Veritas In Silico（130A）IPO（新規上場）初値予想！軽量サイズだがバイオ銘柄の初値買い資金は限定的！？

Veritas In Silico（130A）の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース（1,120円）ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団（シンジケート）の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

Veritas In Silico（130A）の上場日とIPO申込期間

Veritas In Silico（130A）の上場日は2024年2月8日（木）で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

このVeritas In Silico（130A）のIPO申し込み期間は1月24日（水）～1月30日（火）となっており、すでに他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがあるため、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

Veritas In Silico（130A）のIPO（新規上場）初値予想 第1弾

Veritas In Silico（130A）のIPO想定価格は1,120円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍～1.0倍程度の初値形成になるのではないかと、公募割れも視野に入ったかなり弱めのE級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはひとまず弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このVeritas In Silico（130A）のIPO仮条件は来週1月23日（火）に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

Veritas In Silico（130A）の事業内容

Veritas In Silico（130A）の事業内容はmRNAを標的とする低分子創薬および核酸創薬のプラットフォーム事業ということで、自社で少数のパイプラインを保有する「パイプライン型」のビジネスではなく、独自の創薬プラットフォーム「ibVIS」を活用し、複数の製薬会社と共同で創薬研究を実施する「プラットフォーム型」のビジネスを展開しています。

このVeritas In Silico（130A）の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

Veritas In Silico（130A）のブルベア要素とIPO参加スタンス

Veritas In Silico（130A）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,120円としてオーバーアロットメント含め10.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。

IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで8,000枚と多くもなく少なくもなくといったところですが、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売もあることや、IPO主幹事が大手証券（みずほ証券）となることから、IPO株の当選確率はそれほど高くはなさそうです。

そして今回もこのVeritas In Silico（130A）のブル要素（ポジティブ材料）とベア要素（ネガティブ材料）をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素（ポジティブ材料）としては募集株の内訳が売り出し株無しの公募株のみで既存株主の換金色はなく、ベンチャーキャピタル（投資ファンド）の保有株があるものの、取得単価はほとんどが1,250円と想定価格（1,120円）を上回っており、ロックアップも掛かっているため、上場時の余計な売り圧力による不安は少なめです。

業績も増収続きで収益も第8期（2023年12月期）は黒字化予想となっています。上場日は2月8日（木）で単独上場、公開規模もIPO想定価格（1,120円）ベースで10.3億円、加えて海外投資家への販売分もあるため、差し引くとさらに縮小され、需給面での不安はほぼ皆無と言えそうです。

一方、ベア要素（ネガティブ材料）としては事業内容がバイオ関連と、地合いの影響を受けやすい業態となりますが、その地合いも不透明で、バイオ銘柄は投資家のイメージも良くなく、全体的に低空飛行となっています。昨年（2023年）10月に上場したケイファーマ（4896）もバイオ関連で10億円未満の軽量サイズだったものの初値買いに入った資金は限定的で公募割れスタートとなりました。

今後の仮条件設定や海外投資家への販売割合なども気になるところですが、今のところIPO地合いが改善した様子は無く、ケイファーマ（4896）の二の舞（初値買い資金極少）となる可能性も否めないことから、管理人の個人的なこのVeritas In Silico（130A）のIPO参加スタンスはスルーとなる可能性が高いです。IPO幹事団（シンジケート）の中にはSBI証券も入っていないため、完全スルーとなりそうです。

Veritas In Silico（130A）のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのVeritas In Silico（130A）のIPO株（公募株）8,000枚のIPO引き受け幹事団（シンジケ－ト）への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

上記とは別でOA（オーバーアロットメント）分が1,200枚あります。

積極的にこのVeritas In Silico（130A）のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には店頭型証券が多く、抽選割合の多いネット証券（楽天証券、松井証券）が入っているものの、持ち分は二桁レベルしか無く、マネックス証券やauカブコム証券に至ってはIPO委託幹事（裏幹事）となるため一桁レベルとなることが予測されるため、全体的に狙うには厳しい数字となりそうです。

Veritas In Silico（130A）のIPO仮条件決定

Veritas In Silico（130A）のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格：1,120円
IPO仮条件：800円～1,000円

IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.3億円～9.2億円となりました。

Veritas In Silico（130A）のIPO（新規上場）初値予想 第2弾

Veritas In Silico（130A）の第二弾初値予想が発表されたようです。

900円～1,100円

IPO仮条件が窓開けで下ブレとなる弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについては完全スルーと致します。