPO主幹事は難攻不落の野村證券です。はたしてどのような結果になるでしょうかね。
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スパイダープラス(4192)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのスパイダープラス(4192)のIPO株(公募株及び売り出し株)76,452枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 64,986枚 | 85.0% |
大和証券 | 7,645枚 | 10.0% |
SBI証券 | 1,529枚 | 2.0% |
いちよし証券 | 382枚 | 0.5% |
岩井コスモ証券 | 382枚 | 0.5% |
SMBC日興証券 | 382枚 | 0.5% |
岡三証券 | 382枚 | 0.5% |
みずほ証券 | 382枚 | 0.5% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 382枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が11,467枚あります。
国内及び海外の配分割合がまだ未定なので、なんとも言えないところではありますが、万枚超えの主幹事野村證券はもちろんのこと、2番手の大和証券や3番手のSBI証券も一応1,000枚台となることからまだ可能性としてはありそうです。
あと委託幹事系もauカブコム証券と岡三オンライン証券は別として、大和コネクト証券は大和証券が7,000枚超えの持ち分があるので、それなりにまとまった株数が回ってくる可能性がありそうです。
<追記>
スパイダープラス(4192)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,010円
IPO仮条件:1,010円~1,160円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は88.7億円~101.9億円となりました。
<追記>
スパイダープラス(4192)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,500円~1,800円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。ただ個人的な評価についてはB級評価のままで変更無しで、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更無しと致します。
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