アップコン(5075)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,280円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

アップコン(5075)の上場日とIPO申込期間

アップコン(5075)の上場日は2022年12月26日(月)で、ダイワ通信(7116)アルファパーチェス(7115)3社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる名古屋証券取引所のネクスト市場への上場で、IPO主幹事はJトラストグローバル証券(旧:エイチ・エス証券)となっております。

このアップコン(5075)のIPO申し込み期間は12月8日(木)~12月14日(水)となっており、12月IPOラッシュ自体は終盤戦に入りますが、まだIPO申し込みラッシュは真っ只中となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間が多数被っているため、資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。

アップコン(5075)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

アップコン(5075)のIPO(新規上場)初値予想

アップコン(5075)のIPO想定価格は1,280円となっているため、現時点では公募価格の0.8倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このアップコン(5075)のIPO仮条件は週明け12月6日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

アップコン(5075)の事業内容

アップコン(5075)の事業内容は土木工事業ということで、コンクリート床スラブ沈下修正工法「アップコン」による施工・施工管理、ウレタン製土壌改良材「ナテルン」による施工・施工管理及び「ナテルン」の販売、農業用水路トンネル機能回復加圧式ウレタン充填工法「FRT工法」による施工・施工管理、ウレタンを使った新技術の研究・開発などの土木工事業及び建築工事業を行っています。

アップコン(5075)IPOアップコン工法

このアップコン(5075)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

アップコン(5075)のブルベア要素とIPO参加スタンス

アップコン(5075)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,280円としてオーバーアロットメント含め3.1億円と規模的に名古屋証券取引所ネクスト市場(新興市場)への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて2,170枚と少ないため、当選確度は低めとなりそうです。

そして今回もこのアップコン(5075)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては残念ながら業績が堅調ぐらいで他は特に見当たりません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはセクターはIPO市場では人気化しにくい建設業となり、事業内容も土木工事業と派手さはありません。流動性の不安がある地方市場(名古屋証券取引所ネクスト市場)への上場で、株価設定に割安感は無く、公開規模はIPO想定価格(1,280円)ベースで3.1億円と東証ならまだしも地方市場(名古屋証券取引所ネクスト市場)となると軽量感はありません。

上場日もいよいよIPOラッシュ終盤戦となる12月26日(月)で、ダイワ通信(7116)とアルファパーチェス(7115)と3社同日上場、同日上場による資金分散の影響や埋没リスク、連日の上場劇から来る買い疲れもピークに達している頃です。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
アップコン3.1億円名証ネクストJトラストグローバル証券
ダイワ通信13.7億円東証スタンダードみずほ証券
アルファパーチェス19.5億円東証スタンダードSMBC日興証券

上記のことを加味すると、これはもスルーで良いかと考えます。よって管理人の個人的なこのアップコン(5075)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーと致します。もちろんIPOチャレンジポイント狙いという意味でSBI証券だけは申し込みます。

アップコン(5075)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのアップコン(5075)のIPO株(公募株及び売り出し株)2,170枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
Jトラストグローバル証券(主幹事1,736枚80.0%
岡三証券217枚10.0%
SBI証券87枚4.0%
東海東京証券43枚2.0%
楽天証券100%完全抽選43枚2.0%
マネックス証券100%完全抽選22枚1.0%
水戸証券22枚1.0%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が320枚あります。

積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるJトラストグローバル証券(旧:エイチ・エス証券)からの申し込みは外せません。銘柄云々を抜きで言えばIPO申し込み時の前受け金も不要なので手軽に申し込むことが可能です。その他平幹事は割り当て株数が少なく厳しい数字となっています。

アップコン(5075)のIPO仮条件決定

アップコン(5075)のIPO仮条件が決まりました。IPO募集株も公募株はそのままで売り出し株及びオーバーアロットメントが変更されています。

売り出し株:117,000株100,000株
オーバーアロットメント:32,000株30,000株

IPO想定価格:1,280円
IPO仮条件:1,160円~1,280円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定及び売り出し株の減少に伴い市場からの吸収金額は2.6億円~2.9億円となりました。

アップコン(5075)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

アップコン(5075)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,250円~1,300円

IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについてもIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券以外はスルーで変更ありません。

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