日本システムバンク(5530)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月10日)IPO新規上場承認発表が2社あったうちのもう1社となります。かねてより上場観測のあった企業です。

IPO新規上場承認発表1社東証2023.3.10

IPO新規上場承認発表1社名証2023.3.10

当記事は日本システムバンク(5530)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のキタムラ・ホールディングス(9349)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

日本システムバンク(5530)の上場日は2023年4月14日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる地方市場(名古屋証券取引所メイン市場)への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。

日本システムバンク(5530)のIPO(新規上場)情報

設立:1996年7月10日
業種:不動産業
事業の内容:コインパーキングの運営、駐車場機器の販売・保守

日本システムバンク(5530)IPO上場承認

上場市場名証メイン
コード5530
名称日本システムバンク
公募株数100,000株
売出し株数50,000株
オーバーアロットメント22,500株
IPO主幹事証券岡三証券
IPO引受幹事証券SBI証券
益茂証券
アイザワ証券
ちばぎん証券
あかつき証券
岡三オンライン委託幹事決定
IPO発表日3月10日(金)
上場日4月14日(金)
仮条件決定日3月27日(月)
ブック・ビルディング期間3月29日(水)~4月4日(火)
公開価格決定日4月5日(水)
IPO申し込み期間4月6日(木)~4月11日(火)
上場時発行済株式総数1,145,144株
時価総額20.6億円
吸収金額3.1億円
想定価格1,800円(180,000円必要)

そしてこの日本システムバンク(5530)のIPO主幹事は岡三証券となっているため、グループ会社となる岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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日本システムバンク(5530)のIPO(新規上場)事業内容等

日本システムバンク(5530)はグループ会社で、日本システムバンク株式会社及び子会社3社の計4社で構成されており、コインパーキングの運営及び駐車場機器の販売・保守、駐車場検索及び駐車料金決済サービスの提供を行う「コインパーキング事業」、オフィスビルとマンションの賃貸を行う「プロパティマネジメント事業」、工芸品の受託販売及びドローンスクールの運営を行う「その他事業」を展開しています。

日本システムバンク(5530)IPO事業内容

コインパーキング事業

創業当初から「遊休不動産の有効活用」という基本理念の下、コインパーキングとして活用可能な遊休土地を持つ土地所有者に対し「コインパーキングの運営から駐車場機器の供給・メンテナンスを手掛ける駐車場管理の総合商社」として、土地所有者の要望に応じて柔軟に提案・対応をしています。

プロパティマネジメント事業

当社所有のテナントビル及びマンションを個人又は法人に賃貸しており、2023年1月末現在で14件のテナントビル等を所有しています。

その他事業

工芸品の販売事業は、当社グループ創業の地である福井県内の工芸作家から工芸品の販売を受託し、工芸品の販売は、福井県福井市の「ふくい工芸舎」にて行っています。ドローン事業は、ドローンの操縦技能を習得しようとする者に対して、ドローンを操縦するのに必要な知識と技能を教習します。

【手取金の使途】
手取概算額160,600千円については、第三者割当増資の手取概算額上限37,260千円と合わせて、新設及び既設の直営駐車場のフラップレス化のための設備資金に充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(日本システムバンクのIPO目論見書より一部抜粋)

日本システムバンク(5530)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

日本システムバンク(5530)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,800円としてオーバーアロットメント含め3.1億円と規模的に名証メイン市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて1,500枚と少なめです。

上述の通り日本システムバンク(5530)の事業内容はコインパーキングの運営、駐車場機器の販売・保守ということで、45都道府県で7,344件、132,270車室(2023年1月現在)の直営駐車場・駐輪場数及び管理受託駐車場・駐輪場数を展開しております。

日本システムバンク(5530)IPO地域別直営及び管理受託の駐車場駐輪場車室数

日本システムバンク(5530)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が1社16,400株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

事業内容はコインパーキングの運営及び駐車場機器の販売・保守と地味な業態で、セクターもIPO市場では人気化しにくい不動産業、収益にはムラがあり売上は横ばい、そして何より上場市場が流動性の乏しい地方市場(名証メイン)となっているため、単独上場の軽量案件とはいえ、やはりIPO目線で見ると大きな不安を感じます。

3月31日(金)に同市場(名証メイン)に上場予定のエコム(6225)同様に初値評価はE級評価に近いD級評価といったところになるでしょうか。ただこのエコム(6225)の上場日は3月31日(金)で、今回のこの日本システムバンク(5530)のIPO申し込み期間は3月29日(水)~4月4日(火)となるため、エコム(6225)の初値結果を見てからIPO参加スタンスを決めることができる点はまだ多少は有利になるでしょうか。

いずれにしてもよほどのキラキラ案件(IT系)でない限り地方上場案件にはあまり手を出したくないと考えていることから、管理人の個人的なこの日本システムバンク(5530)のIPO参加スタンスはおそらくスルーとなる可能性が高いです。

日本システムバンク(5530)のIPO(新規上場)業績等

日本システムバンク(5530)のIPO経営指標
日本システムバンク(5530)IPO経営指標

日本システムバンク(5530)のIPO売上高及び経常損益
日本システムバンク(5530)IPO売上高及び経常損益

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