日本システムバンク(5530)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,800円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
日本システムバンク(5530)の上場日とIPO申込期間
日本システムバンク(5530)の上場日は2023年4月14日(金)で単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる地方市場(名古屋証券取引所メイン市場)への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
この日本システムバンク(5530)のIPO申し込み期間は3月29日(水)~4月4日(火)となっており、4月のプチIPOラッシュがスタートするタイミングとなっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがありますので、資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
日本システムバンク(5530)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
日本システムバンク(5530)のIPO想定価格は1,800円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、この日本システムバンク(5530)のIPO仮条件は本日3月27日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
日本システムバンク(5530)の事業内容
日本システムバンク(5530)の事業内容はコインパーキングの運営及び駐車場機器の販売・保守、駐車場検索及び駐車料金決済サービスの提供を行う「コインパーキング事業」、オフィスビルとマンションの賃貸を行う「プロパティマネジメント事業」、工芸品の受託販売及びドローンスクールの運営を行う「その他事業」を展開しています。
この日本システムバンク(5530)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
日本システムバンク(5530)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月10日)IPO新規上場承認発表が2社あったうちのもう1社となります。 …
日本システムバンク(5530)のブルベア要素とIPO参加スタンス
日本システムバンク(5530)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,800円としてオーバーアロットメント含め3.1億円と規模的に名証メイン市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて1,500枚と少なめですが、IPO主幹事は準大手証券となる岡三証券となることや、不人気市場上場のIPO案件となることから、IPO当選の確率はやや高めとなりそうな雰囲気を感じます。
そして今回もこの日本システムバンク(5530)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては上場日が4月14日(金)で単独上場となり、公開規模もIPO想定価格(1,800円)ベースで3.1億円と地方市場(名証メイン市場)への上場としては軽量サイズとまでは行かないものの荷もたれ感を感じるほどのサイズではないという点ぐらいでしょうか。これでもかなり無理のあるポジティブ材料ですが。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては事業内容がコインパーキングの運営と地味な業態で、セクターもIPO市場では人気化しにくい不動産業、そして何より上場市場が流動性に不安のある地方市場(名証メイン市場)への上場となることですが、もはやこれだけでも十分なネガティブ材料となりそうです。
今の地合いなら何とかなりそうな気もしますが、この好地合いがいつまで続くかはわかりせん。3月31日(金)にエコム(6225)が同市場(名証メイン市場)に上場予定となっているので、その結果を見てからIPO参加不参加を決めても良いとは思いますが、個人的にはやはり地方上場案件には申し込む気にはなれないため、この日本システムバンク(5530)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーと致します。IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からは申し込みますが、仮に当選か補欠当選となった際はポイントを諦める形になると思います。
日本システムバンク(5530)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこの日本システムバンク(5530)のIPO株(公募株及び売り出し株)1,500枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
岡三証券(主幹事) | 1,350枚 | 90.0% |
SBI証券 | 75枚 | 5.0% |
益茂証券 | 30枚 | 2.0% |
アイザワ証券 | 15枚 | 1.0% |
ちばぎん証券 | 15枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 15枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が225枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる岡三証券からの申し込みは外せません。元々のIPO株数が少ないことから他平幹事は数枚レベルとなるため厳しい数字となります。
ちなみに岡三証券はIPO当選後にキャンセルした場合は今後一切IPOに申し込めなくなるという恒久的なペナルティが課せられるため注意が必要です。当選してから考えるという安易な申し込みは避けた方が賢明かと思います。
日本システムバンク(5530)のIPO仮条件決定
日本システムバンク(5530)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,800円
IPO仮条件:1,800円~1,880円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は3.1億円~3.2億円となりました。強気設定とはややビックリです。
日本システムバンク(5530)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
日本システムバンク(5530)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,700円~1,900円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾と変わらずの初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からE級評価に格下げとし、IPO参加スタンスについては引き続きIPOチャレンジポイント狙いのSBI証券からのみの申し込みと致します。
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