サンウェルズ(9229)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,940円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
と、その前に本日(6月7日)は6月23日(木)上場予定のウェルネス・コミュニケーションズ(9228)がIPO(新規上場)中止を発表しましたので、備忘録として記載させて頂いておきます。
これで6月23日(木)は4社同日上場から3社同日上場となりました。これはやはり喜ぶべきでしょうか^^;
サンウェルズ(9229)の上場日とIPO申込期間
サンウェルズ(9229)の上場日は2022年6月27日(月)で、イーディーピー(7794)と2社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
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このサンウェルズ(9229)のIPO申し込み期間は6月10日(金)~6月16日(木)となっており、このあたりはもうIPO申し込みラッシュ期間に突入しているため、他のIPO案件と申し込み期間が被りまくっていることから、全力参加で攻める方は資金の割り振りに注意が必要です。
サンウェルズ(9229)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
サンウェルズ(9229)のIPO想定価格は1,940円となっているため、現時点では公募価格とほぼ同値~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このサンウェルズ(9229)のIPO仮条件は明後日6月9日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
サンウェルズ(9229)の事業内容
サンウェルズ(9229)の事業内容はパーキンソン病専門の有料老人ホーム「PDハウス」を中心とした介護事業等の運営ということで、パーキンソン病などを中心とした介護施設(老人ホーム)の運営を行っています。
このサンウェルズ(9229)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
サンウェルズ(9229)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月23日)はIPO新規上場承認発表が1社だけありました。これで6月は9社目と …
サンウェルズ(9229)のブルベア要素とIPO参加スタンス
サンウェルズ(9229)の公開規模はIPO想定価格1,940円としてオーバーアロットメント含め65.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズから大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて29,350枚と比較的多くありますが、海外投資家への販売もあるため、海外人気次第では当選は困難となる可能性もあります。
そして今回もこのサンウェルズ(9229)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容に新規性は無いもののパーキンソン病に特化した専門施設(老人ホーム)としては競合も少なく成長性はありそうです。業績規模も大きく、売上収益ともに綺麗な右肩上がりで推移していることから個人投資家よりも機関投資家好みのIPO案件。株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株も無く、余計な売り圧力もありません。
ベア要素(ネガティブ材料)は公開規模がIPO想定価格(1,940円)ベースで65.4億円と中型サイズと言うよりは、今の環境ではもはや大型サイズと言えるレベル。株価もやや割高な設定となっており、上場日は6月27日(月)でイーディーピー(7794)と2社同日上場、IPOラッシュ真っ只中となることでより一層荷もたれ感を感じます。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
イーディーピー | 22.1億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
サンウェルズ | 65.4億円 | 東証グロース | 野村證券 |
とりあえず現時点での個人的なこのサンウェルズ(9229)のIPO参加スタンスもまた中立とさせて頂き、今後の株式市場、特にIPO市場の動向を見ながら慎重に決めて行きたいと思います。ただ今回は野村證券主幹事案件なのでとりあえず申し込んでおいて海外配分割合(海外人気度合い)や当落結果を見てから考えるというプランもアリでしょうかね^^;
サンウェルズ(9229)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのサンウェルズ(9229)のIPO株(公募株及び売り出し株)29,350枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 26,417枚 | 90.0% |
SMBC日興証券 | 1,468枚 | 5.0% |
東海東京証券 | 293枚 | 1.0% |
SBI証券 | 293枚 | 1.0% |
みずほ証券 | 293枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 293枚 | 1.0% |
今村証券 | 293枚 | 1.0% |
LINE証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,402枚あります。
上述の通りIPO主幹事は前受け金不要で、IPO当選後のキャンセルペナルティも無い野村證券です。皆さん考えることは同じでしょうか^^;
そして安全に行くならSMBC日興証券はスルーで、あとはネット証券中心に攻めると言うのが定石でしょうかね。さらに今回は野村證券主幹事案件ということで、LINE証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りしており、6月は特例の配分数2倍となっていることから、申し込めばそれなりに可能性はありそうです。
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サンウェルズ(9229)のIPO仮条件決定
サンウェルズ(9229)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,940円
IPO仮条件:1,770円~1,940円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は59.7億円~65.4億円となりました。
サンウェルズ(9229)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
サンウェルズ(9229)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,000円~2,200円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはIPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からのみの参加で、基本的にはスルーと致します。
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