VRAIN Solution(135A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,760円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
VRAIN Solution(135A)の上場日とIPO申込期間
VRAIN Solution(135A)の上場日は2024年2月22日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このVRAIN Solution(135A)のIPO申し込み期間は2月6日(火)~2月13日(火)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが無いため、申し込まれる方は資金管理などはあまり気にする必要はありませんが、申し込み忘れにはご注意下さい。
VRAIN Solution(135A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
VRAIN Solution(135A)のIPO想定価格は2,760円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはまだ希望的観測を捨てきれないため、やや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このVRAIN Solution(135A)のIPO仮条件は来週2月5日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
VRAIN Solution(135A)の事業内容
VRAIN Solution(135A)の事業内容は製造業向けAIソリューションの提供ということで、AIやIoT等の新しい技術を活用したAIシステムの販売及びDXコンサルティングにより、製造業の顧客課題を解決するため製造業の知見を顧客の製造現場に合わせたハードウェアとソフトウェアの組み合わせを提供することでDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援しています。
このVRAIN Solution(135A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
VRAIN Solution(135A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はおよそ二週間ぶりにIPO新規上場承認発表が1社ありました。「V …
VRAIN Solution(135A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
VRAIN Solution(135A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,760円としてオーバーアロットメント含め35.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて11,079枚と万枚超えで比較的多めにあり、海外投資家への販売もありませんが、IPO主幹事は大手証券(SMBC日興証券)となることから、IPO株の当選確率はそれほど高くはなさそうです。
そして今回もこのVRAIN Solution(135A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がAI(人工知能)及びコンサルからのDX支援とIPO市場では人気業態となります。業績も右肩上がりで急成長しており、設立からわずか4年弱でのスピード上場と話題性もあります。IPO空白期間の中での単独上場となる点も日程的には有利に働きそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(2,760円)ベースで35.1億円と中規模案件で株価設定も割高、公開価格の1.5倍とばれば売却可能なベンチャーキャピタルの保有株も150万株程度あり、警戒感は否めません。大手初値予想会社の見解もグロース株軟調やIPO地合いの悪化、高PERの割高感から厳しめの評価となっています。
それでも個人的にはやはり過去のAI(人工知能)関連銘柄の栄光を引きずっているため、当初の予定通りこのVRAIN Solution(135A)のIPO参加スタンスは参加で行く予定です。ただ、IPO申し込み期間は2月6日(火)~2月13日(火)で、その間にSOLIZE(5871)とVeritas In Silico(130A)が上場するため、その初値結果には注目しておきたいと思います。
VRAIN Solution(135A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのVRAIN Solution(135A)のIPO株(公募株及び売り出し株)11,079枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 10,194枚 | 92.0% |
野村證券 | 388枚 | 3.5% |
大和証券 | 111枚 | 1.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 111枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 55枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 55枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 55枚 | 0.5% |
東海東京証券 | 55枚 | 0.5% |
岩井コスモ証券 | 55枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,661枚あります。
積極的にこのVRAIN Solution(135A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には店頭型証券が多く、抽選割合の多いネット証券(マネックス証券、松井証券、楽天証券)が入っているものの、いずれも持ち分は二桁レベルしか無いため、狙うには厳しい数字となりそうです。
VRAIN Solution(135A)のIPO仮条件決定
VRAIN Solution(135A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,760円
IPO仮条件:2,790円~2,990円
IPO想定価格が窓開けで上ブレとなる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は35.5億円~38.0億円となりました。
VRAIN Solution(135A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
VRAIN Solution(135A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,500円~4,000円
IPO仮条件が窓開けで強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価からC級評価に変更致しますが、IPO参加スタンスについては参加で変更ありません。
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いつも見させていただいております。
例えば、VRAINSolutionの件です。
管理人さんの個人的評価がBからCに変更になりましたが、仮条件がアップし、初値予想も上振れしているのになぜC評価とされたのでしょうか?このあたりの理由、考えを書いていただけると、いつも参考にさせていただいている者からすると大変ありがたいのですが。
VRAINSolutionだけに関わらず、今後の物件についてもご検討願います。
よろしくお願いいたします。
こんにちは、ツーさん。
いつも参考にして下さってありがとうございます。
おっしゃる通り今回の評価格下げには疑問を感じることと思います。
これについては毎回様々な情報を加味して変更していますが、例えば今回の格下げ理由は公開価格の1.5倍で解除されるおよそ150万株のベンチャーキャピタルがあるため、いくらAI関連銘柄とはいえ、さすがにこの1.5倍の壁は厚いのではないかと思い、その他情報も踏まえた上で希望的観測も含めてるとはいえB級評価は過剰評価過ぎたかもしれないと考え直し、評価を1.5倍は超えるのは難しいと再評価した結果、C級評価に変更させて頂きました。
なるべく読者様の参考になる情報を発信したいのはやまやまなのですが、なにぶん一人で本業と合わせて行っているので、詳細まで手が届かない点もあるとご理解頂けますと幸いです。
とはいえ、少しでもグレードアップはして行きたいとはいつも考えていますので、少しづつではありますが、変化を加えて行ければと思っています。
引き続きご愛顧頂けますと幸いです。